「銀河には助けを求める命がたくさんある。」ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 Gildorさんの映画レビュー(感想・評価)
銀河には助けを求める命がたくさんある。
銀河には俺たちが必要だ!
って訳で、1作目では、ロナンがザンダー星を手始めに、銀河を滅ぼそうし、2作目では親父が銀河を滅ぼそうとしていました。今作では、仲間を助けることをきっかけに、多種多様な人や生き物たちを自分の所有物だとして好き勝手に扱う一企業(銀河的企業)から守るという作品になっていました。
お互いの弱さも強さもあるがままに認めて、自律しながら、チームになることが拡大されていて、これがみんなでできたら銀河中で争いがなくなるのではという勢いでした。
このまま逃げれば目的は達する。ここで進めば絶望的に強い相手が待っている。だけど、それにより救える命が、会ったこともない命がある。そういう状況で肩を並べて歩き出すガーディアンズたちに心の中で拍手喝采、マスクの中でニヤニヤしながら、泣きそうでした。その後の、いつカット切るのっていう戦闘シーンを含めて、最高の時間でした。
個別の部分では
ナルニア国物語にでてきた従兄弟訳のウォルターくんがアダム・ウォーロックなのに、雰囲気がナルニアのときと同じだというのは面白かったです。ただかっこいい格好をしていました。
監督の弟さんのお腹のぽっこり感が気になりました。なんとかならんのかね。中年の雰囲気がいいのか。
コスモって、クドリャフカなのかね。
ズーン(Zune)とは、マイクロソフトの作ったiPodみたいなもので、iPodとはiPhoneの音楽再生機能だけを搭載した機器です。念のため。
外側で言えば、
ガーディアンズの1と2を見ているとキャラクターに親しみが持てるので、より楽しめるはずです。
Disney+で見られるホリデースペシャルは1と2を見ているのであれば、見ておくと舞台設定に納得がしやすいです。
アベンジャーズなどゲスト登場作品については見なくても問題ない作りになっていました。
銀河の危機を救うっていうでっかい話と、ホリデースペシャルの楽しいノリが混ざった楽しませて、笑わせて、興奮させて、感動させてと、監督のやりきった感が伝わってきました。
かかっている曲の解説を誰かがしてくれたら、それを知ったあとでまた見たくなるに違いない。ガーディアンズはいつもそう。一度見終えたのに、まだまだ楽しめそうな良い映画です。