ベイビーわるきゅーれのレビュー・感想・評価
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リアリティは無いけど面白い
高校卒業間近の女子高生殺し屋2人組のちさと(高石あかり)と、まひろ(伊澤彩織)は、組織に委託された人殺ししかしてこなかったので、高校卒業後の社会人生活に自信がなく途方に暮れていた。組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、萌え喫茶のバイトを上手くこなすちさとに嫉妬し、2人の仲は徐々に険悪となっていった。ちさとはバイト先でヤクザに絡まれボスと息子を射殺してしまい、報復を受ける事になり・・・という話。
現実にはありえない話だが、なかなか面白かった。
伊澤彩織はアクション女優だけあって、運動能力が高く格闘シーンが素晴らしかった。
高石あかりはメガネっ子の時も可愛かった。
続きが観たいと思った。
邦画アクションの新しい息吹を感じる
ワルサーPPKとH&K MP5K
「ある用務員」で図書館バトルを繰り広げたJKアサシンの2人組を主役にした映画。用務員ではJKのままにヤられてしまったんで、これは全くの別物です。スピンオフって言えなくもないけれど。
これが結構、楽しめました。
と言うか、用務員より、こっちの方が良いかも。シリーズ化するなら、応援しますw
後片付け役の田坂さんには同情しますし、お小言を言いたくなる気持ちも分かります。頭をブチ抜いてくれるな、ってのは切実でしょうね。飛び散っちゃうから。色んなモンがw
破茶滅茶な設定。リアリティは脇に置いといて!なストーリー。主役2人の自由奔放な演技と突き抜け方。などなどが、斬新で楽しい同人誌マンガワールド。
問題はですね。興味が湧くのは、JK時代のお仕事だったり、どうしてこうなった?だったりと、どんどん過去に遡る事ですかねぇ。
いずれにしても、高石あかりと伊澤彩織は絶妙なコンビだす。2人とも、それぞれの設定にハマり過ぎw
リアルなやり取りと格闘アクション
女の子二人を筆頭に会話がなんともリアルでこういう会話するな〜と親近感が湧きました。
コミュ症の子のボソボソ喋りや調子のいい子の軽い口調、つっけんどんなカフェの先輩店員など…
一般企業のような殺し屋斡旋会社や死体処理業者とのやり取りなども物騒なのに軽妙に笑えて「殺し屋」が本当にただのいち職業的な扱いで新鮮でした。
殺し屋以外にも仕事(バイト)して社会に適応しなくては…と悩む姿は一般人の自分達にも多かれ少なかれ共感する部分があるのではないでしょうか。
そして格闘アクションは予想以上でした!伊澤さん、女の子であれだけ動けるのはすごい。ガンアクションメインの髙石さんも何気に体幹がしっかりしていて動きにキレがあり良かったです。
低予算アクション映画、というツイートを見かけましたがそのあたりうまく構成されており、なによりアクションが見応えがあるので安っぽくなく満足度がかなり高いです。
一瞬ですがちくわを加えているちさとは髙石さんの某舞台役ネタですかね(笑)
これは掘り出しモノ
ゆるふわ日常系殺し屋コメディ、という、実写でやったら普通は地雷間違いなしのジャンルを、絶妙なバランスで成立させきった快作。
非常にキャラが立った主人公2人の脱力感溢れるダベりは見ているだけで微笑ましいし、そうは言ってもさすがにダルい…となりそうなタイミングでバッチリ入ってくるハイクオリティなアクション。特にスタントウーマンでもある伊澤さんのアクションは頭ひとつ抜けて素晴らしい!静と動の配分が良く、本当に楽しく飽きずに見られます。
殺し屋がシステマティックになってる世界観なので、細かいツッコミは全部「裏でなんとかしてます」とスルー出来るのもいい。
それでもメイド喫茶絡みはちょっと中弛みしたのと、若干セリフが聞き取りにくい部分があり、マイナス1点しましたが、小規模邦画としては相当な「当たり」作品です。
ソファーと同化しそうな程のダラダラ
底抜けのダラダラと無駄な動きのないアクション、最高のマリアージュだった。
身軽でブレない体感と一番近いルートで素早く動く手足、スカした顔で最強なまひろのアクション。
中国武術大会で5連覇を成し遂げた、ジェットリーの美しく伸びやかなアクションに圧倒された時の様な感覚が呼び覚まされた。
若者の代名詞、かったるい、めんどくさい、つかれたを上手く利用したオンとオフの差が、いっそう2人のキャラを引き立てる。
ベイビーわるきゅーれ!
最近観た中でよかったのは?と知り合いに聞かれ、開口一番に口にしていた。
あれ?そういう系だっけ?なんてリアクション。
単館アート系ばっか観ていたのは否定出来ないけど、面白いものは面白いと実感する今日この頃。
最高だったうえに、まだまだ繋がりそうな気配。
楽しみすぎる。
5/8
舞台挨拶があるって事で2回目の鑑賞。
初めて観た時はアクションに圧倒されたが、実際にはアクションシーンがそれほどない事に気がつく。
続編はアクションシーンが増えそうな話っぷりだったので、大いに期待!
しかし、まひろちゃんの美しく無駄のないアクションに見惚れるわ!
ゆる〜くころ〜す
公開規模がとても小さく公開からだいぶ経ってからの鑑賞。
この作品を小規模でやるには勿体無い!と思ってしまうくらいの面白さでした。緩急の付け方がとても上手だなと思いました。
冒頭のコンビニでのアクションシーン。一列一列区切られたフィールドで繰り広げられるアクションは狭さの活かし方がとても上手で、とても見応えがありました。主演の伊澤さんはスタントをやられているということもあって、殴り合いや体術がキレッキレで、バイトの面接をしているときのふにゃふにゃ感から一転してだったので、ギャップがエグかったです。ここでのラバーガール大水さんのコントとはまた違うツッコミに徹していたのも面白かったです。
そこからの日常シーン、先程までの殺伐した状況はどこへ行ったのかと思ってしまうくらいのほほんとしていました。なんてことない飾り気のない会話がいちいち面白くて、アクションと同じくらい観ていてワクワクしました。バイトシーンも、あるあるが盛り込まれていて、自分も同じような体験をしたことがあったので、とても身近に感じてしまいました。(客を机に叩きつけたり、首をクッとしたりはしませんが笑)
ヤクザもコテコテのヤクザで、冗談を言ったら串でぶっ刺したり、娘の銃の練習に生身の人間を使ったり、メイド喫茶で極道をバカにされブチギレたりと、まぁ中々に迷惑なヤツらです。まぁスカッと撃ち殺してくれるので爽快なんですけどね。あと、死体の処理の業者が殺しの際に頭を撃ち抜くのを迷惑がっていたり、精神的なダメージがあるというのも妙に生々しくて良かったです。
廃ビルでの最終バトルもお見事なものでした。派遣されたのかな?って感じゆるーくヤクザや殺し屋が現場入りしますが、あっという間に2人に撃ち抜かれまくるので楽しいです。ここでのひたすら乱打しまくったり、頭突きしまくったりする戦闘がとても重厚感があって良かったです。今年トップクラスのアクションでした。
最後にマシンガンでぶっ放しまくるのも最高です。
で、そこから普通の日常に戻る温度感も最高です。ラバーガール飛永さんの優しい保護者的ポジションもナイスな配役でした。
目がバッキバキになってしまうくらいのめり込んでしまいました。阪本監督の作品を追っかけていきたいと思います。
鑑賞日 8/24
鑑賞時間 17:10〜18:50
座席 H-4
現在最高のアクション女優・伊澤彩織
アクションは見る価値あり
これは…。続編「~2」が欲しいなぁ。
今年104本目(合計168本目)。
大阪市では3週間遅れで放映されている映画館も少ないなか見に行ってきました。
PG12という扱いでもあり、アクション面ではやや不穏当な表現はあります。ただ、アクション面で撃ち合いというより、主人公2人の「ゆるーい」感じを絡めて、その「ゆるーい連帯感」とアクションものを融合させたという作品です。前者だけならいっぱいありますが、後者は案外少ないです。
映画もこのご時世を考慮して100分ちょっと(95分)。ストーリーの筋はわかりやすいので、何がなんだかわからなくなる点は存在しないと思います。
普段はパンフレット等買わないのですが、この作品はすごく良いなと思い、シネリーブル梅田さんさんでパンフレット購入して帰りました(上記通り、放映している映画館が少ないので、パンフなどもそれほど多く出回っていない?)。
こういう映画、好きなんですよね。厳密にいえば「誰でも好きな進路は自分自身で決める」「男女平等は達成されなければならない」(後者は、「何か困ったらことがあれば、女性は股を開いて(以下略)という不穏当な発言をするところ)という点を伝えたかったのではないかとも思えますが、それは表面には出てきません。アクションものの厳しさと主人公2人の「ゆるーい」連帯感が生む、とても良い作品だと思いました(大阪市でも3週間まった甲斐がありました)。
評価は下記の通りです(5.0をこえて7.0としています)。
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(加点2.0) 監督の方もまだ経験が少なく、また主人公(女の子の2人)も映画への出演は初めてか、2回目くらい(どうも「用務員」という映画館で2人が出ているらしい?)。
確かに今週や先週、来週のような「大きな映画」に比べると「低予算」であろう点はある程度推知できます。でも、その制限の中で「どれだけ良い内容を見せるか」という、「ベイビー~委員会」の「魂」を感じ取ることができてすごく高評価です。
願わくばこのヒットが続いて、「~2」やスピンオフ作品が出ることを願うものです。
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殺すザ・ファブル
岡田准一主演のザ・ファブルは殺し屋が絶対人を殺してはいけないという条件で社会生活を送らなければならない所が面白いところですが、この作品は社会生活を送るところまでは一緒でも殺しは止められていないので、設定としては若干弱いところがあります。正義感とか情もあまりなく、コメディとしては少し物足りなくもありました。途中惜しいシーンはあったのですが、結局コメディで終わらせなかったので話の展開的に必要なシーンではあったのですがもったいないなと思いました。
ただ、アクションシーンは思ったよりしっかりしていて、特に最後の格闘シーンはパワーよりスピード重視で見ていて気持ち良かったです。
主演の一人の高石あかりは杉咲花を美人にした感じ(普通~を残念にした感じとか言うので珍しい)でした。もう一人の主人公はポスター観た時は地味な顔してるなあ、と思っていましたが、映画を観ているとこれはこれでかわいいなと思いました。
ジャパニーズ・エンターテイメントの快作
アクションシーンは見ものです!カッコ良い!
阪元監督の前作「ある用務員」は、かなり惜しい印象だったのですが、本作はキャラクターの色付けをはっきりしてくれたのと、ややこしいシリアス話じゃなく殺し屋女子のシスターフッドかつバディ物としてシンプルになっているので、とてもスッキリして楽しめました。設定されているギャップでもう笑えちゃえますからこれまた良いですね。
とは言っても本作の目玉はアクションだと思いました。これは見る価値ありますよ!ガンアクションではなく格闘アクションの方です。カンフーモノのような派手さは無いのですが、本物の闘い感あふれてます。うーむ、ボクシングにおけるインファイトと申しましょうか?めちゃくちゃ近い間合いでの打ち合い(もしくはナイフアクション)なんですが、まー綿密な殺陣です。すごく入り組んだ殺陣なんです。見入りますよ。立ち技格闘技に対するサブミッション系の格闘技みたいな殺陣ですね。
オープニングからそのアクションは炸裂しますから、どうぞ上映開始から気合を入れて観てほしいですね。と言うことで伊澤さん、お見事です。
ストーリーの方もなかなか面白いですが、結構女子二人の心情メインの進行なので、その点はちと辛かったかなぁって思います。心情の揺れがあまり伝わってこないんですよね。ストーリー部分の作り込みももうちょっと欲しかったなぁ。そうすれば、クライマックスのカタルシスをもっと得られた気がします。基本、同じような人種ばっかり出てきているのでアクセントもあまり無く冗長的に感じる面もありました。
でも、かなり楽しめました。面白かったです。
快作!
ジョンウィック✕ファブル✕ダーティペア(※割りません)
割りません、は言い過ぎか。でも上記2作より面白かったです。ていうか、最後が古すぎてすみません。あ、ハイパードールも入ってましたね(更に古くてすみません)
女性バディもの大好きなんですが意外と少なくて、久々に堪能させていただきました。アクション良し、掛け合い良し、で最高!です。
特にキャラ付けが絶妙で、まひろが不器用でほぼ必ず食べ物をこぼすところとか、セリフ以外で表現されるあたりすごく好みです。あれ、てっきり最後のショートケーキで回収される(こぼさない=一歩成長!)と思ってました。
あと最後といえば「京都から来た応援メンバ」って、やっぱりあの人ですよね…。まだまだ話を広げられそうだし、ぜひ続編お願いしたいです!
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