「【美しい人の営みを見るために、知らない街を独りで歩く幸せ。】」場所はいつも旅先だった NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【美しい人の営みを見るために、知らない街を独りで歩く幸せ。】
ー 松浦弥太郎氏のエッセイは、その少しスノッブな文章が時折鼻に付くも、文庫が出ると読んでいた。
そして、「暮しの手帖」の編集長になったと聞いた時に”この人は、人間や人間の生活が好きなんだ。”と勝手に思ったモノである。-
◆感想
・小林賢太郎の天鵞絨の様な声に誘われるように、サンフランシスコ、スリランカのシギリア(ここは、行った事がない。)、仏蘭西のマルセイユ、台北の台南と場所は移って行く。
・このドキュメンタリーで映されるのは、その町で生きる人々の姿である。そして、その姿を見ながら、小林賢太郎のナレーションが流れる。
心地よい時が流れていく。
<今作は、心地よい旅のドキュメンタリーである。それと共に、コロナ渦前まで春、夏、冬の大型連休に一週間ほど、京都に旅していた自分のスタイルとやや似ているな、と思った作品である。
劇中でも述べられるが、旅は独りが良い。
そして、出来るだけ予定を組まずに、行き当たりばったりで、旅をしたいモノである。
(但し、京都で酒を呑みながら美味い物を食べようと思ったら、予約は必須である。)
コロナ禍が”完全に”終息したら、京都以外のミニシアターを訪れる旅を考えている。>
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