「【"スリリング&サスペンスフルなサバイバルアクションムービー。"モンタナのサバイバルスキルが凄すぎる人達が巨悪に屈せずに行った"尊崇な行為"を描いた作品でもある。】」モンタナの目撃者 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"スリリング&サスペンスフルなサバイバルアクションムービー。"モンタナのサバイバルスキルが凄すぎる人達が巨悪に屈せずに行った"尊崇な行為"を描いた作品でもある。】
- テイラー・シェリダン監督は何時でも、ハイレベルの作品を届けてくれる。
自然の脅威と、人間の脅威を見事にミックスさせた作品を・・。-
◆感想
・冒頭の「オンリー・ザ・ブレイブ」を容易に想起させる苛烈な森林火災シーン。
- そこでは、森林消防隊員ハンナ(アンジェリーナ・ジョリー)が、風向きを読み間違うという判断ミスにより起きてしまった事が描かれ、彼女自身その事がトラウマになっている。
このシーンを絡めた哀しき想い出に苦しむハンナと巨悪の秘密を亡き父から託されたコナー少年の邂逅が、絶妙である。
ハンナは助けられなかった3人の男の子達とコナー少年をダブらせたのであろう。
今度こそ、私が助けると・・。-
・モンタナで生きるサバイバルスクールを営む保安官のイーサン&妊娠6ヵ月のアリソン夫婦が、殺し屋達(エイダン・ギレン&まさかのニコラス・ホルト・・)と対峙するシーンの数々も、手に汗握る。
- 流石、サバイバルスクールを経営している夫婦(夫を演じるジョン・バーンサルが良い。「ウィンド・リバー」を思い出す。妊娠6ヵ月ながら、果敢に戦うアリソンを演じるメディナ・センゴアも・・)だけあるなあ。友を殺したプロ相手に屈せずに、人間としての”尊厳”を守ろうとする姿が、沁みる。-
・殺し屋により人為的に起こされた森林火災。
そして、火災に乗じてコナー少年を追って来る殺し屋達。
ハラハラドキドキ。
雷までもが逃げるハンナとコナーを苦しめる。
- 自然の脅威と人間の脅威の描き方のマッチング度が、コレマタ「ウィンド・リバー」を彷彿とさせる。(こちらは、炎。彼の作は酷寒の地が舞台であるが。)-
・炎が迫り来る中、ニコラス・ホルト演じる殺し屋と、ハンナの一騎打ち。
そして、コナー少年がハンナに”貴女を信じて良い?”と、森林火災を発見するための櫓の上で交わした誓いを信じ、起こした勇気ある行動。
ー ハンナの渾身の斧攻撃。アンジェリーナ・ジョリーは、ヤッパリ武器を持って戦うが似合うなあ・・。そして、間一髪、二人はクリークに飛び込み・・。ハラハラするなあ・・。ー
□今作では、テイラー・シェリダン監督が敢えて”巨悪”は何であったかを、描かない所も良い。
(観る側の想像を掻き立てる・・。何となく、序盤の会話で想像つくけれどね。)
<テイラー・シェリダン監督は、過酷な自然を背景にした苛烈でスリリングなアクションを描いた作品を数々製作してきたが、今作品も期待を裏切らない出来映えである。
ハンナとコナー少年は、同じ様な悲しき経験をした者として、一緒に新たな生活を始めて欲しいなあ、と思ってしまった作品でもある。>
こんにちは
たくさん共感ありがとうございます。
自然災害、「山火事」の追ってくる火の速さが驚異的で
「オンリー・ザ・ブレイブ」同様に怖さが迫って来ました。
遅くなってすみません。
(ちょっとホテルにお泊まりに行って行ってました)
NOBUさん、コメントありがとうございます😊
実はシェリダン監督作品を観るのは今回が初めてだったのですが、やはり名匠/名脚本家として名高いだけあって、しっかりとした作品を作り上げているなぁ〜、と感心しました!
自然の脅威は凄まじいですね〜。あのスピードで炎が迫ってきたら、もうどうしようもありませんね…🏃♂️🔥