「レティーシャ・ライトの頑張りに賛辞」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
レティーシャ・ライトの頑張りに賛辞
まずは、夭折したチャドウィック・ボーズマンに改めて追悼の意を捧げたい。主役だった彼亡き後、続編として成り立つのかが焦点だったが、現実の哀しみを劇中ドラマに上手く取り入れていたと思う。
肝心のストーリーは、多くのレビューでも指摘があるようにタロカン帝国との対決に至るまでの経緯がちょっと淡泊というか、ツッコまざるを得ない。なんか無理やり対立構造に持っていった感が…外交ってホント大事。タロカン人が『アバター』のナヴィ族やアクアマンとどうしてもダブってしまうのは、まぁやむ無しといったところ。
それでもアクションシーンは前作よりも観やすくなっていたし、とにかく作品完成に漕ぎつけたキャスト、スタッフ双方を労いたい。特に半端ない期待とプレッシャーをかけられたであろうレティーシャ・ライトに最大級の賛辞を。
余談だが、序盤に出てくるドクター・グレアム役の女優さんにどこか見覚えあるなと思ったらレイク・ベルだったのに驚き。いいコメディエンヌぶりを発揮するご贔屓女優で、おそらく『WHAT IF...?』でブラックウィドウの声を担当した縁からのキャスティングだと思うが、ちょっと残念な扱いだったのが悲しい…
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