「嵐という2010年代日本エンタメの最高峰の伝記映画」ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories” かほたろうさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0嵐という2010年代日本エンタメの最高峰の伝記映画

2021年11月15日
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ドルビーシネマで鑑賞。

嵐という2000年代後半から2010年台後半の日本エンタメ界のトップランナーの伝記映画だった。

嵐が5人でいる時の独特の一体感が大好きだ。

そんな私は、ライブに足を運んでいた頃の興奮が蘇ってとても楽しい2時間半だった。

大野くんの歌のうまさ、スワロフスキーの豪華さ、観客の地鳴りのような歓声は、ドルビーシネマで見たことでより感じられたように思う。

このライブ収録の翌月から襲いかかる未曾有のコロナで世界のエンタメの形も大きく変わった。

そして嵐も活動休止した。

今やデジタル配信が加速し、エンタメ業界の縮図も変貌した。日本ではBTSや韓国式オーディション発アイドルがジャニーズを上回る勢いの人気を見せつつある。

寂しいが、休止した嵐の国民的人気は過去のものになるのだろう。

20年後30年後この映画を見た人はどんな感想をいだくのだろうか。

私が生まれる前に行われた「山口百恵引退コンサート」を映像で初めて見た時の衝撃と同じような衝撃を感じるのだろうか。

後世の評価が楽しみである映画だ。

かほたろう