「【“戦いや憎しみよりも、愛を選ぶ!”豪華キャストを惜しみなく継ぎ込み、コミカル要素を塗しつつ愛の大切さを描いた作品。ガンズ・アンド・ローゼズを推すタイカ・ワイティティ監督の遊び心溢れる作品でもある。】」ソー ラブ&サンダー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【“戦いや憎しみよりも、愛を選ぶ!”豪華キャストを惜しみなく継ぎ込み、コミカル要素を塗しつつ愛の大切さを描いた作品。ガンズ・アンド・ローゼズを推すタイカ・ワイティティ監督の遊び心溢れる作品でもある。】
ー 今作の悪役、ゴアは神を信じつつも裏切られ、愛する娘を失い、神殺しに走る。このゴアを演じたクリスチャン・ベールの哀しみと憎しみを湛えた演技が良い。彼の周りだけ、雰囲気が違う。悪が秀でていると、作品が締まる好例であろう。-
◆感想
・前半は、ゴアの哀しきシーンから、イキナリコミカル調に変わって行く。ゴアが慕う神が、果物などを食べながら、ゴアの愚かさをこき下ろすシーン(何か、変な太った神である・・。)
- その言葉を聞いて、ゴアは剣で、神を殺す。アッサリ、殺される神・・。-
・そして、登場する雷神ソー(クリス・ヘムズワース)。ガンズ・アンド・ローゼズの”Welcome to the jungle"が爆音で流れる中、ゴアが率いる勢力と思われる(ここら辺、良く分からず・・)連中を、次々に倒していく。壊してはいけない建物まで、崩れ去る。
- この後も、ゴアに囚われた少年達のリーダー格の少年を”アクセルだ!”と勝手に名付けたり、”Paradise City"が流れたり、タイカ・ワイティティ監督、ガンズ・アンド・ローゼズ好きなのか!と思うシーン多々あり。-
・もう一人の、且つての恋人だったジェーン博士(ナタリー・ポートマン)が現れ、ソーの最強のハンマー、ム・ジョルニアを彼女に取られ(というよりは、ム・ジョルニアが博士を選んでいる。)、ジェーン博士は、新生マイティ・ソーになる。
- 可なり、粗い展開であるが、雷神ソーがアッサリ自分の最強のハンマー、ム・ジョルニアに、ジェーン博士を選ばれた時の情けない顔が可笑しい。けれども、元恋人だからね・・。-
・二人のソーたちが、ゼウス(ラッセル・クロウ:太ったなあ・・。)の武器を奪いに行くシーンも、何だか可笑しい。
- 全知全能の神、ゼウスが自慢の武器を見せびらかすように、軽やかに扱うシーン。そして、武器を貸してあげるのかと思いきや、”駄目だ”と断り、雷神ソーの衣服を剥ぎ取る。雷神ソーのモノを見て、失神する女神たち・・。神は無慈悲とは良く言われるが、このゼウスも相当に無慈悲である。ー
・ジェーン博士は実は、末期がんに侵されており、新生マイティ・ソーになると一時的に元気になるが、人間の姿に戻ると可なり弱っている。
・ソーたちが、ゴアを追い詰めていくシーン。ゴアの傍には死んだ筈の娘がいる。勝手に天国と現実の狭間の空間だろう、と推察する。
だが、雷神ソーは、弱ったゴアに背を向け、愛するジェーン博士を腕に抱く。その姿を見たゴアは、ソーに”娘を頼む・・”と言って息絶える。
ココも、勝手にゴアが自らの命を娘に与えたのだろうと推察する。
<ジェーン博士は天国に召され本当の神になり、雷神ソーはゴアの娘と暮らし始める。そして、流れる”Sweet Child'O Mine"。
突っ込みどころ満載であるが、タイカ・ワイティティ監督の遊び心溢れる作品である。>
■エンドクレジットの時に、傷ついたゼウスが、女神たちに手当てしてもらいながら、ヘラクレスに”ソーを倒せ!”と命じるシーン。
全体的に、何だか可笑しい作品であった。
コメントありがとうございます!
Screen Xだと没入感が違いますのでオススメです!冒頭のゴアのシーンも、戦闘シーンも270度でした。
ただ、遠いなら大変ですね…汗
しかも嫌いな電車で。
本当の娘さんだったとは!?
もし本当に親子なのでしたら、目がクリンとしているので母親にも似ているかもしれません笑
NOBUさんは、娘さんがいるんですね。見てみたいです♪
ゴアの娘さんと仲良く暮らすのはよく分かりませんでした。神様のだから?
でもあの子役はクリスヘムズワースの実の娘ということらしいので、今後の活躍に期待したい!
あと死後の世界まで今回世界が拡張してしまった。そしたらアイアンマンも復活しちゃうじゃん。