「オーバーキルを忘れちゃダメです」キャッシュトラック MARさんの映画レビュー(感想・評価)
オーバーキルを忘れちゃダメです
現金輸送車を運転する警備員として働くこととなった男、通称H(エイチ)。採用試験結果はギリギリ合格。寡黙で地味で特に注目されないHだが、いきなり襲撃犯どもを無双し同僚からも怪しまれるが、彼にはある秘密があるようで…。
お馴染み、ステイサム氏の銃撃戦たっぷりのアクション作品。
序盤は、向こう特有のスカした軽口をテンポよくポンポンと。こういうのって個人的に、結構寒く映りがちだけど、本作は不思議とカッコよく見えるのは役者さん達のプロの業か。
そこからは、Hに起こった悲劇と、冒頭の現金輸送車襲撃の関連性について、時系列を行ったり来たりしながら見せていく展開。ただのアクションだけではなく、こちらにも色々と考察させる流れは好みです◎
じっと見てるのは…!?成程そういうことだったか。
そして徐々に明らかになっていくHの素性。こっちもやべぇ‼
比較的分かり易い作品かなぁと思ったけど、Hに関連する謎や、過去の描写方法は少々難しいかも。そして多くの登場人物がでますが、なんかちょくちょく似たような見た目の人が多くて誰が誰だったか…(笑)
それでも、後半の山場はゾクゾク必須‼こういうので良いんですよ‼‼
お気に入りキャラは武器庫おじさん達。一矢報いてやりましたね。デイブも良かった。先輩風吹かせる嫌な奴だと思ったら(笑)それでもちょっとした見せ場では思わずニヤりとしてしまった♪
簡単なようで理解しきれなかった部分もあった作品だけど、皆良キャラの皆さんが激しく闘う姿に、とにかく興奮させられた良作だった。
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