「厚化粧」成れの果て Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
厚化粧
消えないトラウマを抱える女性が、姉とトラウマを与えた男との縁談に憤る話。
東京で暮らす妹に田舎の実家で暮らす姉が男との交際と結婚話を電話で告げたことで巻き起こっていくストーリー。
田舎に帰ってきて会う人会う人みんなに荒ぶる主人公と、帰ってきた彼女によそよそしい態度をとる面々。
トラウマが何なのか、なかなか明確には告げないけれど、そこははじめからお察しな訳で、一見柔らかい感じもするけれど、この姉は正気なのか?と思うことの連続。
そしてこの町にはまともな感性の人間はいないのか…。
ぼそっと姉の口からこぼれた一言、からの剥き出しにした本心は、何一つ共感、同情できるものではなかったけれど、なかなか強烈だった。
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