花椒(ホアジャオ)の味のレビュー・感想・評価
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火鍋を食べたくなる
父の死をきっかけに別々に育った三姉妹が集まるところから物語はスタートします。三姉妹はそれぞれ悩みを抱えていて、ラストにはそれが解消して一応のカタルシスがあります。でもよくわからないうちに悩みが解消してるし、そもそも悩みもなんだかふんわりしててよくわからなかったです。
あと、アンディ・ラウと医者はどっちか一人で良かったんじゃないかとも思いました。。
でも、話の舞台となる父の店の雰囲気の良さと火鍋のおいしそうな画力に引きつけられて最後まで結構楽しく観ました。
それも素に入ってる?
父親が亡くなって初めて会った異母三姉妹のお話。
香港で火鍋屋を営む父親が倒れたことを聞きつけて駆けつけたが既に亡くなっており、葬儀の場で初めて顔を合わせた姉妹が交流する様になっていく。
メッセージアプリはみてたけど、「携帯から知らない名前をみつけ」って感じだった?存在は知っていた様にみえたけど、とりあえず長女が葬儀を執り行い連絡を受けた次女と三女がやって来て、交流が始まると共に、賃貸契約の残った火鍋店をどうするかとなっていく。
閉店すると言う長女に対し、看板メニューの麻辣火鍋を作れないけど、従業員は店を続けろって無茶言うよね~と思いつつも、まあそういうお国柄。
そこをメインに展開していくのかと思ったら、それぞれの家族や仕事に関する悩みや、父親への思いと成長をみせる物語なんですね。
三姉妹だけじゃなく、それぞれの元婚約者だったり母親だったり婆ちゃんだったりを交えつつみせる、依存、言い訳、意地っぱりな関係性と変化が優しく温かく、大きな盛り上がりはないけれど、なかなか面白かった。
Gは勘弁して下さい((((゜д゜;))))
3人は3つの中国では
『3人の親の話』と言うと、日本の映画にも似たような話がある。
どちらも偽善的な話だが、少なくとも、こちらの話は『誰かの為に誰かの人生が犠牲になっている』と言った様な超偽善的話にはなっていない。
その他には、この3人を3つの中国として描いているのでは?と思った。だから、単純にお涙ちょうだい映画ではないなぁと感じた。
期待を遥かに超えて良かった
脚本、台詞の一つ一つ、演出がとりわけ女優たちー三姉妹、母親、祖母ーの素晴らしさを引き出していた。父親の味のお鍋と一緒に映画の中で化学反応が起きてた。観客としてだけれど、その場に居合わせることができて幸せだった。長女、次女(一番好きかも)、三女、みーんなそれぞれの立場、年齢、服、ぜーんぶ良くて心から大好き💕
みんな、演技がうまいなあ。衣装も小道具もヘアメイクもぜーんぶ生きていて、姉妹と母と祖母の性格や個性を際立たせていた。それにしても、母娘で手をつないだり祖母とハグしたり姉妹同士で抱き合ったりがとても羨ましく思った。私はできない。韓国の女の人達は仲良し同士でよく手をつなぐ。初めはびっくりしたけれどとても嬉しかった。香港の人達もそうなんだろうな。香港、行きたい。みんなで賑やかに美味しいものを食べる風景が好き。
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