ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
全104件中、61~80件目を表示
2016年からの戦い
皆さんもご存知の通り、ブラックパンサーは
癌と戦っていた。
今回、改めて調べると2016年の時点で既に癌と闘っていたとのこと。
ブラックパンサー初出演、シビルウォーの頃である。
それから4年間、彼は戦い続けた。
僕自身、10代で癌発症で命を落とした親戚がいるので喪失感はよく分かる。
今回、製作陣はあえて代役を立てずに続きを作るという選択を取った。
結果、前編がチャドウィック・ボーズマンに対するリスペクトに溢れ、彼が残したワカンダという文化を残し、継承していく。
妹は元々タフな子だったものの、突然降ってきた重圧も大変なものだったことであろう。
アンジェラ・バゼットの母としての涙、あれは本物だったのかもしれない。
主無き国を火事場泥棒のように漁るアメリカというなかなか踏み込んだ設定も興味深いものの、強すぎる海底王国(奇しくもアバターにも見える)とのクライマックスの戦いは若干まとまりがなく、強引にワカンダフォーエバーで締めてしまう。
最後の戦いはもう少し捻りが欲しかった。
エンドロールが一度始まりリアーナの曲がフェードアウトした頃に真の後継者が登場。
なんかこういう話昔見た記憶が…
ああそうだ、一般的には評価されないものの、僕が個人的に好きな「スーパーマンリターンズ」。
あれも隠し子の存在が希望だった。
今回も悲しみから始まり、希望で終わる。
個人的にはオコエに対し、もう少し救いをあげても良かった気もする。
悲しみから立ち上がり、希望で終わるワカンダの世界。
何かをまた頑張りたくなる気にしてくれる良い映画だと思う。
P.S. 前回 先日三行半突きつけて僕を振ったパートナーが夜中に泣きながら電話で謝罪してきたのであまちゃんな僕は即許しました。甘ちゃんフォーエバー!!
またMCUがMCUを超えた!
ブラックウィドウあたりからドラマ重視で展開してきたMCUだが、今作も単なるヒーローアクションを超えている。
冒頭、ブラックパンサーの死=チャドウィックの死を登場人物と観客が共に弔うことから始まる。喪失感に寄り添うような静かなオープニング。私も彼を失った悲しみが蘇る。
最近のMCU、ヴィランに共感を持たせる傾向。ワカンダとの戦争へ発展する経緯は見ていて辛い。
家族が友人が戦争や搾取によって、またその復讐によって命を奪われていく。その先に悲劇しか待っていなくても、誰がティチャラの叫びを止められるだろう。そしてこれはまさに今世界で起こっている現実の叫びでもある。俳優たちの怒涛の演技が登場人物に説得力を持たせる。
対決と戦争を終え、試練を乗り越えた王女の胸の中で亡き兄はにっこりと微笑んでいる。彼女を祝福するかのように。この世界が愛すべきものであると語るかのように。
静寂の使い方が上手い。ラスト5分くらいはずっと号泣。この映画半端ない。
ありがとう、チャドウィック•ボーズマン。
安らかに。
3時間弱を全く感じさせない、新生ブラックパンサー誕生の物語
普通に面白かった、安定のMCU作品です
3時間弱の長尺を全く飽きさせることなく上手く仕上がっていると思います
亡きチャドウィック・ボーズマンさんへの追悼の意味もあるんでしょう、かなりエモーショナルな方に振った作品になっているため、全体的に少々 暗めの印象を受けました
亡き国王であり息子のティ・チャラを想い、嘆き悲しむ女王アンジェラ・バセットさん、他を圧倒する迫力と存在感で輝いていました
そしてレティーシャ・ライトさん演じるティ・チャラの妹シュリが苦悩と試練を乗り越え新生ブラックパンサーになる感動の物語でもありました
今回はワカンダでしか採れないと思っていたヴィブラニウムが採れる海の王国タロカン、その王ネイモアと、どうやっても人間が勝てるとは思えないネイモア率いるタロカンの軍隊が敵
そんな強大な敵と戦うための見所が
①ブラックパンサーの復活
シュリが継ぐという予想通りの展開、レティーシャなのでスキニーでシュットしたパンサーがカッコいい
②アイアンハートの初登場
2023年からのMCUフェーズ5の主要キャラになると噂される天才少女リリ・ウィリアムズが造ったパワードスーツ
③ミッドナイト・エンジェル
ダナイ・グリラさん演じるオコエ達 ワカンダ親衛隊が装着するシュリが開発したパワードスーツ
こんな三つ巴の魅せネタを繰り出したのに全然カッコよさが感じられず、全く盛り上がらないという不思議な現象が起きています
リリ・ウィリアムズを演じるドミニク・ソーンさんに全く魅力がなく残念、アイアンハート自体のデザインも格好よくないし、アクションシーンもアイアンマンを彷彿とさせる鳥肌ものの見せ方ができるであろうに音楽も含めてイマイチだった
ミッドナイトエンジェルのパワードスーツがダサかった、ブルーが基調でアイアンハートに比べてシュッとしたイメージでいいんだけど、マスクとヒラヒラ靡く毛なのか触手なのか不明な、あの造形が致命的にダサかった
と、これだけの素材を持ちながら全く生かせなかったのは監督のライアン・クーグラーさんの力量不足だと思いました
が、まあ総じて普通に面白かったので文句ありません、ラストから続く次作に期待です
ドラマ、アクションともに不満ポイントあり
国王の死もしくは主演俳優の死による喪失と再生の物語。
前作はお気に入りのマーベル作品の1つ。
ほぼ事前知識無しに鑑賞したが、展開は想定どおり。
ドラマがウ~ンなのは兄の死をどのように乗り越えるのかが主題と考えていたのにその流れをぶった切るぶち込まれ箇所が散見されること。
1.復讐心を持った自分が敵と戦って最後、どうするのかという命題が終盤で急にぶち込まれる。
2.ブラックパンサーが急逝してかつ、ハーブが無いことが前提のはずがやっぱりブラックパンサー復活ってなっちゃう。かなりのご都合主義で。
3.実は子供がいたという設定が急にエンドロールで。
これは如何でしょうか。
せっかく3時間かけてシュリの心情を見せてきたはずなのに。
アクションは前作が
爪、ヤリ、テクノロジーの融合がワクワクポイントだったのに単調なものに終始。
アイアンハート、車、バイクのシーンは肩透かしでした。
全般的にはうまくまとまっていたけど
期待値が高すぎたのかな。
素晴らしい引き継ぎ
現実とリンクさせ、各キャラを成長させつつ、次につながる話を良くここまでまとめたな、と感服。
色々な思いがあり、これまでのマーベルシリーズの中でも上位に入る作品でした。
映像も綺麗だし、アクションシーンもいつも通りに良い出来だし。
長尺ではあるが、それを感じさせない魅力とてんかいでした。
観て良かった。本当に。
個人的に満足度の低い作品
先ず、内容の薄いストーリーでもっと簡潔にまとめられたのではないか?途中結構ダレてしまいました。
1番はスゴイ存在感の主役が去った喪失感が大きいのに、脇役が主役に昇格しましたじゃなあ。それも色んな意味で線の細い人なのでセリフやポージングもコレジャナイ感がハンパなかったです。
そして敵のボスや、科学者になんの個性も感じられず残念でした。個人の感想かもしれないですが。
それと足の羽。あんなんでスゴイ機動力。よく羽ちぎれないな。何故海に生きるのに羽?で、オコエのスーツなんで青で作るの?赤でいいじゃん。
また考えてしまったのですが、現実にワカンダのように暖かくてエネルギーが無尽蔵だったら誰も働かない国になるんだろうなあ。
今回文句ばっかり書いてしまったが、このままならブラックパンサーはちょっといいかなあ。次作あるので一旦は見ますが、、、残念です。
スカッとはしないわな。
デカい族長がオコエの頭をいじった時にウィル・スミスにビンタされるんじゃないかとハラハラしましたが、
やっぱり160分は長かったな、話も盛り上がりにかけるし。それを証明する様に鑑賞中3度ポップコーンがひっくり返り、1度ドリンクが溢れる音が聞こえた。間違いなく子供は退屈していた。
c・ボーズマン追悼のマーベルのスタジオロゴから総体に暗い。中盤までのアクションシーンが夜か水中かで(上映環境によるのかもしれないが)画面が本当に暗く観づらかった。アイアンハートのプロトタイプなんか全容が分からなくて、ヒーロー映画なのにスーツがよく見えないのはストレスだったな。
スーツに関しては、昼間になってようやく見えた新しいアイアンハートのスーツとミラージュ隊の新しいスーツのデザインがかっこよくないのもヒーロー映画としてかなり問題があるのでは?
最近タランティーノとかキャメロンとかがヒーロー映画についてネガティブなコメントを出したニュースが続いたけれども、そういう意見を意識してるのかな?王道のヒーローものを避ける様な感じがした。
満を持してスーツを纏ったシュリは殺る気マンマンで、とてもヒーローの行動原理とは思えない。そして、弱っている敵を背中から焼いて「降伏しろ!」って言って決着はどうにもスッキリしない。
二つの国家が対立して始まった戦争がトップの二人の一存で集結するってさ、戦争ってそんなに単純なものじゃないし、コレってどっちも独裁国家って事になっちゃうでしょ。アメリカ、フランスも途中でいなくなるしさ。モヤモヤがおさまらない。
海の王者の冠に鳥の羽がついてるのもチョット理解に苦しむ。自分のくるぶしの羽貯めてるの?
映画の中で誰かを追悼するのは悪くはないと思うのだけど、それがテーマになってしまうのはあんまり品がいいとは思えないな。
スタン・リーが死んだ時はスタジオロゴがスタン・リーになっていたけど、アレは物語には関わる物ではなかった。
話は飛ぶがポール・ウォーカーが死んだ時も特別なシーンはあったが、アレはオマケみたいな物だった。こういうのはなるべくスマートにやるのがいいんじゃないかな?
あとさ、最初に「エンドクレジット後に映像あります」っていういつもの無粋極まる文字が出てたけどさ、何もなかったよね?「will return」の事なの?嘘はやめろよ!
想いは永遠に…黒き豹よ甦れ!
マーベル・シネマティック・ユニバース第30作。
ブラックパンサー・シリーズ第2作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読です
素晴らしいレクイエムでした。キャストやスタッフたちが経験したであろう喪失を追体験し、その悲しみを共に乗り越えていくと云う稀有な映画体験になりました。
常にティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン氏)がそこにいるかのような不思議な感覚でした。最大限に捧げられた彼への弔意とリスペクトに胸が熱くなりました。
多くの人に愛されたブラックパンサーの名跡を継ぐのはいったい誰か?―予想通りの展開だったものの、その過程で繰り広げられた継承のドラマが濃密でした。多少冗長のきらいはありつつも、とてもエモーショナルで心に響きました。
ティ・チャラの不在によって引き起こされた壮大な戦いに手に汗握り、悲劇を乗り越え、次世代へ引き継がれたバトンにこめられた想いの強さに涙が止まりませんでした。
チャドウィック・ボーズマン氏がつくり上げたティ・チャラの意思は永遠のものとなりました。ヒーローとは、勇気をもって、皆を正しく導く存在と見つけたり…
ワカンダフォーエバー!!
主演のチャドウィック ボーズマンが亡くなって制作が滞ってたが監督が意を決意して脚本を書き直し、続編が作られた作品、予告編から期待はしてたがその予想を遥かに超えた作品になった。
冒頭から、ティ チャラが亡くなるシーンからスタートそして葬式、もうここのシーンが泣く…
それから1年後、ここから物語が動いていく
ネイモア良かったし、ネイモアの気持ちもシュリの復讐の気持ちも分かるだから余計に感情がぐちゃぐちゃになった。
いつもの楽しい作品ではなく、これはチャドウィック ボーズマンに捧げる作品でもあるから良い映画だった。
まさかラモンダまで亡くなるとは…
これは予想出来なかった。
後一番のサプライズは、やっぱキルモンガーの再登場かな。
びっくりした!!
あとシュリのスーツかっこよかった。
次作があるなら、楽しみ!
複雑な感覚
チャドウィック・ボーズマンは偉大であったと再認識させられる追悼作品。
冒頭5〜10分ほどでいきなり泣かされる。
ティ・チャラの葬儀はとても悲しいけれど、光景・映像としてはとても美しい…。
その複雑な感想・感覚・感情がまた、このシーンを(言葉として正しいかはわからないが…)盛り上げてくれている。
「あぁ、彼(チャドウィック・ボーズマン、ティ・チャラ)は皆からとても慕われていたんだな」
と感じさせられる、素晴らしいオープニングでした。
そして始まる、残された者達の成長と戦いの物語…
なのですが…
正直なところ、私個人としては「満足!」とは言えない感じでした。
確かにティ・チャラは王としてもヒーローとしても偉大だったと思います。
そしてそれを演じたチャドウィック・ボーズマンも偉大だったと思います。
ですが、作品(づくり)としてはそれを混同してほしくなかったな…というように感じてしまいました。
MCUでのキャラで言えば、フェーズ1〜3までの最初から最後までを支えたトニー・スタークも亡くなっています。
しかし葬儀シーンこそあれど、その後の作品でトニーの居ない世界をひたすら物悲しく描いたり、トニーとの絡みや思い出を映像で繰り返し見せてくるというような表現はありません。
なのでどうしても今回は「俳優チャドウィック・ボーズマンの死を作品に過剰に上乗せしている…」ように見えてしまいました…。
もちろん今回の作品が「ブラックパンサー」の続編であり、主役が妹のシュリだからこそのストーリーや演出なのはわかります。
…が、それでもやはり少しやりすぎではないか…と…。
新生ブラックパンサーもちょっと簡単に誕生してしまったというか…
再生されたハーブだけでいきなり戦闘可能な超人になれてしまうんだ…と思ってしまいました。
ティ・チャラやキルモンガーのように、肉体や経験・鍛錬などがベースにあり、そこにさらにハーブの力が加わって初めて超人になれるのだと思っていましたが…どうやら違ったみたいです。
そのおかげで、本当の超人のはずのネイモアが…なんだか弱く見えてしまいました…(弱らせた上で戦っていたとはいえ…)
アイアンハートは今後ドラマが控えているので評価が難しいところですが、
それでもこちらもやはり簡単にアイアンスーツが完成してしまった印象です…。
それほどワカンダの技術・設備がすごいということなのかもしれませんが…。
スパイダーマンもシビルウォーで(どうやってその力を得たかなどの前日譚的な詳しい映像描写とかはナシで)いきなり登場しましたが、アイアンハートはそれを超えるいきなり"完成してる"感を感じました。
ドラマで詳しい描写があることを願います…。
とまぁ、書こうと思えばいくらでも書けてしまうので、これくらいにしておこうと思います。
「つまらなかった!」とは思いません。
「満足!」ではない、モヤモヤが残る感じです。
ただそれも時間が経ったり、回数を観るとまた変わってくるので、2回…3回と観てみます。
以上!
とても良く出来ているが…
まずもって言っておかねばならないのは、基本的にはとても良く出来た映画であること。
美術、衣裳、撮影、音楽は非常によく出来ている。特に音楽はヒップホップやレゲエのみならずサリフ・ケイタやユッスー・ンドゥール等のアフリカ現代ポップスの成果も踏まえたとてもモダンなものになっており素晴らしい。
一方でストーリーとしては、ティ・チャラ亡き後の多くの役割を女性が担うという素晴らしい展開はあるものの、どうしても許容できないものがあったのも確か。
それは、何故ワカンダがタロカンと闘わなければならないのか、ということ。君たちは握手をすべきなのであって、殴り合うべきではないのだ…
南米への西欧諸国の侵略・植民地化から逃れる形で成立した海底王国タロカンと、アフリカへの西欧諸国の侵略を逃れて秘密国家となったワカンダは、本来手に手を取り合ってゆくべき二卵性の双子のような国なのに、闘うことになってしまうのはあまりにも悲しい現実の歴史そのままではないか。
特に冒頭、西欧諸国のエゴを見せつける形での整理があった以上、制作陣もその辺りには意識的であったはずだが、現実がそうだったからと言って、それをまた映画においてもなぞらざるを得ないとするなら、やはりそれは悲しすぎる…
シュリの幻覚にキルモンガーが出てきたように、シュリの選択は最後の最後に翻意するまで間違っていたのであって、やはりどこかで誰かが彼女を導くべきだったのではないか、と考えざるを得ない。ティ・チャラにしかそれは出来なかったのだとしても。
しかしこれほどの重荷をシュリ一人に負わせるべきなのかも悩ましいところだが、アイアンハートとの友情を育むだろうというところに期待したい。
シュリ、がんばれ…
ここ最近のマーベル映画の中では気に入った方でした
自分の中では、最近のマーベル映画は迷走中だと思ったのですが、
総括すると、この映画は原点に返った感があり、良かった方だと感じました。ただ、もう少し頑張って欲しかった感もありました。下記のような描写もあり、私的には、いろいろと考えさせられました。です。
①戦争は始めることは容易だが、終わらせることの難しさ(ロシアのウクライナ侵攻をリファーしているようで感慨深いものがありました)
②強国の資源争いとその醜さ(なにげに、米国を強国扱いしているのも、この映画の中ではちょっと皮肉っている感あり)
③エンジニアの命の軽視(ヴィブラニウム発見装置を開発したものの命を絶つ)のような文明の発展を阻害する考え方。別に世界中に鉱床なんてあるのだから、そこまでして資源を隠蔽,まもる必要なんて無いでしょう!?
④旧作の主人公の死をこのような形でもってきたのかと 意表をつかれました。
⑤よくもまーこれだけの要素をつぎ込んだな!?とA「アイアンマン相当のスーツ」,B「シャーロックの俳優(足は引きずっていなかったけど)],C「敵集団が鬼(鬼滅の刃相当の特殊な植物を獲て鬼と化した者)」 etc
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
チャドウィック追悼のその先へ…
公開されるまでチャドウィック不在をどうカバーするか問題はずっと気になり続けていたが、ストーリー上違和感なく進められた感じでよかったものの、やはり当人が本当にお亡くなりになっているせいかダブって観てしまうと感情が揺さぶられずにはいられなかった。
そして後任ブラックパンサーは誰がやるのか問題も、まぁシュリがポスターのど真ん中にいたのでおそらくそうだろうと思っていたが、ひょっとしたらナキアか?と思ったりもしつつ、シュリで最終的に納得だった。
最後の最後でギリギリでシュリが改心して物語は丸くおさまっていたが、逆にシュリが復讐に振り切って闇落ちする所も観てみたい気もした。
ストーリー的には国際社会とワカンダの対立で引っ張るかと思いきやアクアマン的な種族との対立になっていったのには面食らった。
これまたとんでもないのが出てきてしまったなと。
一旦ケリはついたものの、まだまだ続きそうな展開ではあり、ワカンダと国際社会とのゴタゴタも放置ぎみではあったので、続きは気になる所。
個人的にオコエの新スーツには最後までイマイチではないかとずっと気になりまくりだった。
作品全体としてはチャドウィック追悼だけで止まらずにちゃんと前に進んでいたのがとてもよかった。
シュリの成長を軸にチャドウィック不在のブラックパンサーを何としても出演者とスタッフ全員で一丸となって作り上げるという気持ちがとても伝わってくるあたりは見事だなと思わずにはいられない。
特にアンジェラバセットの重厚な演技はそのセリフのひとつひとつに魂がこもっておりすざまじい存在感だった。
一時は製作も危ぶまれたかもしれない本作がこうして完成し鑑賞できた事は奇跡と言ってもいいかもしれない。
泣いてしまいました…
予告で既に泣きそうで、始まる前からハンカチ&ティッシュを握りしめて鑑賞。やっぱりオープニングから泣いてしまいました(>_<)
チャドウィックに生きてて欲しかったです!
映像は勿論、音楽も最高でした!
ただ、女王様まで死ななくても。大好きな女優さんでしたので、残念です。
まだシュリには早すぎるブラックパンサーだったように思いますが、ハーブも復活できましたし、ラスト甥っ子が産まれていたので、シュリが一人ぼっちにならずにすんだし息子さんが産まれていて本当に良かったです。
ラスト船の上での戦闘、なんだかチープな感じがしましたので星減らしました。
オコエはあの槍使いの闘いがカッコよかったのに!って個人的に思ってました。
やはり
あの人でしたね。でも、味方で出てくる人達が何だかサノスと最後に戦って亡くなったあの人っぽいし、最強のワカンダも弱く見えるし、少し埋もれていく感が寂しい気もしたりします。
チャドウィック・ボーズマンを惜しむ
初日、ドルビーシネマにて鑑賞
ドルビーシネマだと
ブラックパンサーの黒が映えるね。
さて、前作ブラックパンサー役の
チャドウィックさんが亡くなったの
ですが代わりの役者を立てずに続編が
制作されました。
個人的には、チャドウィックさんが
ブラックパンサーはまり役だったので
良いと思った。
しかし、ブラックパンサーがいない
ブラックパンサーどんな映画になるのか
期待値高で鑑賞です。
で、続編はティ・チャラ王が亡くなる
ところから始まります。
すぐれた科学力を持ってもティ・チャラ王は
救えませんでした。
妹のシュリ、母のラモンダ、国民の悲しみは
チャドウィックさんの死を悼むようでした。
ここは、ぐっときましたね。
で、ここからどうも展開が遅くなんだか
分からないあれ、ちょい眠くなってしまい
ました。
今回のヴィラン
ネイモア
足に羽が付いていて自由に空を飛べて
水中も自由自在!めっさ強いんですが
なんか印象が弱い
前作、キルモンガーがカリスマ性
凶暴、悲哀があったから凄い印象があった
ネイモアも悲哀があるんだけどね。
また、タロカンの人々も本編前のアバター
の予告により印象が薄い感じに
やはり、敵側も大事だよね。
そんなそんなで、強いヴィランがいるのに
ブラックパンサーがいない。
ブラックパンサーなるためのハートハーブ
がない
今回、タロカンの人々と争うきっかけを
作ったリリの協力により人工ハートハーブ
の開発に成功。
シャリがハーブを飲み、ブラックパンサーに
なります。予告通りです。
しかし、ブラックパンサーになる前に
先祖に逢うのは、兄ティ・チャラでなく
キルモンガーでした。
闇落ちのシュリ、大丈夫か
ブラックパンサーになったシュリは
タカロンに攻撃をしかけます。
前段でタカロンが攻めてきてラモンダが
死んでしまってますんでシュリの怒りは
MAXです。
最終決戦はマーベル映画らしくド派手
でしたが何か軽い弱い感じCG感バリバリ。
リリ作、初お披露目のアイアンハートも
アイアンマンに到底かなわず。
全てが弱い感じでした。
最後のブラックパンサー串刺しも
ネイモアへの火炎爆破も弱いなあ。
ネイモアへの降伏もあっさりだった。
160分の時間をかけての内容は私には薄く
弱かったです。
あと、ぐっときたシーンは最後のシュリ、
ナキアとナキアの息子トゥーサンとの会話
でした。
ディズニー+で半年ぐらいで配信される
だろうから2回じっくり見ればまた感想
も違うふうになるだろうか。
エンドクレジット最後のブラックパンサーは、
帰ってくる
次回に期待します。
もう、呪術なんだか科学なんだか、魔術なんだか技術なんだかw
代役を立てないと言う潔さが好き、って言うのはありますし、シュリが後を継ぐのも期待通りだし、アレだコレだの不満らしきものも、大きいもんは無いんですが。
あ。アレか。白兵戦のアクションは、物足りないってのはあるかw
いずれにしても、ディズニーのポリコレ色の濃ゆい作品特有の、クォリティー高いけどつまんねー!の典型みたいなエンタメ作品どした。
端的に言うと、子供っぽ過ぎて緊迫感に欠けるところが致命的かと。
そこと戦う?!
そんな予感はしていたけど、予告編を越えなかった。予告編はNo woman no cry とalrightのマッシュアップと映像の編集が完璧。
チャドウィックボーズマンの不在がうめられなかったことがわかった。アンジェラバセットはだいぶ支えていた。レティーシャライトじゃ弱かったかなあ。
ワカンダとタロカン(黒人とメキシコ人)が戦う展開は、そこと戦ってる場合?敵はそこじゃなくない?戦いがあって、共闘するとこまで描かないと映画として成り立ってなくない?と思った。
キルモンガーの問いには結局答えられないまま。
一緒に植民地主義乗り越えようよ。
ヴィブラニウムを現実の資源戦争の暗喩として、物語をもっときっちり書く手はあったはず。
リリは余計じゃない?発明者が白人の中年だったら速攻殺されてない?アメリカにでも渡しとけ。
NOPEの撮影と被ったんだろうけど、ダニエルカルーヤが1秒も出てこない。どこ行ったかくらい教えてほしい。
直前にアバター2の素晴らしい予告編が流れるので、海の中のシーンはなかなか厳しいものがある。
そして、アクションはてんで面白くないなあ。だったらドラマがおもしろいならいいんだけど…。最後、お互い瀕死だったのに一瞬で治ってた。
説明が多くて、長い。
前作であんなに大事にしてた王位も伝統もなんか軽くなっちゃったし。
国連のくだりはよかったんだけどなあ。やっぱりアンジェラバセットが優勝!アカデミー賞!ワカンダフォーエバー!
無音のmarvelロゴシーンは泣けました。無音でみんなシーンとしてたから我慢した。
彼への別れの物語
続編の話が出た後に、主演のチャドウィック・ボーズマンが亡くなり、果たしてどうするのだろうと思っていた本作
彼の訃報は物語の世界同様、衝撃を受けた
だから、オープニングから、現実とリンクして、胸が締め付けられた
マーベルのロゴのおなじみのオープニングも、そこに追い打ちをかけてくる
賛否はあるかもしれないけれど、私はこの作品がとても好き
かなり長いにもかかわらず、大画面に吸い込まれるようにストーリーに引き込まれた
悲しみを抱えながら生きる遺された人たちと、新たな出会いと訪れる試練
そんな中でも女性たちの強さが際立っていた気がする
シュリもまさにそのひとりで、偉大なレガシーを引き継ぎ、力だけではなく、精神的なたくましさと強さも手にする
ラストのティ・チャラの映像連続とシュリの表情、そこからのリアーナのlift me upの歌詞、涙腺がゆるゆるなった
全体を通して、制作側と出演者たち全員によるチャドウィック・ボーズマンへの追悼の意が込められていた
この作品によって、全員がチャドウィック・ボーズマンの死を受け入れようとしているようにも見えたし、その死を心から悼んでいるようにも見えた
シュリの成長物語だが、謎のノイズが……
本作はブラックパンサーの正統な続編。
テーマは、「故人を偲び、想いを受け継ぐ」といった所でしょうか。
シュリの葛藤や成長。伝統の中に自身の気持ちと向き合う事が繋がり、ラストシーンの彼女の涙に全てが込められていると思いました。良き。
ただ、ハーブを勝手に呑んでパンサー継承はどうなの?
って気持ちも若干あります。
また、本作ヴィランであるネイモアも非常に魅力的なキャラクターです。
彼は王であり、神であり、復讐者である。閉鎖的で攻撃的な為、海底資源の簒奪という脅威に対して武力を持って先制を良しとします。
ただ、やはり特徴的なのは民を愛する王であると言うシーンです。タロカンの描写も美しく、そこに生きる民も彼を慕っているのが数カットですが深く分かります。
……ただ、個人的な海底都市の描写としてはアクアマンの方がエフェクトビジュアルともに優っていたような……まぁ、この辺は好みの問題ですが。
また、ワカンダのトンデモ科学マシーンも前作よりパワーアップしている為、アクションシーンは前作以上に格好良いシーンが多かったかと思います。
そんな本作ですが、脚本上、どうしても不可解なノイズとも言える点が3点あります。
・リリの価値
アイアンハートとなるリリですが、授業でヴィブラニウム調査機を発明してしまった為、タロカンに狙われる事になります。
ここで疑問なのがワカンダ人でもない学生の女生徒と、ワカンダとタロカンとの戦争を天秤に掛ける事です。
何故かリリは救われます。理由もなく救われます。
ヒーロー映画だから救われて当然と思うかも知れませんが、どうもバランスが悪く感じます。
とっととアメリカに渡してしまうか、タロカンに渡してしまっても問題ないでしょうに。
・ナキアの行動
シュリ達を海底に助けに来たナキアは、躊躇なくタロカン人を殺します。しかも助けようとしたシュリを止めて、見殺しにします。それが戦争の火種になるってわかるでしょうに……。
そもそも最初のセンター襲撃のフランス系グループは電撃等で殺さず無力化し、捕虜にしていたのだから、外交をするのであれば、先に引き金を引くべきではなかっただろうに……。戦争を起こさせる為の動機として、殺人をするのは如何なものか? そこには不毛なものしかなく、大義のない悲しい戦争となりました。
・ラストシーン
cパート、ナキアが息子を紹介するシーン。
「この子には王の重責は負わせたくない」と語ります。ふむふむなるほど。だからここで暮らしてるし、葬式にも行かなかったんだね。しかしその後、
「名前は?」「ティチャラ王子(原語ではティチャラジュニアかな?)、ティチャラ王の息子」と語ります。
……は? いやいや、ちょっと待てよ。王の重責は負わせたくないのに、王位は主張するの!?
これじゃキルモンガーじゃん! キルモンガーになっちゃうよ!? なんなのナキア、この女。問題しか起こさねぇよこいつ。
しかも、そのせいで、せっかく受け継いたシュリが、まるでツナギのようにも見えてしまう悲しさ。
このラストシーンのせいで、総合80点の映画が65点くらいまで下がりました……。
また、吹替版での視聴だった為、主演の百田夏菜子さんの演技レベルの若干の低さが悪目立ちしてしまいました。そこも残念だったので、字幕で見られた方は正解かと思います。
まぁ、色々書きましたが、
良いシーンも多いです。細かい伏線もあるので、そのシーンが繋がるとかなりの心地よさもあります。
ティチャラ陛下を皆で偲び、次の未来へと足を進める体験が出来たので、劇場で観れて良かったです。
次のアントマンは、もっと気持ち良い作品になってくれ……。
追記
そう言えば「ヒーローになる瞬間」が無い事も、本作の満足度を下げる要因だったと思う。
ブラックパンサーのスーツ
アイアンハートのスーツ
ミッドナイトエンジェルのスーツ
これらの装着シークエンスがない。
アイアンマンで上がるシーンの一つに、スーツ装着シーンがあったはずだ。
せっかくアイアンマンのオマージュを多用しているのであれば、装着シーンも行って欲しかった。
また、主演のブラックパンサーのスーツも、前作のネックレスから全身を覆うシーンが格好良かったし、そのスーツネックレスがキルモンガーに奪われるなどの重要アイテムでもあったはずだ。
そこの魅せ方にも、少し残念な印象だったなぁ。
全104件中、61~80件目を表示