「ラストシーンを見るための映画」ジャッリカットゥ 牛の怒り 015🎬さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンを見るための映画
肉牛業者が屠殺用に飼っていた水牛が、ある晩逃げ出したところからこの物語は始まる。
延々牛追い。
村の男たちが結集して牛を捕らえようとするも、牛の方が一枚上手で、するりと逃げられる。
村の男たちが牛を捕まえられないのもワケあり。なんせお互いすこぶる仲が悪い(笑)。
牛を追い込みながら、日頃の溜まりに溜まった鬱憤をここぞとばかりにぶちまける。
仕事しろや、と言いたくなる。
牛追いの果てにあるもの。
一人の男が無事に牛を仕留めかけるのですが、とんでもないことになります。
あのミッドサマーの監督が絶賛したのも分かるというものです。それがこの映画のラスト。
正直、このラストを観るための映画と言っても過言ではないかと。
なお、インド映画にありがちな謎の美女も出ますが、そこまで絡みません。
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