モンタナの目撃者のレビュー・感想・評価
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アンジーの母性愛が伝わってきた…
「全く情報なしで」
抑えた母性の素晴らしさ
「ボーダーライン」シリーズと「ウインドリバー」の人か!終わってから気が付きました。大好きなのにね(苦笑)。
久々のアンジー、良かった。拗らせ気味の独身女性の、表に出づらい母性愛みたいなものをヒシヒシと感じて、ただただ感心しきりでございました。
旨味に繋がる贅肉を削ぎ落とした脚本や演出は調理を間違えると、酷い事になりかねないのですが、流石の手腕でございました。善悪ではなくプロとアマという構図の展開は様式美の様なものがあって堪りませんね。相手側が終盤雑になってしまうのを除けば、ですけれども(それがなきゃ抜群でした)。
アンジーが八面六臂の活躍をする映画ではナイけれども、それがまた良いシンプルな作品でした。
なんだかんだ言っても
アンジーをたっぷり観られて、話のスケール以上に派手な山火事も観られたので映画料金分は元が取れたかなって思いました。
期待はしてなかったのが良かったのかな。
前知識が無かったため肩透かしを食らったのが、タイトルでもある「目撃者」を巡るエピソードの扱い。
事件の中身云々ではなく、子どもを追われる身としてアンジーに引き合わせるための舞台立てなんですね。
全体的に、要素のほとんど(夫婦の小さなサブストーリー以外)がアンジー演じる主人公のトラウマ克服話に向かうための書き割りです。
なので画面で起こっている惨事の割に、後味はかなり軽いです。
悪役チームが終始2人っきりというのは予算の都合かな。その安っぽさが良い意味でB級の証ですね。
しかし、この悪役がほんとうにアホなんですよ。確認不足で子供に逃げられたり、アンジーにとどめを刺さずに返り討ちとか。
ホームアローンの泥棒コンビを思い出しました。
冷酷な追跡者の割に終始ドジをし続けるので、あのニコラスホルトが演じていることも相まって、どこか憎めない感じ。
他は、パラシュートを活かして欲しかったのと、意味ありげな馬描写が気になったかな。(そういえば、妊婦さんが乗ってた馬は火事から逃げ切れたのかな…)
全体的に良い意味で「毒にも薬にもならない」を体現したような作品。
タイトな尺も作品に見合ってますので、空き時間にちょろっと観れる映画としては嫌いにはなれないですね。
これもタイトルがピンとこないし
しかし悪い、2人組やな。
いきなり関係無い人、バンバン殺すし。
森林消防隊員の話がメインかと思っていたが、そっちはサブでメインは殺し屋に狙われる親子の話なのね。
【以下ネタバレ注意】
しかし、森林火災。そんな急に襲ってくるかいな?
そしてそして一番納得できないのは、水中に逃れてから、すぐに?あたり一体消火されるかな?
せめて、ヘボだけど、雨降らして欲しいわ。
シェリフも殺しちゃいかんでしょ。
後味わる。
いつもの重厚さなどがなかった
サバイバルスクールを侮るな
山火事×殺し屋
散漫で不可解なシナリオ
アンジェリーナ・ジョリー
2000年代からハリウッドを中心に活躍し始め
トゥーム・レイダーのララ役で知名度を一気に高め
社会貢献活動も含め活躍し続けているトップスター
個人的には2000年「60セカンズ」のスウェイ役で
知りました
今作はそんなアンジーを
かつて自身の判断ミス(と本人は思っている)
子供を救えなかったトラウマを抱えた
モンタナの山岳消防士に配し
ふと森に迷い込んだ暗殺者に追われる子供を
今度こそと助けるストーリー
で感想としては
山火事パートと暗殺者との対峙パートが
あんまりかみ合っておらず
無理やりくっつけた感じでテンポが悪く
ちょっと理解に苦しむ展開が多かったです
暗殺者から必死に逃げる少年コナーと
トラウマを抱えたモンタナの山岳消防士ハンナを
平行して描く冒頭
コナーの父はモンタナの親戚の元を
頼りますが暗殺者に先回りされ
父は殺され証拠を持って逃げる際中
ハンナと遭遇します
ここでようやく一緒になるのですが
なんか絡め方がおかしくなってきます
暗殺者二人はその親戚宅に先回りして
妊婦の妻を脅すのですが逆にやり返され
大やけどを負わされ逃げられます
暗号で呼び出した旦那の警官イーサンは
全く無警戒にパトカーを降りてきて
あっさり丸腰にされコナーを探せと
脅されます
なんだこれ?
この世のどこに6か月の妊婦に
アクションさせろと言う人がいるのでしょうか
また武装した2人の殺し屋を撃退できる腕前
完全に主人公級の無敵さを発揮され
唖然とします
その理由も特に説明なし
ネットで「サバイバル教官だからだろ」
と言われましたがそれはアウトドアの
ライフハックなど中心の技術であって
殺し屋も撃退できる能力ととらえるのは
無理があります
じゃあボーイスカウトでも強いんか
これらは主人公補正ならわかりますが
主人公のハンナはロープで手がこすれて
手をすりむいたり
落雷を避けて走るようコナーに指示して
落雷を受けてまた負傷など全然関係ない
とこでケガしていきます
なんだこれ?
殺し屋二人も容赦なく殺しまわって
おきながら妊婦になると急に躊躇し
丸腰にしたイーサンに父親になれなく
なるぞとコナーをあてもなく捜索させます
これがまたマヌケにしか見えません
イーサンは殺し屋に加担したくないから
自分を殺せとまくしたてますがそれもしません
今更なんだこいつらって感じです
この殺し屋たちも応援を呼んでもらえず
不満があるような描写もあるのですが
色々くっつけすぎてこういうシーンが
全部時間の無駄になって後半の
バタバタ展開にみんな響いています
妊婦が殺し屋相手にそれぞれ弾が切れた
ボルトアクションライフルと自動小銃の
リロード合戦で勝ってしまうなど
ポカーンでした
かたやイーサンは丸腰のまま撃たれて
最後はありゃたぶん死んでいるでしょう
警官と言うキャラクターが
全く活きてません
あんまりポリコレだどうだ
言いたくないですがこうした不可解な
展開が平気で起こっている最近の洋画
だんだん興味が失せてきます
リアルな
追っ手の極悪非道ぶりが・・・
山林火災から子供を連れて脱出する半パニック映画かと思っていたら、火災の方はおまけ程度で、父親からのノートを持った子供を追う殺人者から逃げるのがメインの、女レンジャーキャプテンのサバイバル映画。
まあ、その殺人者の極悪・冷酷非道ぶりが凄い。で、開始早々のいきなりのあれで椅子から飛び上がったのは、私だけじゃないよね。また妊婦に向かって焼きごてで迫るし。運転手はそこを通ったというそれだけで殺される。こわっ。久々の大悪人。それに立ち向かう、キャプテンの八面六臂の大活躍。んで、もうすぐそこに犯人が迫ってきた時には彼女が食い止めるためにここからは一人で逃げろと言われたのに、それに反して犯人と対峙する子供。保安官は自分は死んででも家族・親類は守り抜こうとするし。保安官妻だって犯人を追いながら夫を探しに馬に。全員が生きて報われてたら良かったのになぁ。「急がなくていいわ」にグッときてしまった。でも、観終わったあとはスカッとして、面白い映画だったなぁと思い出しながら、映画館を出ることに。あまり話題になってないみたいだけど、大画面で観て良い映画だと思う。
ところで、子供は殺人の目撃者だったからというより、秘密を知った父親の家族だったからで、フロリダの時点から追われまくられているので、日本語の題名は間違っているよ。
テイラー・シェリダンの書くアメリカ
ボーダーライン・シリーズではアリゾナ州メキシコ国境付近と不法移民、麻薬問題。
またウィンド・リバーではワイオミング州の山深く、極寒の土地にあるインディアン居留地、要するにネイティブアメリカンが追いやられた土地。
今回の舞台であるモンタナ州は雷の発生しやすい天気と、いわゆる「熱波」といわれる猛暑が続き、これらも影響して山火事が非常に多い地域です。
いずれの土地も住民は多くなく、彼の映画を知っていると、まだ何も起きていなくても「そこはかとない不穏さ」を感じます。
そして、今回も裏切ることなく容赦のない殺人が行われます。さらに、そこに追い打ちをかける山火事の炎が「サバイバル性」に拍車をかけます。
ただ、期待しすぎると「(前の作品に比べて)超えてくるものがない」というのが正直な感想です。
むしろ、シェリダン初心者には、不法移民や麻薬、或いはネイティブアメリカンといった背景ほど込み入ってない分、比較的観易い作品ではないかと思います。
アンジーはカッコいいおばちゃんでいてくれて安心しました とてもいい映画
モンタナって州があることすらも知らなかったオイラ。もんた&ブラザーズやサンタナなら知ってる。アメリカの北西の端のほうの州。緯度も高い。冒頭、爆破された家はフロリダ州じゃなかったか?訴訟会計士なんてレアな職業。公認会計士?パパは真面目な正義の人だった。正しいことをしているのに何で逃げなきゃいけないの? コニーを学校に送るのを急遽止めて、逃走する。嫌な予感に焦りまくるパパ。信頼できる友人しか頼れる人間はいない困難な状況。 アメリカ大陸を対角線で走ったとしてもすごい距離。ワーゲンの青のワゴン。
コナー役の坊やがかわいいくて、可哀想で、それだけでもウルウルなのに、
「おばちゃんのほうこそ、悲しそうだよ」
「おばちゃんは信用して大丈夫な人なの?」
「おばちゃん、三食これ食べてるの?だから、痩せてるんだ。」
「明日から僕はどうすればいいの?」
大丈夫、アンジーはお金持ちだから、きっと養子にしてくれるよと、まじでこころのなかでつぶやいているオレ。
バカだな~
森林警備隊の消防士のアンジー。風の読み間違いで、自分の息子3人も山火事で失って、まだほんの一年。
「キャンプファィヤーは十代の女の子にはマタタビものよ。チアリーダーとディープキスできるわよ。」マイム・マイムか?オクラホマ・ミクサーか?コナーにこの励ましは効いたかどうかはわからなかったけど、オイラもピンと来なかった。
アンジーはマレフィセント以来で、顔がよく見れたのはいつ以来か。
とにかく、カッコいいおばちゃんでいてくれて、安心しました。
強くて、かっこよくて、美しい。それに哀愁もある。
ジョン・バーサル(イーサン)は絶命していたんでしょうね。
「急がなくていいわ」
妊婦さんも強くて、美しかった。最近、黒人の綺麗な人にきゅんとなりがち。
いい映画だったな~
照準器つきの猟銃とピッケル⛏️を日常装備しなくてはと思いました。馬も飼わなきゃ。あの馬、美しかったですね~
誰のために死ねるのか?
二つのオープニング
暗殺者と森林消防隊のハンナそれぞれのオープニングが、雷鳴轟く中で、恐るべき勢いで重なっていった。
少年たちを救えなかった山火事の炎の記憶で始まり、殺人者の企みによる山火事の炎の嵐で幕を閉じたノンストップのサバイバル。
本当にほんの1秒たりとも、スクリーンから目が離せませんでした。
残虐非道!
序盤のガス大爆発には、マジでケツが浮きました。暗殺者のジャックとパトリックは、もし仕事が殺しでなかったら知力・観察力・胆力など経験値の高い優秀な人材。この二人の憎むべき演技があったから、そこから逃れる者のサバイバルや勇気に対して、必死に感情移入してしまった。
彼らは通りがかりの車の女性をためらわず撃ったり、怯える子供や母親の気持ちが揺れるフレーズを投げかけたり、呆れるほどの冷酷無比。
生きる理由と死ねる理由
そしてこの暗殺者のお陰で、結局、誰のためならば命を投げ出せるのかについて、改めて考えさせられることになりました。
斜面を滑落した車の中で、父親が息子を突き放して、脱出を指示した後、自らは暗殺者の銃弾を、背後から山ほど浴びて横死する。
少年も女性隊員のために、姿を見せて後ろを向いた。ほぼ死に直面した切ないシーンばかり。
普通なら有り得ぬような状況を現出して、究極の問いかけが出来るのも、映画の力ですね。
母は死ねない!
妊婦のアリソンがビンを逆さまに握って、ヒットマンの顔を焼いた瞬間、思わず心中で喝采。彼女は、ライフルの扱いも研ぎ澄まされた感じで、明らかな殺意が迫力ありました。命を守るための殺意。
山火事が通過した後、防護マスクをしたまま夫は絶命していた。一瞬、二人とも助かる展開かと思ったから、悲哀感が増しました。
ハンナを含めてアクションにはリアルの迫力があり、皆の外傷が火災の高熱を浴びて、ひりついていた。
アンジェリーナ・ジョリーの鬱血してむくんだ顔と、彼女に泣きながら頷く少年の顔が、しばらく頭から離れそうにないです。
野💩する男とは寝ない
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