劇場公開日 2021年7月17日

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「牛の怒りより人の怒り、後半のカオスは前半の退屈を超えられず」ジャッリカットゥ 牛の怒り たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5牛の怒りより人の怒り、後半のカオスは前半の退屈を超えられず

2021年8月18日
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鑑賞方法:映画館

単純

興奮

寝られる

ノレなかった…。倫理観飛ばされる前に意識が飛びそうになっちゃった。前半のダラッとした空気に飲まれて結局…って感じ。

一応主役のようなヤツとその周辺のゴタゴタがあって、そいつが逃しちゃった…みたいな所から始まる。牛の命を頂くってこういうこと、という生肉が飛び交うシーンは圧巻で身が引き締まるのだが、割とプロローグは長め。ちょっとスロースターター。いざ、牛が脱走!となってもどちらかというと「お前ツケが回ったからこうなってるんだぞ」みたいな、知らんところを書いてくる。まあそれは前半だしいいとして。その他もろもろのゴタゴタもあったりして割とダルい。

なによりノレなかったのは、牛がそんなに出てこなかったかと思う。音楽も独特で抑揚はあまりない。独特な野蛮さがラストに向けて走っているので理解できるが、時すでに遅し。なんだか消化不良。牛の怒りより人の怒り、って感じ。何を持って駆られているのか…なんて問うような話でもないし、そこに答えを求めても仕方ないので単に合わなかったってことかと。

初インド映画。熱量と人のスケールが違う。ある意味新鮮な映画体験。イメージフォーラムってドキュメンタリーも多いのに、カオスな作品しか観てないな。笑

たいよーさん。