劇場公開日 2022年1月28日

「有村架純を観たさに鑑賞したのはいいが。。」前科者 菜野 灯さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0有村架純を観たさに鑑賞したのはいいが。。

2022年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

有村架純を観たさに鑑賞。なので、映画の中身自体は正直、期待していなかった。レビュー高めなのが多いが、脚本編集で、一般人を殺す場面が突発すぎるのが多くてそこまで表現する必要ある!?ってのが多いのは残念。そこはもう少しオブラートに包んでほしかった。最後の弟のクライマックスの場面はそこまで表現してもいいとは思うけれど、一般人の殺しの場面は暴力的すぎる感あり。

保護司って無給なのにそこまでやっている主人公は、それなりの動機となる体験があるのがわかる。逆にそこまでの体験がなければ、保護司になるひといるの!?ってくらいハードで危険な仕事だと思う。若い女性が独り暮らしの部屋に無防備に入れているけれど、現実には危険すぎると思います。なので脚本はもう少し現実感あるように工夫して、もう少し淡々としたものであってもよかったと思いますね(冒頭に言いました殺しの場面しかり)。

有村架純と森田剛の演技は入りこめててよかったし、特に森田剛は抑えた演技(これがとても難しいように思うのだが)が冴えている、似合っているというのが感心させられたところ。

あと、前の席に座っていたおばちゃん2人が、俳優や女優のことを幕の前後であれこれ話しして、今度〇○チェックしとこっとか。幕前後といえど、地声で話すのはやめてほしかったが(スクリーン場内に入ればせめてもう少し抑えた声量にしてほしい)。とはいえ、わたしもああいう映画の細部をあれこれと話せる友達や知り合いがリアルいればもっと映画たのしいだろうなと思えた。

菜野 灯