「ジェームズガンの愛」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 Ken@さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ジェームズガンの愛

2023年5月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

今作では、ある事件で重傷を負ってしまったロケットを救うことがメインに展開されます。その過程でロケットの回想シーンがいくつか流れました。ここでは彼の過去が明らかになり、名前の由来やかつて過ごした友達とのエピソードに涙しました。私はガーディアンズの中でロケットが一番好きなため、彼が様々な困難を経験してきた話に驚きました。それと同時に、1作目の頃は落ちこぼれ同士でぶつかり合っていたのが、今ではかけがえのないチームの一員として成長していることに感動しました。

主に良かったポイントとしては、ジェームズガンの愛に溢れていたことです。最近のMCU作品はドラマやマルチバースと絡めることが多かったため、初心者を置いてきぼりにしがちなイメージが強かったです。しかし、今作はガーディアンズを応援している人に向けたものになっていました。ここから、ジェームズガンが昔からのファンや最近好きになった人を大事にしている姿勢が強く伝わってきました。

今回は、池袋のIMAX3Dで鑑賞しました。画角が広がったスクリーンで観る壮大な銀河の世界は、その場で冒険しているような感覚になりました。特に、宇宙船からの視点で飛行する場面は、自分が本当に乗っているような大迫力のシーンで興奮しました。また、バトル中に流れるノリノリの洋楽がダイナミックな音量で響いてとても爽快でした。マーベルは挿入歌の選曲が上手いイメージが強いですが、今回もガーディアンズらしいチョイスになっていました。

それと、全体的に動物虐待が一つのテーマになっている印象を受けました。悪役のハイエボリューショナリーが銀河を完璧な世界にするため、様々な動物を凶暴化させる実験を行う場面が多数登場します。そのため、動物好きの人が見ると精神的に辛く感じる可能性があるので注意が必要です。

エンドゲームやノーウェイホームのように綺麗に区切りがついた完結編に相応しい作品でした。ガーディアンズ好きであれば間違いなく楽しめるので、この機会に劇場へ行くことをおすすめします。

Ken@