劇場公開日 2022年7月8日

「ムジョルニア(ダーシー謂う所のムニョムニョ)」ソー ラブ&サンダー TWDeraさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ムジョルニア(ダーシー謂う所のムニョムニョ)

2022年7月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

アベンジャーズシリーズも「エンドゲーム」を境に、主要メンバーの「入れ替わり」が行われつつある中、「初期メンバー」であるソーは未だ現役で活躍が続きます。
正直なところ、個人的なMCUへの熱は「エンドゲーム」がピークだったと思い始めている今日この頃。新作の劇場公開が終わると早々にDisney+で配信されることもあり、以前のように新作公開の都度「復習(過去作の見直し)」する程の集中力もなくなっています。
何なら、以前は映画館で次回作のトレーラーが流れると、一切の「前情報を遮断」するため観ないようにしていたぐらいですが、今回はがっつり「あ、彼女も出るのか」と確認済みで挑みました。
そこで、映画の感想について結論から言いますと「悪くない」と思います。
前作『マイティ・ソー バトルロイヤル(17)』から引き続きの監督のタイカ・ワイティティが、今回は脚本も担当していますが、さすが「解ってるな」と思わせるほど過去作をきっちりフォローし、そして新しい物語に落とし込んでくれています。
そしてヒーロー映画に重要な点は何と言ってもヴィランですが、今作はクリスチャン・ベールが演じていて、もう間違いなく巧くて憎たらしいです。素晴らしい。
さらに「ムジョルニア(ダーシー謂う所のムニョムニョ)」と言われるお馴染みのハンマー。これ、「エンドゲーム」で号泣シーンの一つ、キャプテン・アメリカ=スティーブ・ロジャースがそれを手にするシーンが記憶に新しいですが、今作における扱い次第ではもしかしたら、この名シーンをも台無しにしかねない中、この物語のきっかけとしても、さらには終盤における戦闘シーンのエモみの深さもあって十分満足感のある出来に仕上がっています。

TWDera