ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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アクションと脱力のバランスが癖になる!
ちょうどいい〜って感じで脱力しながら見られる一本!
アクションパートかっこいい面白いし、脱力系日常パートの2人のやりとりが癖になる!
若いな〜とは思ったけど、あるあるが詰まってるし、2人でソファでだら〜だとする感じは既視感!笑
邦画界のポップでゆる〜い処刑人
ナイスデイズ鑑賞を機に再鑑賞
1作目という事もありキャラクターも人間関係も世界観も土台造りがメインのターン
だが、必要以上に語らず
こういう物なので楽しんでって下さいね!
という様なスタンスは、
どこかスターウォーズやジョン・ウィックを初めて観た時の様な印象を受けました。
まだ1作目だというのに
まひろ(伊澤沙織)とちさと(高石あかり)のキャラ造形が完璧過ぎる...
性格、ビジュアル、衣装、小道具、関係性
最高すぎでしょ...
この2人が演じていなかったら
ここまでのマジックは、起きていなかったと断言できる程度には、ハマり役のお二人。本当に感謝しかないです。
演じてくれてありがとう😭
2人の存在感が濃いぶん敵側の造形が若干薄味に感じてしまいました。(初見時は、めちゃくちゃキャラ濃く見えたが2、3鑑賞後の感想)
2、3と違いバックボーンを細かく描く余裕が
余りなかったという事なのか最終的にまひろが
1対1で戦う渡部なんて、もう少し掘り下げがあっても良さそうなところ...
予算や尺の関係など理由は、色々ありそうだが
ベビわるは、敵対するキャラが魅力的なので是非掘り下げて欲しかった。
2作目、3作目を観た上で一作目を見返すと
流石に低予算に見えてくる場面が多少あるが、
やはりアクションシーンの構築やカメラワークの設計、
会話のテンポ感が良く考え抜かれているおかげか
意識して観ないとあまり気にならないのは、凄い事だと思いました。
ゆるっとした日常会話のボリューム感は、
個人的には、本作とナイスデイズぐらいが
良い塩梅なのかもしれないと観ていて思いました。
総合的に改めて観ても
やっぱり何回観ても楽しめる原点でした。
可愛さあり、手に汗握る本格アクションあり、
理不尽な世の中あり、
ゆる〜い日常会話ありのベビわるの最高な原点でした!
アクションとコメディのバランスが絶妙
正直、好きという言うのに勇気がいるジャンルだが、コメディアクションとしてバランスが絶妙。殺されない殺し屋には、アクションに説得力が必須だが、スタントも兼ねる伊澤彩織(深川まひろ)がもたらす説得力が半端ない。一方で、髙石あかり(杉本ちさと)のルックスと屈託のなさは、他愛無い会話も飽きさせず、コメディパートを成立させている。この絶妙なバランスを実現した阪元裕吾・脚本・監督の手腕には感服する。
ただ、凄腕ゆえ些細な揉め事を暴力・殺人で解決する描写には辟易。コメディなのだから、倫理観のリアリティ・ラインを畜生以下に下げるべきなんだけど、「ファブル」のように無駄な殺人を行えない設定の方が安心して観れる。
最後に強調したいのは、本作が「リコリス・リコイル」を真似たかの様な誤解が散見される事。「リコリコ」の放送開始は2022年7月2日で、本作の公開日2021年7月30日のほぼ1年後で、「リコリコ」が本作に触発された可能性はあっても、本作が「リコリコ」を真似る事は物理的に無理。
まひろ&ちさと、笑かしてくれておおきに
主役の二人だけでなく、脇役も個性的で好きです。
深川まひろ(伊澤彩織)のコンビニでの殺人は妄想ですが、あとで氣付きましたが伏線というかクライマックスの予告っぽかったです。
杉本ちさと(髙石あかり)のバイト先のエピソードは笑わせてもらいましたし、メイドカフェに勤めている関西弁の姫子(福島雪菜)に萌え萌えキュンでした。
極道映画は未開拓でして、あまり存じ上げないのですが浜岡一平(本宮泰風)が格好良いと思いました。
ユニークな日本語が飛び交う作品で勉強になりました。
BGMが、激しいアクションの映像とタイミングがバッチリで良かったのですが、Netflixでの視聴だと会話の音量が低くて聞き取りにくかったので字幕も付けましたし、音量もそこそこボリュームを上げて観てたのでBGMだけやけに音がでかくて、うちのスピーカーの問題かもしれへんけど、そこんとこ映画館やったらどうだったのかなあと思いました。
続編もあるようなので楽しみです。
若手監督による殺し屋女性2人の日常。しかし…
高校卒業を機に、女子高生の殺し屋“まひろ”と“ちさと”は、共同生活を始めることに。これまで殺しという「特殊な生活」ばかりを行ってきた影響か2人の生活能力は低く、本業である殺し屋の傍らで、バイトや家事といった不慣れな「一般的な生活」に右往左往していく。しかし、残酷なやくざの世界は、そんな2人の日常生活にすら侵食してくる。
まず第一に、監督がまだ20代の若手(撮影当時24〜25歳)という事にビックリ。しかし同時に、若さ故の未熟な面もチラホラ。正直な話、個人的には本作、あまり乗れる作品ではなかった。
ハリウッドでは『ジョン・ウィック』や『イコライザー』といった、普通の日常と殺人マシーンへの切り替えのメリハリ、それらをスタイリッシュかつスピーディに描く時代だからこそ、そことの差別化を図っての緩いコメディチックな日常を描いたのだろう。
しかし、どうにもこの日常生活描写が「ネットにばかり触れてきた男性目線のソレ」に終始していたのが頂けなかった。自らに特別感を抱くが故に一般を見下すまひろへのちさとの説教の語り口を始め、日常生活描写に挟まれる細かい部分まで「男が書いた」という印象が強いものばかりなのだ。バイト先の先輩に対するグチの元が『ジョジョ』ネタに対する不満だったりと、まるで監督の実生活での経験をキャラクターを通してそのまま喋らせているかのよう。
というのも、本作の主人公2人は高校出たての新社会人で、しかも女性。殺し屋として裏仕事ばかりをこなしてきたと言っても、表向きは普通の高校生活を過ごしてきたはずだ。ならば当然、まひろもちさともメイクやファッション、今時の流行にだって少なからず興味を持っても良さそう(少なくとも、フレンドリーなちさとは)なものだが、なんだか2人とも日常生活に不慣れというより、「社会人3年目くらいのくたびれ始めたサラリーマン感」が常に漂っているのだ。
例えば、ちさとだけは「一般的な生活」という新しい環境に乗り気であり、新作のコスメやファッション、美容にもアンテナを張った今風女子として描いた方が、コミュ障で日常生活に馴染めないまひろとの対比がより際立ったと思う。
台詞一つ取っても
ち「バイトもしないんだったら、〇〇の新作コスメ代わりに買いに行ってよ。朝イチで並ばないと買えないんだから」
ま「何で私がそんな事しなきゃならないの?てか、メイクだファッションだって意味ある?ウチら殺しがメインでしょ?」
といった互いの価値観の相違なんかも無理なく描けたはずだし、価値観が違う2人が共同生活を送るからこそ、中盤での対立や仲直りにも意味が出てくると思うのだが。
また、共同生活による日常描写に多くの尺を割いているからこそ、クライマックスでのアクションシーンは、連帯感を強めた2人の連携プレーといった“バディ感”のあるアクションも欲しかったところ。
そんな不満もありつつ、クライマックスのアクションシーンは、本作一の見せ場。「邦画実写」という括りを抜きにしても、まひろと渡部の一騎打ちの格闘戦は迫力がある。「落ちている銃を拾う」という王道の展開も、「拾うと見せかけて直前で頭突きを喰らわせ、ダメージを与えてからトドメを刺す」という工夫がフレッシュで良かった。
話を日常生活に戻すが、日常生活の舞台としてちさとがバイト先としてチョイスするのがメイド喫茶というのも、正直違和感があった。「萌え」や「可愛い」に満たされたメイド喫茶という空間の非日常感は、一般的な日常生活と重ねて見るのは難しいし、せめて居酒屋くらいにしてくれたら話も違ったのだが。というか、居酒屋なら店長が作中にあった「お釣り200万円ね!」ネタも無理なく入れられたはずだし、その冗談が通じず激昂する一平をちさとが射殺するという展開でも良かったと思うのだ。
というか、正直メイド喫茶の件は痛々しくて見ていられなかった(笑)生活費のやりくりで頭使っている関西弁の先輩従業員と、殺し屋生活で特にお金には困っていないちさととの価値観の違いが出る一瞬のピリつきは面白かったが。
敵役である浜岡一家も典型的な異常者、漫画的なキャラ付けや台詞ばかりを発するので、敵役としての恐ろしさが感じられず。また、悪い意味で現実感に乏しく、それは本作で扱う非日常感とはイコールにはならないだろと思うのだが。
主演の2人、ちさと役の髙石あかりとまひろ役の伊澤彩織の演技、特にスタントパフォーマーである伊澤さんのアクションは非常に素晴らしかった。
また、ラバーガールのお二人も演技が上手く、俳優として違和感のない仕事ぶりだった。普段のコントの雰囲気から考えると、こういった役には適性が高かったのかもしれないが。
キャラクター設定や描写に違和感やツッコミ所は多々あれど、「邦画もまだまだやれる!」と言わんばかりのアクションシーンは見応えはあり、本作のアクションの評判が高いのも頷ける。
駄弁る女の子×殺し屋=反則的に面白い
ギャー!
見事に、全く、合わず。私的には寸分も面白いとは思えなかった。文化祭...
のほほんと観れる映画
たけし映画の超超超劣化版
苦手なジャンルだが楽しめた。
この作品は積極的に観る気はあまりなかった。僕はもともと恋愛モノとか青春モノとかを好んで観る方ではないし、特に萌え系(?)のノリは非常に苦手なのだ。その匂いがプンプンする女子2人のお話という事もあって全然ピンと来てなかった。しかも殺し屋ってどういう事?って感じで全く乗り気にならなかったのだ。ただ評判が良いのは以前から知っていたし近々PART3が公開になるという事で、第3弾まで行くって事はよっぽどだよなと思い直し、今回の鑑賞に至ったというわけだ。
実際映画が始まってみると、予想通り僕が好きなタイプの映画ではないなと思った。上手く伝わるかどうか分からないがやはり「萌え系」な世界観になかなか入り込めず、スッキリしない状態が続く。中盤あたりまでは「今回はやっちまったなぁ」などと思っていたのだが、途中からまひる(伊澤彩織)の「動き」がどう考えてもただ者ではないことに気付き始める。二人でけだるそうにバイトの面接の話をしながら、まひるがマネキン(?)に向けて繰り出すパンチや肘打ち…。ちょっと待て。何なのその速さ!女の子の「なんちゃって」じゃねえぞ。食らったら一撃KOじゃんか。これマジやん。
そこからの「のめり込み」はとんでもなく速かった!
スピード感ある展開も相まってグイグイ乗せられ、そこからラストまでは一気にフルスロットル。最後のアクションシーンも終始キレが良く、終わってみればそれなりに楽しいではないか。何と言うか、乗り気でなかったのに無理矢理メイド喫茶に連れて行かれ、嫌々「萌え萌え~」などと言わされてるうちにすっかり楽しくなってしまった…みたいな気分だ。
まあストーリーやキャラ設定、演技など突っ込みどころは多数あるが、それを言うのは野暮ってもんだし、その無茶苦茶さに一緒に乗ってしまうのが正しい「嗜み」と思う。だからこれはこれで良しとしよう。なぜこんなに人気が高いのかちょっと分かった気がするし、こういう世界観自体があまり好きでない僕ですら楽しめたのだから、特に萌え系が好きな人にとってはとんでもない傑作になるのであろう。
やはり「アトミック・ブロンド」を超えられてはいない気がした。
女子校生二人の殺し屋。いや・・・卒業したんだ。
大して問題ではない。そんな設定の格闘映画。
今夜は思いっきりバカな映画を観たくて、そしてこのタイトルに惹かれてボッチとしてしまった。
格闘シーンがひかった。でも、韓国アクションの影響がもろに見えてしまって安普請のプレハブアパート家賃月額2万円のような作りが僕をイラつかせた。でも、まあ、何というのか、人を殺してはいけないんだ。と聞いても答えは「どうしていけないんすかね?」と逆質問を受けてしまいその返答にあたふたとしてしまいそうだ。
世間的に真っ当な事は何をやっても面白くもなく満足やましてや達成感など宇宙圏外な二人の殺し屋。自分の人生や日々の暮らしに何ら関わりのない人を殺す才能だけに恵まれていることが彼女らの生活の杖。需要と供給のバランスが整っていれば殺人もビジネス。そんな世間観に充ち溢れているのがいい。観ていて自分の身体が透明になっていくような気がした。妙な間合いで悲壮ぶることもなく無駄に笑いなど採って喜劇ぶることもなく、観てるものを突き放すようにシーンが変わるところなどは圧巻。
しかし、格闘シーンとなると???
下手な歌い手が歌詞語尾が緩めだったりするからサビが台無しになるように決め所がピシッツと決まらない。今までの日本映画のアクションには全くない演出が施されていることは素晴らしいのだけれどクソがつくほどのリアリティに欠けているように見えた。もっともっと金を懸けるべきだろう。
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