「サムライミがやってくれた!」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

4.0サムライミがやってくれた!

2022年5月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

Twitter等でワンダビジョンを観てないとわからないと言うのを見て、
そんなの映画じゃねぇよ!と思ってたけど、
蓋を開けて見たら最高だった!

ワンダに何があったかは、
まぁ後でドラマで観るか!と言う感じで、
まずすぐにその絵から「うわ!サムライミのドクターストレンジだ!」とワクワクしました。

分かりやすいアクション。
驚いた時の顔の寄り。
サムライミがその作家性を発揮してる!
とニヤニヤが止まりませんでした。

後半はもうマーベルのサムライミと言うより
サムライミのマーベルと言う感じで、
絵面も物語も掌握して、
好き勝手やってる感じが、カッコ良くて
ドクターストレンジに感動してるのか、
サムライミに鳥肌が立ってるのか
分からないくらいでした。

確かにワンダビジョンを観てたら、
もっと入り込めたかも分からないけど、
マルチバースを行ききする事で、
ワンダの気持ちも分かったし、
ドクターストレンジ対スカーレットウィッチの構図
だけなので分かりやすく、
ドクターストレンジ対ドクターストレンジの
音を使った闘いなんかも新しくて、
マーベル単独映画では一番好きかもしれません。

破壊と創造を繰り返し
マルチバースの扉を開けてしまった
マーベルまだまだ付いて行くしかなさそうです!

奥嶋ひろまさ