「MCUナイズされたライミホラー」ドクター・ストレンジ マルチバース・オブ・マッドネス カヤさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0MCUナイズされたライミホラー

2022年5月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

怖い

始まってすぐはMCU・ドクスト新作として楽しで見ていたが、サムライミエッセンスが満点で、途中からライミ作品の新作として楽しんでる感じがあった。
あのハイテンションぷりは“特有"ですね。
しかしながらシリーズから逸脱しない距離感は ケビンファイギの手腕をみたし、
マルチバースというとんでも設定ながら 物語は「スティーブンとワンダの自己の見つめ直し」で一貫されて見やすかったのは、さすが ロキの脚本家さんだなぁと思った。
グロ表現は恐らく、デップーを作るための実験も兼ねてたと思う。
あと某キャラたちの扱いについてはファンサしつつ、「今後このキャスティングはしないよ」 っていうメッセージなのかなと思った。
グロ描写に、雑な扱いはライミ監督だから まぁ許されるでしょ って雰囲気もあるし、実験的で革新的な部分と、シリーズ中のいち作品としての保守的な部分の塩梅がちょうどよかったと思う。

カヤ