ジャズ・ロフトのレビュー・感想・評価
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白人社会にもJAZZが!
フィル・ウッズ♥
コンサートへ行った事がある。
途中、ズート・シムズを褒めちぎる場面があるが、彼は『New Beat Bossa Nova』と言うボサノヴァとジャズを融合した音楽を始めてやった人。オジキのレコードで聞いた事あったが、僕は好きになれなかった。
もっとも、ボサノヴァと言えば『アストラッド・ジルベルト』の『イパネマの娘』で演奏が『スタン・ゲッツ』で、JAZZとボサノヴァは既に融合している。
そして、『セロニアス・モンク』の『リトルルーティトゥーティー』ビッパップの真っ只中で、モンクの凄いのは、なんかフリー・ジャズみたいな所。『バド・パウエル』の『クレオパトラの夢』とかも好きだったが、やっぱりこのモールス信号見たいなビアノ奏法が僕は好きだな。
『Don Pullen』『Mal Waldron』みんなモンク先生の門下みたいな方々。もう、誰もいないけどね。
最後の方で『ロニー・フリー』と言うベイシストがチャーリー・ミンガスと言っていた。やっぱり、白人だ。『チャールズ・ミンガス』と言わないと『Mingusさん』は怒ったらしい。因みに僕は『チャールズ・ミンガス』のサイン♥を持って入るよ。
で、この映画はなんの映画?
ユージン・スミスって戦場カメラマンと水俣のカメラマンでしょ。こんな事もやっていたんだ。偉いね。
でも、つくづく思うのは、音楽って録音しないと、その場で消えて無くなる芸術だよね。だとすると、写真って割りと安易で手軽に出来るよね。訂正♥怒られて消されるかも知れない。録音機が出来て、今は差はなくなったのだ。
兎も角、『写真で音楽を撮る』なんと難しい事だと感じた。
僕もSON●のオープンデッキレコーダーを持っていた。貧乏人だけど、そう言った物は親父が勝手に買って来た。勿論、モノラル。『ファー・イースト・ネットワーク』のアメリカの音楽をラジオから録音していた。親父に『そんな鬼畜米英な曲は不良が聞くんだ』って怒られた。よく言うよ。自分だって『グレン・ミラー』じゃないか!
N.Y.の六番街のロフトの物語
映画MINAMATAの主人公でもある写真家ユージーン・スミス
N.Y.の六番街のロフトに夜な夜なジャズミュージシャンが集まり
セッションをしていたようだ
その様子をユージーンが私財を投じて録音機器やマイクを買い
録音していたらしい
作中ではそういった物の一部が流されてるようだ
このロフトには著名なジャズミュージシャンも顔を出してたようで
ズート・シムズ、セロニアス・モンクといった大物の名前も出てくる
が、如何せんフィルムが残ってるわけでないのでそこは残念
あまり臨場感を味わえない作りになっていた
私の世代は旅行者の人(風来坊的な)がよく居たし
アムステルダムなどではオキュパ(不法占拠されたビルなど)などが
クラブ音楽の制作に影響を与えていたんじゃないかと思われる
そうやってお金も行く場所もないミュージシャンに場所を与えることで
羽ばたいて行けた人もいたのかもしれないよね
こうゆうスペースって芸術活動にはとても重要だよね
なかなかそうゆう場所ないし維持も難しい
そんなかけがえのなかった場所の記憶を辿る物語でした
なので映画的には音楽知らないと面白い部分ないだろうね
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