「【彷徨う神様】」ペテロの帰り道 ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【彷徨う神様】
八百万の神様なんて云うが、僕は、ひとりに一人の神様がいると思う。
ネコババはダメだよとか、
まだ高校生なんだから、夜遊びはやめなよとか、
せっかく家族が応援してくれてるんだから頑張って勉強しなよとか、
社会と向き合ってみなよとか、
ボランティアは良いことだよとか、
これは、一人ひとりが持ってる神様の声だと思う。
何か、道徳心とか、正義とか、優しさとか、希望とか、そういうものの塊が神様なのだ。
残念ながら、無いって人もいるかもしれない。
それに、世の中が複雑になりすぎて、何が正しいのか分からないことも沢山ある。
だから、神様も迷うのだ。
場合によっては、彷徨っちゃうかもしれない。
でも、打算とか、因習や習慣だからってことじゃなく、自分自身に問いかけてみたらどうだろうか。
結構、それなりの答えに辿り着く気がする。
一人ひとりに神様がいる。
絶対、これは正しいと思う。
こうして生まれる調和の方が、宗教に押し付けられた秩序よりも、素敵な気がする。
僕はお寺の血筋で、縁あって神職の資格も持ってるけど、本当にそう思っている。
コメントする