キャッシュトラックのレビュー・感想・評価
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テンポ良い一級品娯楽作品
最初から最後までテンポ良く音楽もなかなか効果的。ガイ・リッチー監督のお得意の時間軸の交差するシナリオも見事で一級品の娯楽作品でした。 多少設定に強引なところはありますがストーリーの面白さで緊張感が持続してラストまで突っ走るのが心地良かったです。 誰が味方で誰が敵なのか、後半の怒涛の展開は全く先が読めず手に汗握るシーンの連続。誰にでもお勧めできる娯楽作品です。 映画館でぜひご覧ください。
振り向けばそこに、ステイサムがいた
誰かが言った。「人は勝利を確信したとき、最も隙ができる」 無敵のタフガイ、ジェイソン・ステイサム最新作。 まずは一言、これを待っていた。 ステイサムでは珍しく民間警備員(新人)という役ではじまる。が、何かが違う。明らかに只者ではない空気が漂っている。そして、その無敵ぶりは早くも発揮されることになる。やはり、銃を持たせたらステイサムに敵う人間はいない。 しかし、今までの単純な「ステイサム無双」ではない。そこはさすがのガイ・リッチー監督。原点回帰とも思える構成で、ステイサムの無敵感を消さずに斬新さを与えてくれた。 あまり予備知識を入れないほうが、鑑賞後のステイサム余韻が心地よいかもしれない。 暗闇で勝利の美酒に酔いしれていると、ふと気配が。振り向けばそこに、ステイサム。 これだけで5億点の映画である。 余談だが、ポスターのような英国紳士風スリーピーススーツで無双する姿はなかった。 *注……私はステイサム映画には、⭐︎4以上しかつけません。 (著・神出鬼没!ステイサム愛好家)
思わぬ展開が、続く!
最初に起きる何でもない単調な現金輸送車の襲撃事件、しかし!この事件が非常に緻密であり最後の顛末まで続く事になるとは! 立ち上がりは?やや単調な展開だが、中盤から大きく内容が変化してくるのでジワリジワリと物語に引き込まれて行く展開が面白すぎる!良くできたストーリーです。
単純に渋ーっ!かっこよー!
なんかものすごーい派手なシーンがあるわけでもないし、むしろいつものジェイソンステイサムの出演作よりアクション少なめに感じるのに、全然飽きない! 魅せ方が上手い。さすが、ガイリッチー。 設定も面白いし(多少無理がある感が否めない点もあるけど…)、展開も伏線を回収していく方式だから最後まで飽きない。 妙な爽快感。 登場人物みんな渋くてかっこ良かった。 もう一回観たい。 それにしても久しぶりにジョシュハートネット見た。パールハーバーの頃は一気に大スターの階段昇るかと思ってたけど…。
底流にあるのは正統派の西部劇
字幕版を鑑賞。ガイ・リッチー監督がジェイソン・ステイサムと組んだアクション映画というので期待して観に行った。十分に報われた思いがした。原題は Wrath of Man(男の怒り)でこちらの方が内容には近いと思った。現金輸送を業務とする警備会社を舞台とした強奪事件が物語の根幹を成しているが、Cash track という英語はなく、Armored car とか Cash transport car と言うのが一般的である。 2004 年のフランス映画「ブルー・レクイエム」のリメイクだそうだが、オリジナル版は未見である。予備知識など一切なくても楽しめる作品である。アウトレイジのような雰囲気であり、一見ギャング映画のように思えるが、実は昔よく見た西部劇を彷彿とさせる復讐劇である。現代的な道具立てで遂行される犯行は非常に緻密な計画に従っていて、警察の動きまで見透かしたような行動は、頭の悪いマフィアとかには到底無理なプロジェクトであると思わせられる。犯人像が明かされるとなるほどよ思えるが、犯人グループのメンバー構成に重要なファクターが潜んでいる。 故セルジオ・レオーネ監督あたりが存命ならこんな映画を作ったかも知れないという思いに駆られた。復讐する側も善人ではないので、ひたすら暗い緊張感が持続する。金のためなら仲間だろうと手を下し、生き残った者が勝ちという冷徹な価値観は、ロシア近代史でも見ているかのようであった。混戦の中で復讐の相手が死亡してしまう可能性もあった訳だが、それくらいは大目に見てあげよう。 役者はステイサムのアクションがとにかく見事だった。「トランスポーター」シリーズのような演出過剰なアクションではないのがまた気に入った。その辺りは、かつてアクションたっぷりの「シャーロック・ホームズ」を見せてくれたガイ・リッチーらしさと言えるだろう。 音楽担当は聞いたことのない人だったが、同じ音程を執拗に繰り返しながら低音部に重要な旋律性を持たせるという作り方が、エンニオ・モリコーネを彷彿とさせるものであったことに嬉しくなった。あと少しメロディアスな曲があって聴く者の胸を揺らしてくれればという思いもあったが、とにかくこの映画の持つ雰囲気をしっかりと観る者に植え付ける手腕には感服した。今後も注目したい作曲家である。 演出は画面の隅々にまで注意が行き届いていて、期待を裏切らない作りであった。この話をシリーズ化するのは無理だろうが、別な作品でこの監督とステイサムの組み合わせを見たいものである。 (映像5+脚本4+役者は5+音楽4+演出5)×4= 92 点
ジェイソンステイサムが冷血な警備員に、金は人をダメにする…
いやー、面白かった…。007でもここまで人は撃たれないし死なないと思うよ。観たことないけど(笑)。それでも派手すぎない空気感が上手くて良かった。 常に冷血、周りからすれば特に気になることもない男だが、実は…という意外と有りそうなプロット。だが、『ブルーレクイエム』を原作としている(未見)ため、その複合的なギミックと臨場感は折り紙付きで面白い。更に言えば、銃を撃ち合いながら血が後ろに雨の如く飛ぶ描写もなかなかリアルだ。 かなり意識しているのだろうと思ったのが、音楽の使い方。新人イジリという緩いジョークの応酬も重めのメインテーマが流れているし、そこにハッピーなど存在しない。寧ろ、その目的を果たす為に虎視眈々と活動するHにピッタリ。その辺もかなり計算されていて奥行きを感じる。 ただ、その一方でチラつかせていたいくつかの点は引っかかる。あらすじを見ると意外と多くが語られていないので、説明が難しいが、双方から見せている割には相手の取り乱しは説明不足に感じた。単に金がチラついた訳ではないが、ちょっと気になった。 洋画をあまり観ないタイプの私がようやく覚えた、ジェイソン・ステイサム。クールなのにその瞳の奥で何を考えているのか見せないクールさが刺さる。本格的でリアルなガンアクション。見事な1本。
復活ジェイソン・ステイサム
ラース・オブ・マン(原題) 劇場公開日 2021年5月7日に米国公開 やっと、かっこいいジェイソン・ステイサムさん帰って来ました。 何だか、どうでも良い映画出ていましたけど、ヤッパこれっすよ。 日本公開が、まだなので閲覧が少ないですが内容は『ブルー・レクイエム』(2004)のハリウッドリメイク版。ステイサム演じる主人公は、現金輸送会社のトラックのセキュリティガードをしている、謎めいた男「H」。男は強盗に見舞われる最中に圧倒的な力を見せつけて、同僚を驚かせる。同僚は彼の正体に疑問を抱き始め、やがて彼の真実が明かされていく。ね、面白をそうでしょ。 面白いです。是非、機会があれば閲覧下さい。
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