「貴方の、そして私の夢が走っています!」ドリーム・ホース Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
貴方の、そして私の夢が走っています!
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1月9日(月)成人の日
競馬ファンとしては2023年の1本目はこれしかないと「ドリーム・ホース」を観に新宿ピカデリーへ。
イギリス・ウェールズの田舎の主婦が競走馬を生産し成功する実話ものである。
ドッグランや鳩レースで優勝の経験はあるものの競馬は素人の主婦が、興味を持って未勝利ながら血統が良い繁殖牝馬を購入して競走馬の生産に挑戦する。
後で知ったのだが、鳩レースのハトもサラブレッドと同様に血統がものを言うらしい。
野良馬(?)がいるような田舎町の人たちに少額の共同出資を持ちかけ馬主組合を結成し、生まれた仔馬は四白流星。レースに出走する愛馬の応援に組合員がバスで競馬場へ向かうのが楽しい。組合員が求めているのが、賞金ではなく胸の高鳴りと言うのが良い。
馴致もろくにしていないのに有名調教師に預かってもらえたり、平地からいつの間にか障害競走に転向?していたり、騎手が全くストーリーに絡んで来なかったりと競馬を知っていると色々不思議な事も有るが、それを置いておけばなかなか面白く観られる。
何と言っても実話だし、このドリーム号は出遅れ最後方から一気にゴボウ抜き、ミスターシービーやん!!
競馬のシーンも中々の迫力で、ラスト凱旋してからの「デライラ」の大合唱まで楽しく観られた。
イギリスの中で一番小さなウェールズに国旗や国歌があるのも初めて知った(トム・ジョーンズはウェールズ出身だそうだ)。
映画を観るのは、いつまでも勉強だ。
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