「一定のリアルがあってよかった」ファザーフッド ちかさんの映画レビュー(感想・評価)
一定のリアルがあってよかった
最後含め、現実ではそうはならんだろ、という展開はあったものの。
もちろんそこはフィクションとわかって観れば最後まで面白かった。
本来初めての子供を育てる苦労や葛藤について男女に差は無いはずであるが、
奥さんがいたらもっとうまくやるだろうにというセリフや、仕事と子育ての両立は難しいという表現からは
欧米映画であってもまだ子育ての男女役割を感じさせた。
とはいえ、その差を感じさせない表現を努めてすべき、ということではなく、そのような現実を映しているのであれば、それを1つの文化として受け止めるまでである。
特にそこがメッセージとなる映画ではないが、ふーん、という程度の学びがあった。
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