「【”ジュブナイルパラレルワールドラヴストーリー実写化映画。”時を越えて、障壁を越えて、少年少女の奇跡の愛は続くのである。】」星空のむこうの国 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”ジュブナイルパラレルワールドラヴストーリー実写化映画。”時を越えて、障壁を越えて、少年少女の奇跡の愛は続くのである。】
ー 近年、ジュブナイル実写化映画が減った気がする。昔は、大林宜彦監督の尾道三部作を代表とする、実写化映画が在ったモノだが。
けれども、今ではそれをアニメーション映画が代わりに務めてくれている。
”ドラえもんシリーズ”や、クレヨンしんちゃんシリーズも作品によってはSFジュブナイルである。
だが、今作の様な作品を観ると、何だか懐かしい気がするのである。-
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作は、所謂パラレルワールドモノであるが、そこに高校生男女の時と障壁を越えたラヴストーリーが盛り込まれている。王道のジュブナイル映画である。
・CGなどは、予算の関係かすこーし、チープな感は否めないがそんなことは気にせずに、愉しめば良いと思う作品である。
■なによりも、”トラックに惹かれて死んだ筈の昭雄”(鈴鹿央士)の世界では、坂口理沙(秋田汐梨)も、重い病を患っているが、二人の想いは時空や障壁を越えて、”トラックに惹かれそうになったけれど、友人のお陰で助かった昭雄”がいる世界で、二人は見知らぬ者同士(理沙がね。)での出会いがあるのだから、その設定で十分”ジュブナイルパラレルワールドラヴストーリー”なのである。
<序でに言うと、有森也実さんは”時をかける少女”なのである。分かるかな?
筒井康隆御大の作品や、眉村卓御大の作品などは好きだったなあ。
私は、映画でも、ジュブナイル物は名作が多いと思うのである。
ジュブナイルは子供向けと思っている人が多いのかもしれないが、そんな事は無いと思う。幾つになっても、ジュブナイルを愉しめる人って、素敵だと思うけれどなあ。>