「チャドの追悼映画として」ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー ぷーさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5チャドの追悼映画として

2022年11月11日
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観てすぐに殴り書きしてます。何かモヤモヤ。

チャドウィック•ボーズマンの追悼映画として個人的には遺作と捉えて観ました。
お馴染みマーベルオープニングタイトルが、チャドに埋め尽くされるシーンには胸が熱くなりました。

本編に入ると昨今の戦争の発端を短時間で教えてくれる「誰でも分かる戦争の話」みたいなモノ見せられてるような気になりましたし、争う同士の誤解が招く結果が復讐劇に繋がる映画は数多く観てきました。原作あっての話なのでフレッシュさが無いのは仕方ないのかなと。

シュリを主人公に迎え、世襲制の問題もひとつテーマで描かれると思いましたが、そこはすんなりいって一安心しましたが、最後にあの子が…と、どんな描かれ方をするのか?

ワカンダVSタロカンという全面戦争のキッカケはアメリカの私欲がキッカケであると、今の戦争情勢の縮図として描きたかったとは思いますが、あまりにもどこにでもあるシナリオに、映画本編が始まる前のアバターの新作の予告編の続きを観ているような錯覚すら覚えました。

途中、ネイモア率いるタロカン側が可愛そうに見えてしまいました。タロカン側がワカンダの精鋭達を圧倒したにも関わらず、1週間後には逆に圧倒される…もっと話し合えよ?と思いましたが、自分ならどうする?と復讐心と戦う自分もいましたが、答えは、途中でシュリの前に現れる、あの彼の話に尽きます。少しお説教して終わり…というのは少し残念でしたが。

コロナ禍、チャドの死、色々変更を余儀なくされたのは分かりますが、最後の船での戦いのスケール感の無さに少しガッカリしました。アイアンハートとオコエの新スーツ…日本の戦隊モノのにしか見えないチープ感が気になりました。原作によせ過ぎたんですかね?

ぷー
酒井柊さんのコメント
2022年11月18日

説教に関してはラモンダが出てくれたので十分かなと個人的には思いました。
最後の戦いは元々ワカンダはまともに戦う気はなくて、あくまでネイモアとシュリの一騎討ちに持ち込むためのものだったけど、敵に動力源(?)を壊されたのであの場で戦いを続行せざるを得なかっただけで、ワイヤーで上から吊し上げた状態で戦うにはあの船のシンプルで無駄の無いデザインはもってこいかと。

アイアンハートは今後のドラマに期待ですね。

酒井柊