「痺れる辛さと癒やしのひととき、優しい3姉妹のレシピ」花椒(ホアジャオ)の味 たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
痺れる辛さと癒やしのひととき、優しい3姉妹のレシピ
グツグツと煮込んで出来上がる、家族の愛の姿。小説を読むように、重層的になっていく父の姿が3人の温かく成長させていく。
最近疲れているのか、誰かを必要とする人に心を奪われて涙する。本作もそんな感じで、自分に足りなかった部分を父が教えてくれる…そんな感じがした。生前はどれだけ悪く見えても、離れてみると良く見えたりしてくる。視点が変わってくることで、気づきをもらえたりする。そういう温かさが画面から伝わってきて、最後は涙腺が崩壊してた。
3姉妹、みんな見事にキャラが違うが段々と安心感を覚える。ビリヤードをしている次女がかなりいい役してたな…。というか、彼女に惹かれて見た記憶。フワッと心が救われた分、書くこと忘れちゃったな…笑。あと、文化の違いを感じられるのもやっぱり面白いところで、香港の景色やワンルーム、火鍋もなんだか魅力的。軽く旅行した気分。
やっぱりテーブルを囲んで、笑顔があるのは観ていて心地よい。その分痛みもあるかもしれないけど、その刺激が忘れさせてくれるよ、きっと。
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