「チョコ無ししっとりクッキー」こちらあみ子 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
チョコ無ししっとりクッキー
広島県で暮らす両親と兄のいる小学校5年生の風変わりな少女あみ子と家族の話。
原作未読で観賞。
母親から「あみ子さん」と呼ばれる同級生のノリ君が気になって仕方ない天真爛漫感情な少女あみ子の小学校から中学校までの様子をみせて行くけれど、母親が少し風変わりであみ子は発達障害というイメージを受ける序盤。
家族や友人を振り回しつつ、あみ子の見る世界や聞く音を織り込みながら展開していくけれど…変化していく母親や、溜め込んでいく父親、そして変わってしまった兄に対し、へこたれずあっけらかんとしている様子の多いあみ子をみて、一見幸せにも感じるけれど、家族のストレスの描写のインパクトが強くて自分にはどうしても幸せそうにはみえず、もう少し何とかならなかったのかなと。
幸せかどうかは他人がどうこういうものではないけれど、自分が子供の心を失ったからか哀しさばかりを強く感じてしまった。
背景説明として「にく♪」の描写もあり、母親の風変わりに感じたイメージは払拭されて、優しさを感じたけれど、それ以上作用しないならこれも不要に感じた。
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