「唯一無二のどんぐり」キャメラを止めるな! コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
唯一無二のどんぐり
『カメラを止めるな』といえば、コンセプトの面白さと、竹原芳子改めどんぐり再び改め竹原芳子さんの強烈なインパクト。
『カメ止め』の製作エピソードを、フランス版のリメイク話に置き換えるのは上手いこと考えたなぁ。再びプロデューサー役として出演出来るし。
あのキャラクターをフランス人に置き換えるのはきっとムリ。
一瞬凄む場面はゾクゾクした。
4年前に観た映画だから、こんなんだったと思い出しながら楽しめた。
首とかの安っぽさなどには、オリジナルへのリスペクトは感じられたけれど、さすがに300万円で作られたわけではないので、やはりそこは“チープ風"。
しかしケンが「腕なし野郎」とキックした後にチナツと走るシーンは、ものすごくフランス映画的だった。あの数秒だけまるでジャン=ジャック・ベネックスかのような、疾走するシルエット。あそこ好き。
20代の頃、配給会社に入って初めて宣伝した映画が『ドーベルマン』だったので、出演していた俳優さんには勝手に思い入れがある。
ロマン・デュリスもその1人。
日本では『パパは奮闘中!』以来かな。贔屓目ではあるけれど、今回も良かった。
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