ムーンライト・シャドウのレビュー・感想・評価
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で、やっぱりあんた誰?
事故で彼氏を亡くした女性と、同じく彼女を亡くした彼氏の弟が互いのパートナーを想う話。
鈴が切っ掛けで知り合った主人公と彼氏、そして彼氏の弟とその彼女という4人の、ぬめっとした関係性とぬめ~っとした日常に始まり、能書きタラタラまったりテンポ。
彼氏と弟の彼女が事故で亡くなり、あんた誰?な女性が登場しつつ、壊れた弟君とかスピリチュアルな話とかを、じっくりじっくり溜めて溜めてみせていく。
川がどうとか、月影現象がどうとか、ライフストリーム的なお話は、現実主義者の自分にはなんだかな~。
落ち込んで逃げ道や方向性を探して、って抽象的にそれっぽくみせるのも、それっぽいだけという様に感じてしまって、こういう方面にロマンチストじゃない自分には響かないし理解出来なかった。
小松菜奈さんの底知れない女優力を体感できます。
原作未読。
なので、原作の雰囲気も何も知らないのですが、抽象的かつ断片的な心象を繋げていくこの映画は、かなり〝文学っぽさ〟を追求したように思えます。
その狙いが成功したかどうかは鑑賞者それぞれの判断ですが、私にはとても心地よい時間でした。
登場人物についての属性情報は、感情移入なんか始めから期待してません、というほどに少ないのです。
さつき…第二外国語はフランス語(たぶん。正直自信がありません)。親からの仕送りで一人暮らしとしてはさほど狭くない部屋で生活。特にバイトなどに追われている様子もなくジョギングが習慣の健康的な大学生。
等…庭付きの二階建てに弟と二人暮らし。心に問題を抱えている弟の面倒を見ながら、それ以外の生活ぶりはほとんど分からない大学生(たぶん)。生活は親からの仕送りで特に不自由がないレベルと推測される。
さつきが等のことを知らないというのものも仕方ないと思うほどに何も周辺情報は語られません。
本当にほとんどのことが「たぶん」としか言いようがないのです。
柊とゆみこのこともほとんど具体的には説明されることがありません。
一見、現実的な世界での出来事のように描かれてはいますが、経済状況とか格差や家族関係などといった現実的なしがらみとは縁のない世界での話、つまりは、一種のファンタジーであり、お伽噺なのだと思います。
〝さつき〟というあるひとつのピュアな魂が、耐え難い喪失により傷つき、慰め合い、不可思議な体験(実はそれこそが人間が持つ、精神世界で物語を作り出せることの意味なのではないか、という文学的提言なのだと思います)を経て、恢復していく。
この純文学的な世界、映画的にはつまらないかもしれない作品の主役を、絶妙に体現できる小松菜奈さんの凄さ。
それだけでもとても価値のある映画だと思います。
うーん、いまいち感情移入できない。小松菜奈のPV的作品。
原作は未読。
この作品が映画化に向かなかったのでは?という印象。もしかしたら吉本ばななファンは楽しめるかもしれないけど...
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いまいち物語に入り込めなかった原因として、全てにおいて説明が足りない。間が多すぎる。
ふたりが惹かれ合った過程もよくわからなくて、いまいち感情移入できなかった。
音声(会話)が欲しいところで、音声なくしてBGMと映像だけだったりするから何にも伝わってこない。
終始、BGMのピアノの旋律が流れすぎて、これは眠くなるわって思ってしまった。
BGMって物語が盛り上がるときに使うのものだよね??
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いろいろ言ったけど、小松菜奈さまは最高です。めちゃめちゃ美しく映っていて、小松菜奈が好きな人にはたまらない映画だと思う。
映画化には無理がある印象
小松菜奈の初めての長編映画単独主演作ということで楽しみにして公開初日に鑑賞。ベストセラー小説の映画化ですが映画化にはちょっと無理があったような印象を受けた。
最初から最後まで小松菜奈にすべてを依存する展開では、さすがの彼女でも荷が重すぎてほろ苦い主演作となってしまったように感じる。
2021-127
つまらない。
物語にメリハリなく、眠くなる。
内容、雰囲気と暗い、普通とは違う恋愛ドラマ。
独特な世界観と、ちょっと不気味さがある。
例えるなら、早朝か日が沈む時間に川で静かに小説を読んでるような時間。
吉本バナナファン以外には楽しめないかも。
小松菜奈様が只只美しい
こんなに小松菜奈様が映る映画は、あまり無かったので美しい背景と美しい小松菜奈様を見る為の映画ならもう最高です。映画の内容的には、間が多すぎたり台詞を使う意図が分からない場面が多くあり、難しく感じました。
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