囚人ディリ

劇場公開日:

囚人ディリ

解説

警察と麻薬組織の抗争に巻き込まれた男の一夜の戦いを描いたインド製アクション。大量の麻薬を押収された犯罪組織が警察に報復の罠を仕掛けた。郊外にある警察のゲストハウスで開かれた署長の退任パーティで、内通者が飲み物に薬を盛り、それを飲んだ警官たちが次々と倒れたのだ。特殊部隊の隊長ビジョイだけが難を逃れるが、昏睡状態の数十人の警官を助けるには、5時間以内に治療を受けさせなければならない。そして、そのためには80キロ先の市街地の病院へ向けて大型トラックを運転し、昏睡した者たちを運ばなければならなかった。その難題をこなせるのは、たまたまその場に拘留されていた謎の男ディリだけだった。10年の服役を終えて出所したばかりのディリは、ビジョイとともに猛追する敵の攻撃をかわしながらトラックで病院を目指すが……。ほぼ全編が夜間のシーンで、インド映画おなじみの歌や踊りもなく、極限状態に置かれた男たちの確執と絆のドラマを盛り込みながら息詰まる攻防を描いた。

2019年製作/145分/PG12/インド
原題または英題:Kaithi
配給:SPACEBOX
劇場公開日:2021年11月19日

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(C)Dream Warrior Pictures, (C)Vivekananda Pictures

映画レビュー

4.0最初っから最後までクライマックスしかなくて景気が良い

2021年11月30日
PCから投稿

『リオ・ブラボー』『要塞警察』『マッドマックス』に『インファナル・アフェア』など、似たプロットを持つ映画はいくつも浮かんでくるのだが、それら全部を足して、なおかつテンションで上回ってくるというのがただごとではない。

犯罪組織と警察の全面対決、巻き込まれた元囚人、一刻を争う病院への移送、包囲された警察署と、署内に残された凶悪犯とのんきな大学生たち。いったいいくつのプロットが同時進行してるのかも把握できなくなるが、とにかく勢いが削がれることがないのでたちまち惹き込まれてしまう。

どこかで見たことがある既視感を、圧倒的なパワーとノリで上書きしてくるインド映画ならではの豪腕に、もはやひれ伏すしかない快作。

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村山章

4.5インド映画ならではの論理性を無視した展開!気分爽快になれる映画

2024年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

バーフバリなんかもそうなんですけどインド映画って論理的思考で見ちゃダメなんですよね。敵に腹をナイフで刺されても車に轢かれてもそこから立ち上がって何十人も倒し続けるなんて無理ですからね。「無理無理、それ絶対無理だから」って分析しないで、ただひたすら痛快豪快なアクションを楽しむのがインド映画。お祭りみたいな感じかな?ちなみにインド人は映画館で黙って映画を見るのではなく、立って叫んで大騒ぎしながら見るんですよね。日本だったら即出入り禁止!なスタイルで鑑賞するのがインド式。だから映画もそれに相応しい内容になるんだと思います。

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Kaz

5.0歌と踊りがないインド映画

2023年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

久しぶりのインド映画で楽しみにしてました。ただ、インド映画は当たりとハズレの差が激しいのでどっちに振れるのか、多少ビビりながら。
出所したばかりのディリ。髭面で怪しそうだからという理由で逮捕され、警察署に連行される途中、警察官のパーティーに連れて行かれますが、手錠をはめられたままパトカーに置いて置かれて事件に巻き込まれていく、という流れです。 色んな意味でインド社会のあれこれが分かります。

さて、この囚人ディリですが、バーフバリと立場が逆さまなんですよね。簡単に言うと。で、共通点は無敵なんです。なんで、無敵なのか、そして、このディリを恐れる偉い?人がいたり、そもそも災難に巻き込まれて刑務所にいたようですが、その背景が曖昧だったりと、あれ?これは続編あるのか?もし続編するなら「囚人」はどうすんだ?そもそも、今回も厳密には「囚人」じゃないと思うがのお、、、などとワクワクしているうちに映画が終わってました。

アクションは、インド映画のお約束、定石、様式美で溢れていて安心しました。 音楽も良かったです。歌と踊りがなくでもインド映画でした。

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zem_movie_review

3.5ディリがタフすぎて、やべー。

2022年6月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

単純

興奮

『囚人ディリ』鑑賞。

*主演*
カールティ

*感想*
インド映画といえば、歌にダンスが付き物ですが、この作品はほとんどありません。歌は、少しだけありましたが、ダンスは一切ありません。そして、ほとんどが夜が設定なので、ずっと暗いです。

警察が大量の麻薬を取り押さえたことがきっかけとなり、犯罪組織がその報復として、警察の退任パーティーで、内通者が飲み物に毒を仕込み、数人の警察官がそれを飲んでしまい、昏睡状態に!
生き残った隊長と、偶然居合わせた囚人ディリが娘に会うことを条件に、警察官を助ける為に5時間以内に大型トラックで病院まで運ばなければならず、その道中、犯罪組織からの激しい攻撃を避けながら奮闘するアクション映画です。

アクションは、激しい!ディリがとにかくタフ!めちゃめちゃボコられても、刺されても、なんでこんなに動けるのか、不思議でした! 全ては娘に会う為に何度も立ち上がる姿がカッコ良かったですね。

犯罪組織の登場人物が多すぎる気がしましたが、警察官との攻防が豪快で、巻き込まれた大学生がちょっと不憫でした。。あの、ナポレオンの警察官がちょっと可愛かったw

カーアクションも良かったです。

総じて、ストーリーは捻りがあって面白かったけど、長かったな~w

まぁまぁ面白かったです。(^^)

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ひろっぴ