「過去は変えられないけど、未来は変えられる❗️」前科者 アローさんの映画レビュー(感想・評価)
過去は変えられないけど、未来は変えられる❗️
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久々の骨太邦画サスペンス。見応えありました。ドラマ見てないので、少し心配したけど全然問題なし。映画単体で成立してるストーリー。
兎にも角にも、有村架純の演技に引き込まれてあっという間に終わってしまった。「花束」を超えてきた感じ。過去にトラウマを抱えながら、保護司になった阿川(有村架純)。殺人を犯した工藤(森田剛)。刑事になった滝本(磯村勇斗)。この3人がこの作品の要。連続殺人が起こるなか、それぞれの過去と現在が交差する。阿川の保護司として一切ブレない芯の強さと人間くさい部分を演じ分けた有村架純は秀逸。同情したくなるほどひどい育ち方をしてきて、殺人を犯し前科者になった工藤を演じた森田剛もセリフは少ないが暗いオーラを背負った演技が圧巻。こういう役向いてるのかな。「ヒメアノ〜ル」からかなり役者として進化してると思う。刑事の滝本を演じた磯村勇斗も申し分ない存在感。工藤が出所して食べた吉野家の牛丼。阿川が出してくれた牛丼。工藤が死んだ母親と食べた思い出のラーメン。工藤の母親が殺される時に作ってたラーメン。そして、ラストシーンで阿川が工藤に言ったセリフ「ラーメン食べに行きましょう」。更生と食べ物は深い関係性があることを匂わす作品でした。
追記:ロケのコンビニはお馴染み「モンマートまつやま」。よく出ますね〜
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