劇場公開日 2021年7月16日

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「飽きないアクション。テンポ良し。」ファイナル・プラン 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0飽きないアクション。テンポ良し。

2021年7月17日
iPhoneアプリから投稿

単純

時間が1時間半とプラスアルファなのが功を奏している。テンポが絶妙。

改心した、「人は傷つけない」爆破銀行金庫強盗。愛する人のために金も返し、自首して、刑期短縮で過去の自分に決別を図るが、FBIのカネに目が眩んだ捜査員につけ入る隙を与えてしまう。返金するはずのカネも奪われ、愛する人も狙われる。

捜査員の2人のうち1人は性悪だが、もう一人は金に一瞬グラつくが根は悪い人間ではない。その上司も同じ。
カーアクション、銃撃戦、逃亡劇、最後は海兵隊叩き上げの爆破テクで性悪FBI捜査官を翻弄。

まぁ、理屈抜きのコンパクトアクション。可もなく不可もなし、字幕洋画にしては客がそこそこ3、4割入っていて安心した。
主人公演じたリーアム・ニーソン。「96時間」よりも「シンドラーのリスト」何回も見たクチだから、なんだかかってのりゅうとした大男の伊達男。すっかり老けたなぁ、声もかっての張りは無いし、若干背中も丸みを帯びた感じ。無理もない。「シンドラーのリスト」からもうじき30年だからなぁ。日本で言えば吉永小百合が若干衰えが見えるのと同じ。

最後、良心で改心したFBI捜査員が相棒の性悪に撃たれ、死んでしまった?のはチト残念だが、全てがハッピーエンドではなんか胡散臭いから致し方ない。でも、実際にFBIにつけ込まれたらこうはうまくいかないだろう。関係ないけど、Oヘンリー短編の「よみがえった改心」思い出した。
疲れないので心配無用映画。大作、名作とは言えないが、オススメです。

満塁本塁打