劇場公開日 2022年1月28日

「観た人の心に残る映画であって欲しい...」前科者 ミネルバ250さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0観た人の心に残る映画であって欲しい...

2022年1月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

WOWOWでドラマ番を観て、公開2日目の公開記念舞台挨拶中継の回を観ました。

ドラマ版からは佳代が保護司として最初に担当した保護対象者斉藤みどり(石橋静河)が続投、すっかり更生して今では佳代の心の支えになっている。
全体を通してとても重たいストーリーです。これほどサスペンス感がある作品になっているとは予想外でした。
今回の映画では、ドラマ版ではハッキリと表現されなかった佳代が保護司を志すエピソードが映像化され佳代と滝本との悲しい過去が明らかにされます。

この映画は、劇中飛び交う台詞がとても良かった。公園、ラーメン屋、駐車場、その中でも特に最後の病室での佳代の台詞は心に刺さります。岸監督は、この映画にはモンスターが多く出演していたと言っていましたが、まさにその通りです。有村架純さん、森田剛さんはじめ俳優の方々が素晴らしい演技で観ている人が劇中に引きずり込まれるような感覚です。

舞台挨拶で、有村架純さんが、この映画は観た人の心に残る映画であって欲しい...と言って いましたが、その通りの素晴らしい作品になっています。

ミネルバ250