夏の光、夏の音のレビュー・感想・評価
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HC有るもの同士の恋
目の見えない女性と耳の聞こえない男性の恋物語 女性の演技はちょっと嘘っぽいけど、男性はリアル
無いところをお互い助け合うので上手くいくかな〰️と思いましたが…
勉強になりました❗
大人にこそ見て欲しい作品
人生経験豊かな人々なら
何かしら受け取る感情がある
そんなとても深い映画でした。
目が見えない女性と耳の聞こえない男性の
日常の中での何気ない出来事が、時にはもどかしくも切なく、そしてほっこり感動的で
とてもハートフルな作品でした。
その証拠に劇場内でも年齢を重ねた男性がハンカチで涙をふく様子が見受けられました。
大袈裟な事件などがない中に
本当のラブストーリーとしての
リアリティを感じられ
何度も見たい作品だと感じました。
途中の花火のシーンは特に感動的で
何度も気持ちがあふれてしまいました。
洲本オリオンで、予備知識なしで見ました。 言葉が伝わらない、手話が...
洲本オリオンで、予備知識なしで見ました。
言葉が伝わらない、手話が見えない、
そんな2人がどうやって意思の疎通をしていくのか
フィクションならではの方法なのかなと思っていたら、
とても納得。
そっか、そんな方法があるんだ、って感心しました。
障害者とか関係ないですね。
お互いのことを理解しようとするのが大事。
あのあと2人がどうなるか、ものすごく気になります。
普段、あまり映画を観ないのですが、この映画はもう一度みたいです。
観ることのできない事と聴こえない事 それぞれのハンディキャップを持...
観ることのできない事と聴こえない事
それぞれのハンディキャップを持つ二人が果たしてどうやって想いを伝えていくのか?
最初、内容を読んだときに、とても無理のある設定のドラマだと思いました。
期待と不安の両方を抱きながら映画館のスクリーンで見たら、その物語のとても自然さにはまりました。
なるほど、こんな方法があるのか!と思うと同時に、互いの想いを届けづらいことの歯がゆさ、もどかしさ
でも、触れることによる、言葉ではないコミュニケーションに、胸が熱くなりました。
今年一番キュンキュンした映画です。
難儀するコミュニケーションを通して、コミュニケーションの本質を垣間見る
この作品は聾者と盲者の恋を描いています。
生来の聾者は、訓練したかたを除いて、発音は無理なので、声を使うことができません。相手の表情やしぐさは見て取れるので、触れて導くというコミュニケーションになります。盲者は音声がなければほとんどの情報は入ってきません。移動には常に危険がつきまとい、手慣れた生活圏内での暮らしを強いられがちです。
私たちが知らない言語を使う外国人とのコミュニケーションに手こずったとしても、この聾者と盲者のコミュニケーションの手こずりの比ではないでしょう。身振り手振り表情は使えず、お互い片言の英語で、というのも無理。同じ日本に住みながら、同じ日本語を用いながら、ふたりは遠いのです。聾者と盲者では「伝えられる方法」と「受け取れる方法」が限られるから。
喫茶店の店員とお客という関係から、このふたりの恋は始まり、そして奮闘します。例えるなら、ラジオでもって瀬戸内の島陰と夕焼けの空の美しさを伝えんとする人の奮闘、写真だけからモーツアルトの音楽の魅力を伝えんとする人の奮闘、それじゃダメだとわかっていても、そこで奮闘するしかないふたりなのです。
奮闘はときに美しい場面を描きます。花火のシーンは素晴らしい。手話の名シーンといえば『名もなく貧しく美しく』で電車の車窓しに語りあうふたりが有名ですが、それに匹敵する触手話的パフォーマンスの名シーンだと感じました。
作品は恋の展開と並行して、聾者・盲者それぞれのコミュニケーション方法についても紹介しています。手のひらへの文字書き。点字、手話、音声読み上げ機器。いまこの時代の文化が映し遺されている価値は大きい。
作品中で、手話と点字が意味をもって使われる箇所があります。健太郎が海外赴任が決まったことを智子さんへ手話で伝えるシーン、健太郎が智子に預けていた点字手紙を麻衣が受け取って読むシーン。
喫茶店の店長智子さんがいつのまにか手話を習得していたのにならい、私たち一般健常者もこの作品観賞を機に、聾者と盲者とのコミュニケーション能力を高めたいものです。
このように文化的側面にウェイトがあり、気づきを誘う作品ですので、ドラマとしては抑えめです。結びは、障がいゆえに前途多難であろうが、ふたりが真に信じ愛しあっているなら、あらゆる困難はものともされない。大きくすべてを包む愛があれば、きっと前途洋洋、どこまでも羽ばたいていける、といったところでしょうか。
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