劇場公開日 2023年2月17日

「「いいカモ」な私」アントマン&ワスプ クアントマニア TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「いいカモ」な私

2023年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

さて、インフィニティ・サーガ(フェイズ1~3)の清算と、新キャラクターの次々の登場と共に一部は第一世代アベンジャーズからのバトンタッチ、そしてマルチバースという世界。更には配信サービス「ディズニープラス」で展開するオリジナルドラマと言う形態と、実社会における新型コロナによる影響など、まさに「混沌」とした印象が強いフェーズ4が終わり、本作『アントマン&ワスプ クアントマニア』がフェーズ5の一つ目となります。
世間的にもこの「混沌」な状況にMCUへやや「気おくれ」を感じ始めている人が少なくないような気がしますが、私もじつはその一人。一応、全作品観続けておりますが、繰り返し観るほどの熱が高まらないこともあり、ついつい細かい設定やキャラクターを忘れがち。また、フェーズ3までは予告編すら事前に観ないようしていましたが、最近は予告編くらいは観ておこうと本作も目をそらさずにいると「ん?何かこのヴィラン?見覚えあるような??」と引っ掛かりつついると、あるラジオ番組の「フェーズ4振り返り特集」を聴いて「なるほど、あれか」と、事前にあるドラマシリーズの最終回だけ観直して本日の鑑賞です。
で、観始めて初めに気になったのは「あれ?キャシーってこの俳優だっけ?(帰宅後確認したら『エンドゲーム』とは変わってましたね)」と気になったり、なかなか集中力が上がってきません。しかし、アントマンシリーズ特有の「あの世界」へ5人が入り込むことで事態が動き出します。
そこでまた「新しい世界観と生命体」を見せられるわけですが、正直初めは感情移入どころか「これで大丈夫なのか?」と不審を抱きます。しかし、そんなことは「織り込み済み」なのでしょう。まさに、その思いをスコット・ラング自身に演じさせて言動に戸惑いを出さるところなど、むしろ我々の心情を見抜いた演出で共感させるのにうってつけ。結局、スコットがキャシーのために体を張り、そんなスコットを助けるホープに泣いている私。いいカモですwでも、これだからMCUをまだ観続けなければと思わざるを得ない。
と言うことで、予定通りなら次はオリジナルドラマ・シリーズ『シークレット・インベージョン』なのかな?フェーズ5はオリジナルドラマのキャラクター達も映画作品へ直接的に絡み始めるし、ディズニープラスはいよいよ解約できないな。。

TWDera