劇場版「オーバーロード」聖王国編のレビュー・感想・評価
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侵略
結局は世界統一の為の計略なのだろうか。
デミウルゴスってのが参謀だとして、彼が企てた聖王国攻略の一部始終って感じに見えた。
骸骨が語る訓示には、説得力もあるのでいい奴なのかとも思うのだけど、数千万の屍の上に君臨するアンデットの王で間違いないのだろう。
人の命にさほど興味もなく、勝手に増殖していく何かに見えるのかもしれない。
ただ、裏で全ての糸を引いてる風にも見えず、屍の王に心酔しているデミウルゴスが黒幕でいいんだろうな。
ともあれ、なんだかんだと能天気な王の会話を聞いていたら、向っ腹もたってくる。
全てを承知の上であの物言いなのだとしたら、とんだ腹黒野郎だ。善人面して…面は善人ではないな。
ガイコツだからな。
まぁ、なんせ気に食わない主人公ではある。
おそらく「世界平和」みたいなものが最終目的にあって、それに絡む犠牲は厭わず、むしろ尊い犠牲くらいに変換しているのだろう。その犠牲に微塵の興味も示さねば残忍と言ってもいいのだと思う。
洗脳されてく弓使いは、使い勝手のいい傀儡だ。前半はその境遇に同情もするが後半は気持ち悪かった。
で、ファンでもなんでもない身からすると…盛り上がりに欠ける話しだった。
戦闘シーンはエフェクトだけとかだし、魅力的なキャラがいるわけでもない。
その国に夥しい屍を築いておきながら、自分は英雄として崇められる立場を手にする極悪人の話だし。
正義という言葉が幾度となく連呼されるけど、戦争ってのは正義と正義がぶつかるから起こるわけで…。
正義の所在は立場によってコロコロ変わる。
争いの原因こそがその「正義」なのだよ。
昔、チラッとだけ漫画を読んでた事があったからNetflixで見てみたけど、なんとも後味の悪いというか、後味が不味くて何度も吐いたけどそれでも気持ち悪さがなくならない作品だった。
◾️余談
なるほどとも思うのは、分かりやすい絶対悪を表面上はクリーンな形で排除すれば大衆は歓喜し受け入れやすくなるんだなぁと言う事だ。
…2025年の今もこんなシナリオが進行しているのかしら?腑に落ちないくらいわかりやすいっちゃあ分かりやすいんだよなぁ。
そのままのオバロ
殺される人達が可哀想で最後まで見れなかった
そこまで悪いことしてない人達が酷い目に会うのが辛くて最後まで見ることができませんでした。
そういう作品なのは、テレビシリーズを視聴して理解していたつもりですが、私の認識は甘かったです。
主人公達が生き残るために他者を手に掛けるなら納得できますが、それ程追い詰められてないのに次々と他人を殺していく姿に気持ちが続きませんでした。
アニメ版の延長の映画
色々強すぎて高揚感がなくなってきた。
原作未読、TV版は観てるよっていうライト層です。
異世界転生モノって、アイデア一発から始まって、時を追っていくと、やはり政治モノに帰結することが、長寿命化の秘訣だと思っている。
オーバーロードもまさに建国からの政治ものとしているから、どこまででも長期化が可能な作品ですよね。
キャラクターに魅力があるので、観ていて飽きることはないのですが、何にせよ、アインズ・ウール・ゴウンの面々の性能がぶっ壊れすぎてるので、物語にカタルシスを起こしきれない感が…きっと裏では…みたいなのが多すぎて。
もちろん、想像通りのザマァ展開など、安心して鑑賞できるけど、その分気持ちの上げ下げ幅は小さめ。
シャルティアのところなんか最高だったんだけどな。
いや、続きも見ますよもちろん。
でも、そろそろ具体的な展開が起こることを楽しみにしています。
作中世界最大のマッチポンプ開幕🤣
絶対的強者にとっては権謀術数の茶番劇でも、ソレに巻き込まれる駒役の名も知らぬモブ達にとっては、想像を絶する恐怖と絶望…まさに地獄そのモノ。
【強ければ何をしたって構わない…】
コレがこの世の真理なのだ!と嘯くアインズ様…
この価値観は、モモンガ時代…ひいては、リアル世界の人間・スズキサトル時代に生きていたディストピアなニッポンで、血反吐を吐く思いで社畜しながら…支配階級たる富裕層を羨み妬む暇すら与えられず、人生の享楽の全てを、没入型ネットゲームに捧げざるをえなかった自身の体験から来るもんなんだろうな。
魔導国に傅(かしず)き、共に苦楽を過ごす覚悟の在る者には、とろけるほど甘い蜜🍯を…
対して、
魔導国に仇為し、其処に住まう民…即ち、«家族»を傷付けるモノ共には、一族郎党総て…その末代に到る迄、【死】が安らぎと芯から思える程の鞭を振るう。
世界のほぼ全てが敵になろうとも、それをものともせず、寧ろ蹂躙する。
何故ならば、、チート級に、伝説級に、神話級に、強いから。
然し、アインズ・ウール・ゴウン魔導国陛下の真に恐ろしいところは、
それほど強いにも関わらず、アタマや心の片隅には必ず…「自分達に匹敵、あるいはそれ以上の存在がいるかもしれない」と云う不安や恐怖が常に在ること、
それ故に過度な怠慢や過剰な慢心は絶対にしない。
だから、油断もしない。
あの弱者だらけのヌルゲーな世界で、油断大敵の精神をずっと続けていられるのが、そもそも異常だわな🤣
そこら辺が…本来チート祭りならつまらなくなる筈のなろう系で、他に一線を引く要因なのだろう。
つまり、オーバーロードの本質…面白さは、絶対的強者たるナザリック勢の物語ではなく、
彼らに翻弄され、てんやわんやする弱者達の、その生き様にこそ在るわけだ。
ものの見事に術中にハマり懐柔され心酔し彼らの手駒になる者、
たとえ滅びの道…瞬殺される道だと分かっていて尚、彼らに立ち向かい、弱者の意地を魅せる者、
彼らの実力すら窺えず、自らの弱さも直視出来ず、愚鈍で愚劣な弱者にも劣る死に様を晒す者、
人間色々、人生色々である。
原作小説も、あと少しで終わりと聞く。
アインズ一行の世界征服と云う覇道も、道半ばで«オレ達の冒険はココからだ!»エンドと云うことか?
叶う事なら、、くがね先生の人生を懸けた一大叙事詩として、これから先も20年…30年と書き続けてほしいと、つい思ってしまう。
勿体無いからと。
龍王国とビーストマン達の戦争に介入したり、アークランド評議国…ツァインドルクスと決着をつけたり…
はたまた、八欲王が遺した空中王城を攻めたり…
描けるネタ…拡がった世界観は、枚挙に暇が無いだろうから。
全然グロくなかった
アニメ4期まで視聴済みで聖王国編はどんなかんじになるかは一通り知ってました。
聖王国編はグロいから、(特に聖女棍棒のとことか)アニメで出来ないのはグロさのせいではないかとかいう話を聞いてたので楽しみにしてたけど、全然グロくなかった。
不完全燃焼だったので映画見たあとに原作はどんなのか調べました。
PG12ではなくPG15にしてもっとグロくしてほしかった。
映画の内容としては良かった。
途中アインズがヤルダバオトにやられて獣人の王子を救出するっていうとこらへんから中だるみはしてた。
ナザリック劇場
アニメのみ視聴
パンドラズ・アクターが出てきてから、このアインズは本人なのか化けてるだけなのか疑心暗鬼しながら観てしまう
ストーリーは、いつものナザリック茶番劇場だったけど、魔物はなんとも思わないんだけど人の死に方はグロかったなぁカルカの死に方とか可哀想だったし、、、
あっという間に死んでいくキャラに豪華な声優陣が起用されてて、さすが劇場作品!
劇場作品てことで作画も丁寧に感じたけど、戦闘シーンは少し物足りなかったかな、、、テレビ版のシャルティア戦だったり黒い仔山羊たちだったりの圧巻さがもう少し欲しかった。
アインズは至って真面目に情報拡散したいんだろうけど、ちょいちょい挟んでくるルーンコントが裏でどこまで話してるんだろとか想像すると面白かった笑
全体的にテレビサイズでも良かったかなと思うけど新たに生まれた狂信的な雰囲気が漂うネイアは、なかなか好きなキャラだった。
クールな雰囲気が多いプレアデスの中で珍しく可愛らしいタイプのシズとの先輩後輩コンビも良かったね、この二人の掛け合いはずっと見てられる🍀
また二人で共闘する姿見てみたいなぁ
早くシリーズのを観てみたいですね!
製作費の都合か…
見終わった感想ですが、作画や演出のクオリティが近年の劇場版アニメと比較するとかなり落ちるというか、オバロのTVアニメ版と同水準の低予算なんだなと感じました。
TVアニメ版をクオリティそのまま尺だけ130分にしました、みたいな…。
最後の戦闘シーンなんかヤムチャ視点(空で光と光がぶつかり合うのを遠目で眺めるアレ)で終わりだったので劇場版なのにまじかよ…と驚愕しました。
聖王国編のお話自体は、アインズが率いるナザリック側が仕掛けた茶番ではあるわけですが、せめてラストのバトルくらいは劇場版盛りとは言わないのでTVアニメ1期のシャルティア戦くらいのクオリティでやってほしかったです。
というか視聴前は劇場版盛りなド派手な戦闘シーンは当然入っていると思っていました。劇場版なので寧ろTVアニメ版よりもすごいバトルシーンを期待するじゃないですか笑。
あと、クオリティに関しては劇場版のガンダムやSAOなどの製作費がおそらくトップクラスの層と比べるのは違うんでしょうが、原作の面白さも表現しきれてないと感じましたね。見終わった後の満足感は薄かったです。
視聴時間は132分ですが、原作は上下巻で結構な長編なので、劇場版で端折っているシーンが結構あります。
いろいろ愚痴を書いてしまいましたが、再びアニメ版オバロを見れたのは良かったと思っています。
もし、いまいちだったな…と感じた原作未読の方はぜひ原作を読んでほしいですね。
私は原作を読み直してもう一度劇場版を視聴してみるつもりです。
原作が完結したら完結編までアニメ化してほしいです。
ファン向けの映画
原作未読組です
テレビアニメ版の1期はすごく興奮して観てたのですが、カルネ村あたりから微妙な感じを覚えてきて、その後はなんとなく惰性で追ってる感じです。
封切り3日目に観に行ったのですが特典は既になくなっており、テンション下がったまま観賞。初っ端から映像の凄さに惹き込まれていきましたが、だんだん各々が何がしたいのか何が目的なのかわからなくなって途中からは理解できないままの状態でフィニッシュ。結論ありきのそこへ強引に持っていった感じがして私としては消化不良で終わりました。原作読んだり2回目を観たりしたらもっといろんな気づきや発見がらあるのかもしれませんが初見ではなかなかその域に達するのは難しいと思いました。
可もなく不可もなく、、、
端的に言えば、「オーバーロードでした」という感想に尽きる。
聖王国編という新たな舞台を描いてはいるものの、作品の本質は変わらない。ナザリックのNPC育成物語という枠組みの中で、人間社会が巻き込まれていく――この基本構造は、すでにシリーズを通して何度も描かれてきたパターンそのものだ。
ファンとしては安心して観られる内容ではあるが、劇場版としての特別感や、映画館でしか味わえない体験があったかと問われれば、正直疑問が残る。映像のクオリティは安定しているが、ネット配信で自宅で観ても十分楽しめる範囲だったと思う。
シリーズファンなら押さえておきたい一作だが、わざわざ劇場に足を運ぶ価値があるかは人によるだろう。
アニメの続編が見れて幸せ
「オーバーロード」の映画を発見したのは、封切りの1週間前。という事は、あまりファンではない?と自分で思ってしまった。が、実際は大ファンです。突然のことでとても喜びました。さて、期待を胸に、観に行ったのですが、、、。ファンなら十分に楽しめる内容です。というより、続編なのでファン以外は観ないですよね。さらなる続編は、いつですかね。楽しみに待っています。
ホンモノの正義
お、おもしろかった...。
原作もアニメも何にも見てない、完全初見状態の鑑賞だったけど、キャラクターや設定等で戸惑うところはあれど、思いの外楽しめてしまった。これはもっと早く、それもIMAXで見ておきたかった。何してるんだ全く。こんな面白いなら言ってよ!一見さんお断りな雰囲気出してるから見れないと思ったじゃないか!
予備知識ゼロで見たものだから、あまり踏み入ったことは言えないけど、ココ最近のアニメ映画の中ではトップクラスでよく出来た作品だと思う。2024年のアニメ映画、特に邦画は尽く上手いこといかず、「デッドデッドデーモンズ」「ルックバック」といった漫画▶︎映画化というスタイルでの傑作はあれど、完全オリジナル脚本の「きみの色」「ふれる。」やテレビアニメの劇場版にあたる「ハイキュー」「僕のヒーローアカデミア」「映画クレヨンしんちゃん」などの作品はどれもこれも失敗に終わっていた。
だけど本作は原作者のお墨付きというのもあって、驚くほど完成度が高い。お世辞にも面白いといえないアニメが続いていたから、これは嬉しい。アニメ少しずつ見ていこうかと思えるほどハマってしまったし、1本の映画としてもすごく満足度の高い映画だった。
ただやはり、完全初見というのは厳しい部分もあった。初見のおかげで常軌を逸した設定やストーリーにはビックリしたし、初見ならではのワクワクもあったのだけど、テレビアニメの続編であることを当たり前だが随所に感じるし、冒頭の説明だけじゃ事足りず、ストーリーを追いかけると同時並行でオーバーロードという作品の特性を理解するのは、なかなかに体力を使った。原作のライトノベルもテレビアニメも見てないけど、映画は見たいんだ!って人は作品の概要や主要キャラクターくらいは、事前情報として頭に入れた後、見に行った方がいいかも。
にしても、ストーリーがあまりに面白いもんだから2時間強全く飽きなかったし、アニメの劇場版を見てこんなにも興奮したのは久々だったもんだから、なんかいますっごい幸福度高い笑 劇中の用語や人物名を把握するのはかなり難しく、理解度60パーセントってところだろうけど、それでも初見をこんなにも楽しませてくれる劇場版ってマジで類を見ないと思う。抜け目のないキャラクターデザインや容赦しないアクションシーン、全編通して漂う緊張感に倫理観や価値観を問う壮大なメッセージ。いやぁ、面白かったなぁ。
物語はどのように始まったのか、この映画だけじゃ全く想像できないけど、アインズという主人公らしかぬ主人公がほんっと面白くて魅力的であっという間に好きになってしまった。聖王国の人々も皆個性的かつ人間的で、レメディオスなんか特に、ネット民みたいな腐った性格していてちょっと笑ってしまったし、差別主義なところとかむしろ現代を皮肉ってるなぁと感じた。
ほんとよくできた作品。完璧に楽しめたとはとても言えないからこの点数に留めておくけど、結構全力でオススメしたい。笑いとシリアスのバランスが見事なんですわ。マジでどハマり。今後とも劇場版作ってくださいお願いします🙇♀️テレビアニメ絶対みますんで🙇♂️
成る程、賛否両論だわ。
入場特典が小説(前後編)だったので、3週目まで待っての鑑賞。
兎に角レメディオスが鬱陶しくて、さっさとコイツを○○してくれ!と何度思った事か(苦笑)
アインズ様に対しても不敬だったが、同じ人間なのにネイアの扱いが酷過ぎて、こんなのがリーダーとか聖騎士団の品位を疑うレベルの下品な女。
いつグシャアされるのかワクワクしていたのに、最後まで生きているのでガッカリした。
目の前でカルカが殺され、それでも妹のケラルトさえ生きていれば甦らせる事が出来ると信じていたが、終盤で生首状態の姿を見て絶望する所は胸熱でした(笑)
あれを見た瞬間『デビルマン?』と思ったのは自分だけですかね?
ストーリーはアインズが同胞を探す為の茶番劇ではあったが、シズとネイアの共闘など戦闘シーンは見応えあります。
ネイアのアインズ様への心酔っぷりに、アルベドが居なくて良かったね?と思いました。
話の構成が良かった。シズちゃんが可愛かった。
全156件中、1~20件目を表示










