ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバーのレビュー・感想・評価
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For Chadwick Boseman
オープニングからラストまで、チャドウィック・ボーズマンさんへの追悼と尊敬が描かれていて続編としてとても良かったです🙏🏻
過去作品では、インフィニティウォーとエンドゲームでのブラックパンサーの活躍が1番好きでした😊✨
海底にある海の帝国がとても幻想的な空間で、綺麗でした👏🏻✨
海だけではなく自然の景色も美しかったです!
タロカンが海や川を移動して侵攻してきたり、水の武器を使ったりするのが画期的でした!
今後のワカンダは平和であって欲しいです🕊✨
*ちょっと残念だった点です…
最初にヴィブラニウムの問題について話があったのに、途中からあまり関係なかったこと。
シュリさんのブラックパンサーとしての活躍シーンがすくなかったこと。
タロカンとワカンダの対立した理由がシンプルすぎたこと。
追悼作品としても……
製作側の都合は想像できますが、前作主演俳優の死を乗り越える、という部分が現実と劇中でシンクロしてること以外は、ほとんど評価できません。
90分くらいでまとめてくれたら感動もしたでしょうが、詰め込みすぎた要素や間伸びした演出、微妙な結末など、物理的にも体感的にもひたすら長すぎる作品になり、退屈この上ない時間でした。
続編を匂わせてますが、興味は湧きません。
男前ネイモア
なんとなく気乗りがしなかったが、
MCUの流れとして義務感強めに鑑賞
既鑑賞の人の意見で散見された"葬式映画"というほどはティ・チャラの事だけという感じはしなかった。
が、ずっと乗れない感じで終わってしまった感。
この話にあの長尺はいらなかったかな…
感じた事箇条書きで
・MARVELオープニングロゴは感動
・妹身長伸びたなー
・ワカンダの女性たち誰一人共感できないな…
・科学者殺しゃ解決っしょって短絡的スギー!
・ネイモア男前(ビジュアル)やなぁ
・ネイモア強っよ!
・母上淀君感出てんな
・待ってました!キルモンガー!
・エムバク男前(生き方)やなぁ
・リリの描き方雑やな…これなら出さんくても…
・腹貫かれたら流石に動ける理由描けー
・あれ?ネイモア急に弱っわ…
・オコエの新コス副官ブーバやん
・青に青ぶつけるな!
・最後王位争奪編の匂い
こんなとこかなぁ…
C・ポーズマン亡き後ここまで作り上げて、
というのは頭が上がらないが、
やはり残されたメンバーで物語を引っ張るには、
オーラ面で弱いなと感じた。
これこそ他アベンジャーズの力を借りてもよかったかなと。
あ、時間の関係でscreenXで見て、
やっぱscreenXって意味ないとこだけダイナミックで、
本当に意味ねえな…
と大方思ったんだけど、
ワカンダを飛行機?が飛ぶシーンが色合いとかCG感が
ディズニーシーの今は亡きストームライダーを
彷彿とさせて良かった!
ストームライダー感を味わいたい方は
screenXがオススメ、オススです。
ワカンダ・フォーエバー!
ブラックパンサー死去からのシュリ・ワカンダの物語。タロカンが、今回の敵?になったけれど思ったより完全悪でなくて正直どっちが正しいんだろうとか考えていた。地上殲滅はともかく、両方の言い分もわからんくもない。だからこそ、最後復讐に染まりきらずあの終わり方は良かった。
バトルシーンは見応えあったし、海中都市は綺麗。ストーリーも通してみてよく出来ていた。
キャラクターも魅力的だし、シュリの成長も良き!バトルスーツでの戦いは熱かった!
ただ、最後のネイモアの発言。実際ヴィブラニウムと各国/ワカンダとの争い?は決着してない気がする。
今後どうなるのだろうか、、、
marvel最高!
今日観てきました!平日と言うことで観客は5人程でした。
全作も良かったのですが、自分的には全作よりもスケールがでかくてめっちゃ良かったです。
ティチャラが亡くなったのはショックだったけど、十分すぎる出来だったと思います。
ひとことReview!
2年前に亡くなったチャドウィック・ボーズマンに捧げる一作か。家族の死を乗り越えて、意志を受け継ぐ妹の心意気には胸が熱くなるが、全体的に緩急の差が大きくて、途中でウトウトしてしまう。
今までのMARVEL作品を忘れた状態で見ると分からないことがたくさんある
エンドゲームからあまりMARVEL作品を見ていなかったのもあり、よくわからないところもあったが面白かった。ブラックパンサーも見たはずなのだが、シュリちゃんしか覚えていなかった。大人になっていてびっくりした。
永遠に終わらない戦争が起こってしまえばいい、と思えるほどの喪失をどう乗り越えて行くのか。死者の思い出を悼み、弔うこと。つらくて、苦しくて仕方のないことだけれど、乗り越えなければいけないことだ。
悪役にも主人公側にも愛と道理があったときの対立ほど苦しいものは無い。エンディングを思えば、もう少しうまく行く道は無かったのかと思うところもあるが、それは結果論に過ぎず、彼らは最善を選べたのだろう。選べたと思って生きるしかない。
シュリがお兄さんを悼むときの息遣いが劇場に静かで穏やかな風みたいに耳に届いた。
彼女がティ・チャラを悼み、死を受け入れるとき、安らかで暖かな時間を過ごせて安心した。
プリンス・ティ・チャラも聡明そうで今後の活躍が楽しみ。MARVEL作品を見返して、次回作を待ちます。
言いたいことはわかるが説得力がまるでない
前ブラックパンサーの死の原因がちゃんと説明されていないので、シュリが世界を恨む理由に共感できない。戦争を回避するために相手を殺さなかったのはわかるが、その勝利がむしろ偶然に助けられた感がある上に味方も劣勢だったので実質敗北した印象がある。さらにネイモアが攻撃してきた過程が自分勝手な上に、まるで反省していない描写まである。
前作がテーマ内容共に傑作だっただけに、あまりにも残念な続編としか言いようがない。
気高く生きるか?仕事を果たすか?
改めて書くまでもないが、
今作の特異な点は、制作側が彼の代役を立てない英断し、登場神物たちの状況と観客の状況を完全にリンクさせてしまった点だ。
最愛の人の死にどう向き合うのか、制作側が真摯に向き合ったことが伝わり、自分は胸を打たれた。
観客が完全にライドできる脚本と、圧倒的なビジュアルの美しさと相まって、彼がいないとだめだ、とは絶対に言わせないぞという制作の気概を感じた。
160分の長編だが一瞬も中弛みせず、最後まで観ることが出来た。
今作の展開のウルトラCは、
後半シュリがハーブを飲んだ後に会ったのが彼ではなく、まさかのキルモンガーだった点!
シュリの置かれた状況と完全に重なる、且つ復讐との葛藤を視覚化する上でこれ以上の選択はないく、彼の言葉が終盤まで重くのし掛かることに。(しかもネイモアとも重なるのだ)
安易に彼を復活させたり、祖先の平原で啓示を授けたりはしない。
決断はシュリ自身が下さなければいけないのだ!
▽その他思ったこと
・いつものOPがまさかのサプライズで号泣
・今作ではアイアンハートのリリ以外に他作品のヒーロー(+ヴィラン)をほぼ登場せず、作品のテーマを深堀りしている。最後のカメオでも出さなかった。
・リリとシュリのコンビがスタークとバナーのコンビの代替わりに見えて胸熱
新生
追悼をあんなに前面に押し出していたとは。
うがった見方はせず、チャドはホントに愛されていたんだなと思う事にする。
前国王の死から物語は始まる。
追悼から後継へと話は流れていくのだけれど、リアルな事情を加味すると、現場はどのような空気感だったのだろうかと思う。
作品的にはアクションは少なめだった。
それでも、しっかりと作品に躍動感をもたらすタイミングの良さは流石というべきか。
脇役の見せ場もふんだんにあってドラマに厚みもあった。親衛隊隊長のエピソードなんかは、胸が熱くなる。
CGのクオリティは言わずもがなだし、楽しかった。
だが、どおしてもチャドの影が過ぎる。
作風からして、そこに焦点が当たってるので仕方がない事なのだけど、やはり彼が演じたブラックパンサーが強烈すぎたのだろう。
ラストに前作の彼が映る。
その佇まい、彼へ向けられる目線、信頼感。絶対的な芯を消失した状態であったのだと改めて気づく。
なんかそんなグラつきを作品も内包してたように感じた。
作品自体、彼の死を乗り越えていく話ではあるのだけれど、気構えが足りなかったように思う。どこか、哀しみを拭いきれずにいるような…。
布陣としては総力戦だ。もてる全てを投入して、新たなブラックパンサーを誕生させなければいけない。だけど、この作品におけるチャドはハマり役で当たり役だったと思う。果たして超えられるのか、前国王の死という歴史が必然であったと言い切れるような作品に成長させていけるのか?
それでも、どうにかこうにか落とし前をつけたってとこなのだろうか。
今後は彼女な成長の物語も同時に描かれていくのだろう。というか、母まで殺す事なかったんじななかろうか?彼女の孤独は誰に寄り添えば軽減されるのだろう?アベンジャーズの強烈な個性の集団の中で、彼女が埋もれていかない事を願う。
ワカンダのリズムというか、アフリカの音楽なのだけど、太鼓の音が力強く、心臓の鼓動のように聞こえ、命の強さを感じてた。
偉大なるワカンダの前国王にして、知性と野生と品格まで備えていたブラックパンサーの冥福を祈る。
大切な人の死を乗り越えた先には、なにがあるのか
あー面白かった。
いっぱい泣いたし。
映像がとんでもなく綺麗で、かつ2時間40分を思わせない展開続きで全然飽きなかった。
最近のMARVEL(特にドラマは)ポリコレゴリ押しが過ぎていて脚本をおざなりにしているなと感じていたが、やっぱりMARVEL好きだなぁとなった。
前作を上回るアクションも然ることながら、音楽がめちゃくちゃかっこいい。
キルモンガーの再登場から彼の意志、行動に対する是非なんかも再起されていて、今回もヴィランがいい意味でヴィランしてなくてどちらにも感情移入出来て面白かった。
ていうかネイモアが強過ぎるんよ、、、
さすがにあれで弱点がないと本当にハルク越えしちゃうから、あれくらいが丁度いい。
雰囲気は「エターナルズ」にも似た感覚を覚えたけど、ラストバトルはエターナルズより大迫力で満足出来た。
でもシュリがエムバクやナキアの意見ガン無視で復讐心むき出しで戦争を始めたもんだから、ずっと複雑だった。最後はいい感じに収まったから良かったけど。
でもどこかで聞いていた、「what if...?」で撮影して、未使用の故チャドウィック・ボーズマンの音声を使うような話は、無くなっちゃったのかな?またはカットされたか。
やっぱりハーブを飲んだ時に先祖との会話ができるシーンで、少しでも声やCGで彼の姿を期待しちゃっていた。
エンドロール後のシーンも、いつもは2つあるけど、今回は1つだったのもちょっと寂しかった。
アイアンハートのスーツはワカンダに置くことにしたみたいだけど、ドラマシリーズでまた見れるとは思う。
個人的にリリの父(或いは祖父)はインセンなのでは?とか勝手に考察してしまいます。
ちなみに個人的な推しはエムバクとロスです。
余談だが、映像美もシナリオも、正直アバター越えだと思う。笑
Wakanda Forever!!!
and R.I.P Chadwick Boseman....
正義は戦争を招く!
アベンジャーものらしい力作に唸りました。この作品では、三つの対立軸が出てきます。海の帝国タロカン、ワカンダ、そしてアメリカを中心とした国々です。これらの国が、奇跡の鉱石「ヴィブラニウム」を守る、あるいは奪取したいがために戦います。俯瞰して見ていると、それぞれの国は、自らの国が正義であると信じて戦っています。つまり、地球上のおいては、正義はいわば戦争を引き起こす究極の原因なのかもしれません。「自国は間違っていない」を「自国は間違っているかもしれない」と思うことによって、戦争はきっと回避できるものかもしれません。復讐心に燃えた女王が戦いながらも、最後には母を殺した相手を許します。その時に戦争は終わりました。これが現代に必要な平和になるための哲学なのかもしれません。あと、ブラックパンサーの俳優が亡くなったということで、作品の中でも亡くなってしまいますが、その俳優がいかに偉大だったかの証左なのかもしれません。そしてエンディングでは、なんとブランクパンサーの本当の継承者である息子が出てきました。新しい未来の活躍が期待できそうで、気持ちが躍りました。いずれにしても、マーベル作品はまさに安定のエンタメ作品を、これでもかこれでもかと出してきますが、観るものをいつも幸せにしてくれることに、感謝しかありません。
しっかりチャドウィック・ボーズマン!
まさかのお兄ちゃんの急逝、しかも母親である女王までも失うという展開でしたが、悲しみを乗り越えて妹のシュリちゃんがしっかりワカンダ帝国をワカンダ帝国は妹のシュリちゃんが守ってくれました♪
チャドウィック・ボーズマンとの思い出もしっかり刻まれております。
まだまだ続くとの事で楽しみです♪
日本語吹き替え版で観ましたが、我らがリーダー・百田夏菜子さんの凛とした声の力に感動しました。
ブラックパンサーは死なない
2020年、チャドウィック・ボウズマンの訃報はあまりにも突然で衝撃だった。
『42 世界を変えた男』などで実力を示し、『ブラックパンサー』で堂々たるスターの風格を魅せ、死後に配信された『マ・レイニーのブラックボトム』では残念ながらオスカーは逃したものの名演を披露。
人気、実力、魅力、スター性、そして勿論人柄もいいのだろう。全てを兼ね備え、ハリウッドを担う存在になるだろうと思っていた。何事も無く、そうなっていくだろうと当たり前のように思っていた。
順風満帆の矢先…。
ステージ4の癌。前作や『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『~エンドゲーム』を闘病しながら撮影していたらしく、本当に本当に頭が下がる。
本当にこの世は、時に残酷で不条理だ。
ハリウッドが、世界が、彼の死を惜しみ、悼んだが、最もショックを受けたのは彼の家族と、言うまでもない。
『ブラックパンサー』の全スタッフ/キャスト。
2018年に世界中でメガヒット。MCU初の黒人ヒーローで、民族性やオリジナリティー、テーマやメッセージも織り込み、コミック・ヒーロー映画として初のアカデミー作品賞ノミネート。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『~エンドゲーム』を経て、続編にも期待が掛かる。
だが、突然の不幸で主役を失った…。
映画の歴史の中で、突然の不幸で大切な仲間を失った例は少なくないが…。
大抵そうなった場合、製作中止か、代役か、劇中で生存している設定だが登場はしないとか、いずれかの手段が取られる。
が、MCUからは伝えられたのは、代役を立てずに続編製作続行。
一体、どうやって…?
一切の秘密のベール。徐々に予告編などで解禁され、遂に公開された。
劇中でもブラックパンサーことティ・チャラ王が突然の病で死去。
これを描くのは、関係者皆、辛かっただろう。
しかし、向き合った。
現実世界ではチャドウィックは亡くなったけど、劇中では登場はしないけど生きている…なんてやったら、嘘を付き、現実から目を背け、受け入れていないと同じ。
悲しい。辛い。
だけど、チャドウィックはもう居ない。
それを受け止め、最大限の敬意と哀悼で、彼を称え、送り出す。
それは映画だからこそ出来る事。
“チャドウィック・フォーエバー”と共に。
彼へ捧ぐマーベル・ロゴやリアーナによるエンディングの主題歌からも。
しかし、いつまでも彼へ思いを馳せていてはいけない。
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、世界中の人たちが待望している“映画”。
それを届け、ワクワクさせ感動させてこそ、チャドウィックへの本当の手向けになる。
その点はさすがMCU、心配は無用だった。
エンタメ性や哀悼引っ括め、MCU2番目の長尺161分を、ライアン・クーグラーが一気に見せきる。
ティ・チャラが亡くなって1年。
世界中が弱体化したであろうワカンダからヴィブラニウムを狙う動きを見せていたが、女王ラモンダは強い意思を示していた。
そんな時、海底でワカンダにしか無い筈のヴィブラニウムが発見され、アメリカは採掘を行うも、何者かの襲撃に遭う。
ワカンダ人とされ、ワカンダは窮地に立たされる…。
ヴィブラニウムを所持していたのはワカンダだけではなかった。
海底の帝国、タロカン。その王、ネイモア。
タロカンの存在とヴィブラニウムの奪取を防ぐ為、強硬手段に出る。
ネイモア王自らラモンダと王女シュリの前に赴き、警告と接触を図る。
タロカンのヴィブラニウムを探知した機器を発明した人物を消す。
ワカンダから、シュリとオコエ隊長が保護に出向く。
発明したのは何と! まだ学生の少女、リリ。
ワカンダからすれば村レベルらしいが、外の世界の者としてはなかなかの人材。
タロカン兵の襲撃。一戦交えた後、シュリとリリはタロカンへ連れ去られる。
護れなかったオコエはラモンダから職と任を解かれ…。
足に翼が生え、海も陸も空も蹂躙し、強大な力を誇る。今回の敵、ネイモア。
タロカン人は青い体色。
一瞬、『ブラックパンサー』じゃなく『アクアマン』か『アバター』を見てるのか?…と錯覚するが、ワカンダと世界の新たな強敵。
しかし、“強敵”とはどの立場に立っての意味か…?
タロカンからすれば、ワカンダや世界こそ脅威。
ワカンダにすれば、平和を脅かす存在こそ脅威。
世界にとっては、攻撃してきた国こそ敵。
一方の見方、一つの誤解や行動などで世界はいとも簡単に対立し、戦争を起こす。
某国のように、戦争は一方の傲慢にによって引き起こされる。本作製作時、渦中の侵略戦争は始まっていなかったが、戦争が起こる危うさを訴える。
シュリはタロカンで、タロカンの歴史と美しさ、ネイモアの生い立ちを知る。
決して他国を侵略し、支配下に置こうとする野蛮な独裁国でも君主でもない。
平和を望んでいる。
しかし、その平和が脅かされるなら…。
ネイモアは過去、地上人の野蛮な行為を目の当たりにしている。
ティ・チャラの国連のスピーチで、ヴィブラニウムが世界に知られる事になったと非難する。
同盟と和平の道は無いのか…?
無かった場合、ネイモアとタロカンは危険な存在を孕む…。
その危険が、いよいよ起こってしまう…。
ラモンダの命を受け、隠遁していたナキアが救出に。
その際、タロカン人が犠牲に。
怒りと悲しみのネイモアはワカンダを急襲。
防戦と混乱の中、まさかの人物が…。
報復と争いは更なる悲劇を招く。
ワカンダとタロカン。憎しみと悲しみと争いの中に陥るしかないのか…?
チャドウィックの喪失からスタートしただけに、MCU作品としては極めて重く悲しい雰囲気漂う。
が、決して、『エターナルズ』のような辛気臭い雰囲気だけじゃない。
所々、ユーモアを挟むセンスもさすが。シュリとオコエのやり取りが愉快。
そこに、来年の配信ドラマに先立って、新キャラ、“アイアンハート”ことリリ登場。トニー・スタークのアイアンマンスーツに匹敵するアーマースーツを開発した天才発明家少女。
性格は陽気。シュリとオコエとリリの掛け合いはまるでガールズ・ムービー?
勿論アクションも見もの&見せ場。
オコエら女性のみの親衛隊による槍のバトルは前作に引き続き。
リリ開発のアーマースーツはアイアンマン同様空も飛ぶ。
ネイモアのハルク並みの超人パワー。
今回海が舞台の一つでもあり、海から襲撃するタロカン人との海上バトル。
海、陸、空…前作以上のスケールのアクション。
遠隔操作でバックアップしていたシュリも実戦に立つ。
チャドウィックがもし生存していた時とは、まるで違う話になっていただろう事は明白。
敵は同じだったかもしれないが、何でも、サノスの指パッチンで消えていた5年間で変化した世界とワカンダに苦悩するティ・チャラに、新たな脅威と試練が立ち塞がる…という風になっていたとか。
ティ・チャラに代わり、その脅威と試練に立ち向かう事になったのは、シュリ。
演じたレティーシャ・ライト本人が何より驚き、プレッシャーを感じたであろう、ズバリ主演!
兄の闘いをバックアップしていたのに、実戦に立ち、アクションも披露する。
でも、最も複雑なのは、内面。
兄の死の直前、兄の病を治そうと研究に没頭していた。が、間に合わず、救えず…。
後悔と悲しみを背負い込み、ラボにずっと引きこもったまま。
ラモンダ女王とて同じ。前々王である夫に続き、息子をも早くに亡くす。
一人の妻として、一人の母として、その悲しみの心中は深い。
が、新たな君主として、悲しみに暮れるワカンダを導かなければならない。
脅威と対しなければならない。
アンジェラ・バセットが気丈さと悲しみと威厳と慈愛を演じ切る。
ティ・チャラの元恋人、ナキア。彼女はティ・チャラの葬儀に現れなかった。その理由…。
国や民にとっては国王でブラックパンサーだったが、私にとっては全てだった。
この言葉に、想いが集約されている。
本当にチャドウィックの喪失無くしてドラマもキャラ心情も語れない。
ちょっとセンチメンタル過ぎではないか?…という意見も無きにしも有らず。
前作は独自の黒人ヒーロー映画として革新的であったが、今回はやはり感情が大きく揺さぶられる。
MCU作品を見てる/見てないで評価は分かれるかもしれないが、前作以上にエモーショナルなドラマなのは事実。
予告編でも姿を見せていた、本作の肝である、あの新たなブラックパンサーは誰か…?
まあ察しは付くが、やはりしっくり来る。そうでなくちゃいけない。
でも、ヒーロー映画なんだからただ新たなスーツさえ着ればいい…なんて、そんな単純な事じゃない。
ブラックパンサーになるという事は、凄まじい使命と責任を担う。
儀式もさることながら、国、民、王位、覚悟、全てを背負う。
自分は何者か…?
自分は相応しいのか…?
兄とは違うのは明白。兄は気高かった。それに対し、自分は…。
ある復讐と闘いの為に、ブラックパンサーとなった。
ネイモアとの決着。死闘の果てに、遂に追い詰める。
トドメを刺し、復讐を果たせる。
兄の死はどうする事も出来ない病と救えなかった自分へのせいもあるが、ある人物の死は今まさに手に掛けているこの男の罪。
が…
ネイモアが自分の国や民を思っていた事に偽りはない。
ネイモアを失ったら、タロカンの国や民は…?
それは大切な人を失ったワカンダと同じ。
ネイモアの罪は憎い。
このまま復讐に駆られ、ただ憎き相手をこの手で死に至らしめるのは、同じ立場に立たされたワカンダとタロカン、自身にとって、復讐を果たし、それで何かを埋められる事が出来るのか…?
同じであっても、違う。
ブラックパンサーは復讐者ではない。
ブラックパンサーは、守護者なのだ。
それに気付いた時、真の意味で、何をすべきか。
喪失と悲しみ。脅威。
それらから立ち直り、乗り越えて。
ラストシーンに登場した思わぬ人物。
出来過ぎでいつの間に?…とも思うが、
命も思いも、引き継がれていく。受け継がれていく。
新たな、全ての思いを込めての、“ワカンダ・フォーエバー”。
ブラックパンサーは死なない。
ヒーローの世代交代、役者の世代交代
ネイモアがスマートなキャラであるが故に、今後妬む奴が出てきそう。
もう一度ちゃんとみたいけど、シュリは道徳心と復讐心を併せ持った、痛みを知るリーダーと言うことでそれを象徴する金と銀のラインが入ったスーツというわけか。
キルモンガー(マイケルBジョーダン)の再演はかなりのファンサービスだったと思う。
今作で誕生した今後のMCUのキャラ
・ネイモア(なんと、ミュータント。ヴィランだけど、スマートでいいやつ。が故に今後何かありそう。例えばワカンダを敵視している部下が反逆するとか)
・シュリ(新しいブラックパンサー; 両親と兄、家族を全員失った後に国を守る使命を与えられた。しかし、リリとの絆や甥がいる事も判明。辛すぎるけど、頑張れシュリ!!)
・リリ(アイアンハート; 女性版アイアンマン。シュリよりも頭がいいかもしれないキャラ。シュリのことをよろしくねって感じ。でもまだヒーローになる心構えはない。今後Disney+で単独ドラマをやるらしいから、そこでの成長に期待。)
・ティチャラJr. (まだ子供だけど、今後ブラックパンサーとして活躍していくこと間違いなし。そして映画の中でチャドウィックボーズマンの遺伝子が受け継がれていくことに!)
・オコエとアネカ(青いアーマーを着た特殊兵士みたいな感じになった。ドーラミラージュの域を超えている。なんか映画「アーマーウォーズ」とかにも出てきそうな、、、伏線?)
時系列について
ラモンダが劇中でナキアに「サノスとの戦いの後から姿を消して6年」と言っていた。サノスが地球に来たのが2018と2023なので、多分今作は2024年?ということは指パッチンで消されていたティチャラは2023年に復活してすぐに病気になったということになる。あと、2018年に子供が産まれてすぐに指パッチンされたということになる。子供にどれだけ会えていたのか。。辛いね。
エンドクレジットに何もなかったのは残念だったけど、チャドウィックボーズマンの追悼映画だったから仕方ない。
No. 1200
壮大なfuneral
さよなら、チャドウィック…
フェーズ4と括られるマーベル映画作品はここまで常に喪失を描いているが今回がその集大成と呼ぶべき作品だと感じた。
ティチャラの死から立ち直ろうとする国の中で起こる更なる喪失を、新たなブラックパンサーが受け止め立ち上がる姿は胸を打つものがあった。精神的にまだ幼く、身体的な能力もまだ心許ない彼女が今後どう成長して行くのかが楽しみだ。
新しいブラックパンサー!
最初はティ・チャラが亡くなることから始まります
病気だったようですが何の病気かはわからず、、
マーベルロゴが出てくるところで
チャドウィックさんが出てきたところをみて
ほんとに亡くなったんだなと思って寂しくなりました😢
シュリが兄と母の死を乗り越えて
新たなブラックパンサーになる姿、、
良かったです!
これからブラックパンサーと海底帝国タロカンが
どうMCUに関わるか楽しみですね〜
そしてアイアンハートがついに出てきました!
アイアンハートの映画が今から楽しみです😊
さらにミュータントという言葉出てきました!
MS.マーベルでそれっぽい遺伝子がどうとかは出てましたが、、
X-MENの映画もさらに楽しみです!
MCUの世界はどんどん広がっていきます!
死ぬまで終わるかな🤔笑
気楽に楽しみのが吉
いきなり前作主人公が亡くなって、身近な人たちの葛藤と成長を描きつつ新しい敵と戦う感じ。
突っ込みは禁止でお気楽エンターテイメントとして楽しむのが正解だと思います。
長く自分の力と付き合ってきたはずなのに一週間前までは超人ではなかった新生ブラックパンサーや普通の高校生をしていたアイアンハートに負けてしまう悲しいネイモアさんとか、数百年海底に引きこもっていたせいで世間に疎くなっていたとかネイモアさんとかは言っちゃだめですね、ティ・チャラならともかく、シュリぐらいのヒーローなら一山いくらでごろごろしてる世界ですのに。
全104件中、21~40件目を表示