ソー ラブ&サンダーのレビュー・感想・評価
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まあ、ワイティティだね。
ソーの前作から引き続き監督のタイカ・ワイティティ。「ジョジョ・ラビット」との落差も激しいが、計算された(ダサい笑い)を堂々と、恥ずかしげもなく、観客に放り投げる勇気に感服する。
メタリックな感じが良かったかも
正直、苦笑の連続だったし、ストーリーもかなりの不思議ちゃんで、かなりの肩すかし。まぁそれでも今までの貯金でけっこう楽しめましたが─。
いい意味でも悪い意味でもテキトーでめちゃくちゃな印象です。
最後のロゴ風クレジットとか、エンドロールのロニージェイムスとか、メタリック感満載でかなり惹かれましたが、またとか言われてもこの全部を見た後じゃ、ええ(汗)・・・ってなっちゃいますねー、正直。
revange on the gods
Dolby Cinema 3Dで鑑賞しました。
オープニングからガーディアンズオブギャラクシーと一緒に行動しているシーンまでは、MCUの映画らしい雰囲気があり楽しめました。ソーの戦闘も迫力があり程良く笑える感じが良かったです。
それ以降ちょっと残念だなと思った事です…
・ゴアが影を操ったりして強い能力ですが敵としてあまり絶望感がなかったこと
・全知全能の神なのにゼウスがあまりにも威厳がなく、協力もしてくれず敵になってしまったこと笑
・最後のゴアとのバトルも神でなく子ども頼みだったこと
・ジェーンがせっかくムジョルニアからパワーを得たのに悲しい最期を迎えてしまったこと
次回の作品では、ヘラクレスが父ゼウスの復讐に来るようですが、
ソーとゴアの娘が平和に生活してほしいなと思いました笑
ヴァルハラにいるヘイムダルとジェーンに
ソーが死んでしまう以外で再会もしてほしいです(*^^*)
サラッと今回も登場。
ロキ役としてマット・デイモンがサラッと出てきて、ついクスッと笑ってしまった。あのサノス襲撃から逃れられていて安心しました。
愛をテーマに80s映画を意識したタイトルフォントはトップガンマーベリックと一緒に観ると一気に少年時代にタイムスリップしたような感覚になりました。
オープニングの戦いでガンズの曲をバックにガーディアンズと共に戦うシーンには、つい声を出してしまった…。
ジェームスガンに通じるタイガじるしの笑いも沢山あって楽しめました…まさか最後にはウルッとさせる、是枝監督作品のような家族愛が描かれて最高でした!
ラブ&サンダー&ロック&コメディ
アベンジャーズエンドゲーム後ガーディアンズと共したソーのお話ですが、個人的には楽しめました!
良かった点
・ドラマシリーズの予習はしなくていい
・アクション×音楽がめっちゃかっこいい
・タイトル回収
悪かった点
・シリアスな場面や真剣な場面のギャグ
・なんでもありな戦闘
・あっけないゼウス
あくまで個人的な意見です!
スパイダーマンNWH、ドクターストレンジMOMとはまた違った作品ですので、気持ちを切り替えて見に行く事をおすすめしますが、もちろん監督の良さが沢山見られるので「ソー ラグナロク」が好きな方はぜひオススメです!
ストームブレイカーかわいい
見どころは山羊だよ山羊
近所の映画館でIMAX 3Dにて鑑賞。いやね通常スクリーンの字幕上映が一回転って、儲けにきてはりますやん….
でもよかった。特に山羊!!狂ってますわ、褒めてるけど。
お話自体は丁寧に説明されてる訳じゃないけど、映画の尺からすると必要にして充分かな。過去作未鑑賞の人も安心です、あらすじは映画内で説明されてます(笑)
対峙する相手とのパワーバランスがもうおかしなことになってるけど、ソーの物語としてはそこ重要じゃないかもしれんすね。
最近You TUBEで岡田斗司夫のフラタニティ教育の動画見たんですけど。私の「印象」だと、このフラタニティ(友愛)という考え方が脚本のバックグラウンドにあるんじゃないかと→ヴァルハラがその象徴。
この考え方への共感具合によって映画への評価/共感が変わってくるかもしれないっすね。
あとタイトル、ラブ&サンダーって適当なタイトルだなぁと思ってる人は最後に打ちのめされます←俺
自分にとっての一番の見どころは山羊ちゃんですが。
いや、これはおかしい...。
「リコリスピザ」「エルヴィス」と、7月は序盤から傑作に恵まれたというのも勿論あったのですが、これはおかしい。こんなにおかしいと思ったのはヒーロー映画だと「ダークナイトライジング」以来ではないだろうか。
勿論良かった所もある。私は原色とか鮮やかな色合いを好む傾向があるので、タイカ・ワイティティ監督以降の色調の強い感じは好みです。デューンに少しは見習ってほしいくらい。アクションシーンも、ハンマーの使い方とか目新しい所もあり、シーンとして楽しい所は勿論あります。好みが分かれているそうですが、序盤の「ソー/ラグナロク」劇場は可愛くて好きでした。丁度前作の内容を忘れていたのもあって、親切設計だなぁと思いました。
しかし、お話はあまりに雑ではないだろうか?
根本的に語りたいテーマがいくつかあって、それらが描写として全然上手く機能していないというか、はっきり言って雑である。
テーマとしては、「愛の大切さ」「復讐は良くない」「運命(神様)の理不尽さとその中でどう生きるか」みたいな所でしょうか?パンフで監督が「中年の危機」というテーマを話してるそうですが、それは全然感じなかったですね。
分かりやすい所で「復讐は良くない」という所がおかしいポイントであるのですが、これは正に今作で人気キャラであろうクリスチャン・ベールのこと。彼は冒頭から神の怠慢によって娘を失った男として描かれており、その怠慢さに怒り、神々への復讐を誓うわけです。これが最終的に「良くない」「本当の望みはそうじゃないだろ?」みたいな終着点に行き着くわけですが、これがよく分からない。というのも、神殺しが良くないといいますが、何故ダメなのかよく分からないからです。実際、冒頭以降に出てくる神様にもロクな奴らはいないので、「殺されても仕方ない」と思ってしまうのです。じゃあ、あれだ。「人殺しは良くない」のと一緒で倫理的な問題があるんだと思って観ると、中盤にソーが憧れの神ゼウスを恨みで殺すというシーンが肯定的に出てきてしまうため、「じゃあなんでクリスチャンベールはダメなんだよ!?」となってしまいました。これはドクター・ストレンジ2でワンダが言っていた「何で私がやると悪者であんたがやるとヒーロー扱いなの?」というヒーロー擁護の理不尽さへの問いかけに対して、見事に悪い形で応えてしまっていると思いました。
そして、おそらく今回一番大事であっただろう「限りある命を大切に」なテーマですが、これはもう最後のドラゴンボールな展開で台無しとしかいいようがない。蘇るのがアリだったら、みんな蘇ればよくなっちゃうじゃん!「それでジェーン蘇らせれば?」となってしまい、凄い限りある人生の重さが軽くなった瞬間でした。
他にも単純にツッコミどころのある脚本ではありますが、これ以上書いてると頭痛が再発しそうなので、この辺で辞めておきます。
映画館で観ることはそんなにオススメしないですね。アクションを楽しむというだけで良いなら「トップガン/マーヴェリック」の方がライドものとしての楽しさに溢れているので、行っていない人にはそっちの方を勧めます。
個人的には、今作が「ガーディアンズオブギャラクシー Vol.3」には全然影響しなさそうと分かったのは良かったと思いました。
では、また。
ヤギの面白い鳴き方大会優勝!
まず第一に、病人から戦士まですっと演じられるナタリーポートマンさんの振れ幅すごい‼︎
今後もmarvel作品でも見れると嬉しいなあ、、!
今作品はギャラクシー好きとしても、
ちょっとでも彼らのわちゃわちゃシーンが見れて満足でした!
あとヤギの鳴き方のクセ強すぎて笑いました
ソー、続編も楽しみにしてるぞ!
ロックとマイティ・ソーのマリアージュは凄かった。 爽快な音楽とアク...
ロックとマイティ・ソーのマリアージュは凄かった。
爽快な音楽とアクションは今までの作品とも違って観ていて気持ちいい。
反面ストーリーは物足りない感じがした。
キャラの登場、退場共にあまりドラマがなく、良くも悪くも爽快なだけの映画
MCUにしては気楽に楽しめます
シリーズ4作目、MCU第29弾ということで、あいかわらす過去作からのつながりが多いものの、メインストーリーは本作単体でも十分に理解できるので、未鑑賞過去作の多い自分にはありがたかったです。また、過去の背景について、ある程度はナレーション付きで振り返ってくれるのも親切でした。MCUにしては初心者に優しいサービスが好印象です。
ストーリーは、深い信仰心を持ちながらも、無慈悲に娘を失い、魔剣ネクロソードに魅入られ、神々の抹殺に取り憑かれた男ゴアの復讐劇を、ソーとかつての恋人ジェーンが、命をかけて食いとめるというもの。ゴアと娘、ソーとジェーンのそれぞれの愛を描きながら、ソーの魅力に新たな一面を加えるラストがグッジョブって感じでした。
冒頭こそ、重苦しい雰囲気で開幕したものの、以降は随所にユーモアを交えた展開で、最後まで楽しく鑑賞できます。ソーと周囲の人たちとのユーモラスな会話、言葉がなくてもわかるストームブレイカーとの関係、巨大なヤギ、ゼウスのサンダーボルトパフォーマンスなど、至るところに笑いのネタが仕込まれています。
映像的には、神々にふさわしい豪快なバトルシーンが見ものです。ややエフェクトが過剰な気もしましたが、マーベル作品らしい、スピードとスケール、派手な演出が楽しませてくれます。中でも、ソーならではの武器ムジョルニアの挙動がすばらしいです。スピードと重さを感じさせるのはもちろん、粉砕からの再生を利用したトリッキーな挙動もおもしろかったです。
主演はクリス・ヘムズワースで、文字通り体を張った熱演が感動と笑いを誘います。ジェーン役のナタリー・ポートマンは、美しさと強さが同居した女性版ソーがよく似合っていました。ぜひ次作以降も登場してほしいです。そして、なんといってもゴア役のクリスチャン・ベールが秀逸です。彼の存在と演技が作品全体を貫き、ぐっと引き締めている感じがしました。あと、脇を固めるラッセル・クロウもなかなかの存在感を発揮しており、次作での動向が気になるところです。
面白かった!けど。。。
編集か、台本か、そのどっちかがグダグダで、序盤はつまらなくって苦痛だった。途中からテンポよくなり最後までやっと見ることが出来たので良かったかな?
ゴアさんの演技がとても良かった。神様は総じてクズしかいなかった。それでも人は救いを求める。
そしてパパになる
マイティ・ソーシリーズからマイティの冠が外れ、米国と同じタイトルになり、前作のような副題の改悪も無くなり、無事に足踏み揃ったソー。MCUの中でも現時点で1番長く活躍されているソーの姿を劇場で拝むのは初めてだったので超ワクワクしながら鑑賞しました。
う〜ん、面白いんだけれどタイカ・ワイティティ監督の力量と前作のハイテンションさと比べるとかなり物足りない作品になっていました。
<GOOD POINT>
・ソーや周りのコミカルさ
アベンジャーズの中でもコメディリリーフの位置を確立されたソーですが、やはりワイティティ監督の相性が良いのか、笑わせるところでしっかり笑わせてきてくれました。時差ボケだったり、1、2で人気だったキャラを粗末に葬った前作を弄ってみたり、その顛末を監督が演じるキャラが語ったり、ずっと叫んでる飛び道具担当のヤギだったりと、随時に散りばめられているコメディ部分はとても楽しめました。
・神バトル
アクションや映像面で見比べると酔わされるような感覚に陥った「ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス」には劣りますが、雷撃が光りまくったり、地面を踏み込む様子が力強かったり、最終戦の子供達と共に戦うシーンが印象的に残っています。子供たちが目をホントに輝かせて敵を一掃していく様子は清々しいです。今作のMVPはちょいメンヘラ気質だったストームブレイカーです。ニュッと画面外から登場する姿はB級映画で怨霊の魂の宿ったアイテムのようでした。
・ラストの継承の物語
ソー自体も4作目とそろそろ終わりが見えてきているんじゃないかなとは思っていましたが、ラストに今作のヴィランのゴアから託された娘を引き取り、自身の娘のように育てパパになったソーの姿はいつもより逞しく思えました。最後新たな敵の出撃に娘とソー、ストームブレイカーをソーは手に持ち、娘はムジョルニア、亡くなったジェーンからの継承でもあり、そのシーンで戦いに赴く姿はとてもグッときました。盛り上がる音楽と共にめちゃくちゃグッときました。
<BAD POINT>
・テンポが非常に悪い
ソーの扱いが難しいのは1作目からひしひし伝わってきており、前作でワイティティ監督が上手く乗りこなしたなと思いましたが、アクの強いコメディとダラダラと続けるノリ、シリアスになり切れない展開もあり中盤はかなりグダッてしまいました。フロックだったのかなぁ…。
・ゼウスの扱い
ラッセル・クロウ演じるゼウスもポッと出で強さという強さも感じられませんし、非常に勿体無いなと思いました。エンドロール後の映像で続編を匂わせており、確実に関わってくるとは思いますが、5作目まで観たいかというと…。
・画面が暗い
クリーチャーとの戦いの際も全体的に暗く、せっかく面白そうなのにシルエットだけのクリーチャー相手に無双する姿は滑稽というか、物足りないというか。ここにお金かけて欲しかったなぁ。
・ガーディアンズ速攻退場
エンドゲームから帯同しているソーとガーディアンズ、ガッツリとはいかなくてもそこそこ絡んでくれるんじゃないかなと思いましたがかなり冒頭で退場という残念さ。ソーの単独作なので仕方のないことなんですが、序盤もソーの強さを見せつけるための引き立て役のようでしたし、ガーディアンズの扱い方はジェームズ・ガン監督がずば抜けているんだなと再確認。
トータルでは否よりになってしまいましたが、マーベルとしての最低限の面白さは保っていたと思います。変にドラマとの関わりを匂わせてないのも好印象ですし、シンプルなので割りかしスッと入ってはくる作品でした。
鑑賞日 7/8
鑑賞時間 18:30〜20:45
座席 L-9
7年ぶりのカッコいいヘムズワース『ソー』の復活
7年ぶりのカッコいいヘムズワース『ソー』の復活。やはり鍛え抜かれた格闘家のような肉体とロン毛の復活はヘムズ・ソーの暴れるシーンだけでも観る価値が。カメレオン名優のクリスチャンベールの怪演と存在感ある美女優、ナタリーポートマンなど役者力がコンパクトな2時間を彩るエンターテイメント。
ゼウスの右の金髪の子
久しぶりのアベンジャーズオリメン映画という事で、
観ねばあかんと鑑賞
前半のGOGとの共闘時のWelcome to the Jungleでテンション爆上げ!
こういうの!こういうの!
ロックの名曲たちに合わせてソーが暴れまくるんやろな!
と、思いきや、振り返ればここがテンションのピークだったかなと。
よかったとこ
・コーギーが語るココまでのソー
・GOGとの共闘
・マット・デイモン
・焼きもち焼きのストームブレイカー
・義理堅いムジョルニア
・クソすぎるゼウス
・ゼウスの取り巻きの向かって右にいた金髪の子がめちゃくちゃかわいかった
・子供たちのバトルとくにウサギ
・ゴアのビジュアル
・Wソーの鎧デザイン
あまりささらなかったとこ
・ゴアの掘り下げ
ネクロソードの呪いに操られてるからってのは分かるし、あの神含め神々がクソなのも分かるんだけど、
それと娘の死は関係ないっちゃないし、
神を信じるがゆえに娘が死んでしまったのかとか、
その辺が分からずあまり乗れなかった
どこまで自我があるのか分からんけど、
檻に子供閉じ込めてウツボみたいな怪物の首を取って
投げたりとか、(あれ何しに来たんだ?)
あれが元の性格によるものなら、
そもそも性格悪いなと。
ゼウス曰く雑魚神しか殺してないらしいし。
そんなヤツが最後改心して
愛を選びましたー
言われてもなぁ…
あの時点では大枠では
もう神々殺されても仕方ないかな…
ってなってたし
もっとバカ明るさを貫いて、
最期ソーとゴアで
アスガルド式握手して
「…娘を頼んだ」
「…まかせろ…」
風化するゴア
とかだったら胸熱だったな
と言いつつ、
全体的には昨今のMCUの中では珍しく、
肩の力を抜いて楽しめる作品なので、
ソーはこの感じで貫いてほしいなと!
"微妙"の一言
エンドゲーム後の待望のソー単独映画でしたが、手放しで最高の映画とも言えず、かと言って全くつまらなかったとも言えずなんとも微妙な作品でした。
良かった点として、まずは当然エンドゲーム後のソーの物語が見れることでしょう。エンドゲームで精神を病んでしまってブヨブヨになってしまったソーが、自分のアイデンティティを見出していくというメインストーリーはファンとしては面白かったですし、見る価値は十二分にあったと思います。
ですが、映画単体として評価すると非常に微妙と言わざるを得ません。
みなさん"タイカワイティティ監督との相性によって評価が変わる"とおっしゃっていますが、個人的には監督との相性云々以前の部分に脚本の綻びが多いと思います。
例えば、本作のメインプロットとしては、神に恨みを持ち全神を殺すという恐ろしい目的を持った神殺しのゴアがヴィランとして登場し、その怖さとヴィランへと展望してしまった重い過去が冒頭から描写されていましたが、中盤でソーが逆的に軽くあの全能の神ゼウスを殺して(生き延びていましたが)しまいますよね。これはゴアの恐ろしさを半減させる描写であり、物語全体のテーマをブレさせかねません。また、中盤影の国での戦いを終え、怪我を負ってしまったヴァルキュリーに対し、ソーは再びゴアと戦いにいくことを告げますが、それに対しヴァルキュリーが発する言葉は「私は言ったら死んじゃうから行かない。くれぐれも死なないでね。」と言うなんともあっさりした一言。いやいやさっきあなた含めた3人がかりで戦って倒せなかった相手とタイマンで戦えと?それこそソー死んじゃうよ?と。これはもはや信頼がなしえるコミュニケーションとは言えないですよ。
そのほかにも、ムジョルニアはふさわしいものにしか持ち上げられない呪いがオーディンによってかけられていたはずですが、いくらソーの元カノとは言え、”自分の病気を治すため"
という自分勝手極まりない理由でムジョルニアを持ち上げ、あろうことかソーになるという展開はあまり納得のいくものではありませんでした。一応劇中ではソーとジェーンが付き合っている時代にソーがムジョルニアに対し「ジェーンを頼む」と言っていた、という描写があり、愛がなせる技だと言うことなのでしょうか、だとすればもう少しその点強調する描写があっても良いのではないかと感じました。
また、今作ではムジョルニアやストームブレイカーが人間の言葉を理解し、コミュニケーションが取れるということが、ストームブレイカーがムジョルニアに嫉妬するという形でコメディタッチで強調されていました。であるならば、終盤ゴアがエターニティの扉を開けるのにあっさり利用されてしまうストームブレイカーってなんなの?と思ってしまいました。自我を持っていることが強調されていたのだからせめて抵抗するけど無理矢理協力させられる等の描写が必要なのでは?と。そもそもインフィニティウォーで即席で作ったストームブレイカーが、太古の昔からあるエターニティーの扉を開く鍵とはこれいかに...?そもそもビフレストの仕組みについてシリーズを通してあまり描写されていないため、この辺りはちょっと違和感をどうしても覚えてしまいますね。
ガーディアンズたちとの関係性もまた雑な描写でした。ゴアを倒すために軍隊が必要だと言うなら、真っ先にガーディアンズに連絡をとってしかるべきなのではないでしょうか。もちろんこれはソーの単独映画なので、ノイズになってしまうのはわかるのですが、どうしても違和感を感じてしまいますよね。
それ以外では、他の方が述べていらっしゃるように、タイカワイティティ監督の独特なギャグセンスが合うか合わないかによって評価が大きく変わるのではないでしょうか。
前作ソー/ラグナロクでは、前半でオーディンの死やヘラによるアスガルドの制圧などがシリアスなタッチで描かれ、中盤ソーがバトルロイヤルに参加し、ロキやハルクと共に脱出する流れがコメディタッチで描かれ、終盤ラグナロクによってアスガルドが滅ぼされてしまうという流れがシリアスに描かれるという、コメディとシリアスのバランスが良かったと個人的に感じています。しかし本作はこのようなメリハリがなく、シリアスなシーンの途中に捩じ込まれた数々のギャグシーンが物語の流れをいちいち堰き止め、感情の高まりを阻害していると感じてしまいました。
最後にゴアの娘を引き取るソーの感情についても唐突すぎてあまり理解が追いつきませんでしたね。作品として言いたいことはわかるんです。ゴアも根っからの悪人ではなく、愛する娘を失い、その上神に横柄な態度を取られ恨んでしまった。エターニティを開いて神々を殺害しようとしたが、ソーの説得により、愛する娘を取り戻すことを選択した。一方のソーはその戦いのために最愛のジェーンを失ってしまう。ゴアも命を落とし、結果として娘を"ラブ"の象徴として引き取り、新しい生活を送る...。それはわかるんですが、ちょっと唐突すぎやしませんかね。さっきまで作品のメインヴィランだった男の娘を引き取ったかと思えば、次のシーンでは最愛の娘みたいな感じで仲良く生活してる...。ちょっと間が抜けすぎてついていけなかったです。
私はIMAX3Dで試聴したのですが、意外とアクション含め全体的に3D映えしなかったのも残念なところ。別に2Dで良かったのでは?3Dだと鑑賞料金が極端に高いのでこの程度なら2Dで上映してほしかったです。
R.I.Pロキの刺青やジェーンとソーの恋愛事情など、良いシーンも数多くあったし、影の国でモノクロの中戦うソーたちのアクションは鳥肌が立つぐらいかっこよかったのもあり、非常にもったいない作品だなあと思います。
今年のマーベル映画がスパイダーマン NWHやドクターストレンジMoMという個人的にかなり評価の高い映画だったこともあって、ハードルが必要以上に上がっていたこともありますが、それを差し引いても手放しに絶賛できる映画ではないかと思います。
ただこれだけの長文の感想をインターネット上に書き込みたくなるほど印象に残った作品ではありますので劇場で見る価値はあります。MCUファンなら楽しめはするはずです。
ソーは分かりやい展開で、面白い。
もうなんでもありなマーベルではありますか、
期待通りの面白さでした。
ラストで守ってやってくれと言って娘さんが、なんで神の力を得たの?
マイティーソーが一人にしない。とムジョルニアを引き継いだということ?
マイティーソーは、ヴァルハラにはきっといろいろいるんだろうね。
ナタリーポートマンのマイティーソーがとても良かったので、また出てきて欲しいな。
次回作を観たくなるというのは、いい映画だったということですね!
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