「しばらくぶりで、良質のサイエンス・フィクションを見た。」密航者 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
しばらくぶりで、良質のサイエンス・フィクションを見た。
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しばらくぶりで、良質のサイエンス・フィクションを見た。
泣けて、考えさせてくれるフィクションだと思う。
見る者は誰でも気づくと思うが、密航者(?)を含めて、この船内には白人男性が含まれていない。
つまり、このクルー達の運命は、元々、白人男性に委ねられていないと言っている。
そして、現実の社会に置き換えて考えれば、
社会の贖罪として、結局は女性が、犠牲になる。その場面はいささか閉口してしまうが、現実を考えれば、未だ男性優位の社会であるが故、理解出来る範疇だ。
出鱈目なファンタジーまがいのSF(ゼ○グラビティ等)と違って、現実を充分に理解した中でのフィクションとしている。そして、スリリングで哲学性を持った傑作として仕上げていると僕は思う。
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