「なんでもありな神々の物語」ソー ラブ&サンダー MAGUNETTOさんの映画レビュー(感想・評価)
なんでもありな神々の物語
前提として
・MCUの映画作品はほぼ視聴済
・「アベンジャーズ エンドゲーム」と「ソー バトルロワイヤル」も視聴済
・原作と思しきものは未読
ソーはバトルロワイヤル時から一貫して、神話コメディ路線で突っ走るのは確定したと思う。笑いでMVPを取ったのは二匹のヤギだった。あいつらは居るだけで面白い。
バトルロワイヤルはすごい好きだったんだけど、今回は小ボケが多すぎた気がする。ワイティティ・ソーや、ガーディアンズの特徴ではあるんだけど今回はテンポが悪かった。ロキが居たらまた変わったのかも?
今回は宇宙人としての神ではなく、神話上の神としての描写が非常に多かった。地球に移住したからこそ、親近感の湧く神様たちとして描きたかったのかもしれない。
千差万別な神が集まるシーンは必見。
元カノのジェーンと元相棒のムジョルニアに動揺するソー。そこに嫉妬するストームブレイカーの構図は非常に面白い。この映画のヒロインはストームブレイカー。そこにヴァルキリーやコーグ、そしてブッチャーのそれぞれの愛の形を添えていく。
まさにラブ&サンダー。結末も実にソーらしい。ソーは王国に鎮座する人間ではないのだ。
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