「邦題で損している」人肉村 運だぜ!アートさんの映画レビュー(感想・評価)
邦題で損している
他の方も書いていますが、邦題もったいないです。「損している」と思います。この放題では映画を見ようと思う人が半減してしまいます。超ストレートすぎて、繊細な子供や女性は観る気持ちになれません。しかしながら映画の制作はとてもしっかりとされています。脚本も練り込んでいると思います。撮影技術もとても繊細な雰囲気を醸し出しています。特に森の中の揺らめく光をうまくとらえていました。また残虐なシーンが繰り広げられる倉庫の中も、逃げ出すことが出来ない狭さを恐怖にうまく変換していたと思います。そして人間を殺戮したり、切り刻む場面も、直接的には見せず、狂気を振り上げて振り下ろす、その際顔面のアップだけに留めたりするのは非常にうまい演出だと思いました。若者4人が命を落とします。私の予想では最後の最後に2人の若者がシリアルキラーをやっつけると言うものでしたが、そうなりませんでした。予定調和を覆した結果には驚きました。そして満足しました。ちなみに現在のブッチャーと言うのは、アメリカ人の両親が子供が悪いことをした時に、「そんなことしてるとブッチャーが来るよ」と大人しくさせるツールらしい。日本中で言えば「お岩さんが来るよ」かな。古いけど。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
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