「保護司という仕事」前科者 ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
保護司という仕事
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保護司の視点を元に犯罪者に寄り添う人それぞれの想いの中で繰り広げられる人間ドラマ。
人それぞれ触れられたくない暗部や恥部を持っている中で、刑期を終えようとしてる仮釈放の受刑者と保護司との距離感はとても難しく思う。
受刑者だからといってその部分を全て曝け出しているわけではなく、また人を信用したからこそ起こった犯罪もあり、裏切られることが多い日常の中でキズを見せ合うことの恐怖心はどんな関係性においても計り知れない。
保護司の眼を通して描くこの作品、殺人事件という大きな問題に突き抜けず、社会における彼らの現状、それに向き合う保護司との関係をもう少し浮き彫りにして欲しかったです。
映画なのでどうしても盛り上げる点を挟みたくなる点は解るんですが。
あと少し気になったのは主人公のトラウマを含め描いてるんだけど、どの様に相手と接するのかってことに自問自答を繰り返す彼女だけど、コンビニのバイト中の接客には少し違和感を覚えました。
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