「悲しみは駆け足でやってくる♪」親愛なる君へ ソルトさんの映画レビュー(感想・評価)
悲しみは駆け足でやってくる♪
相変わらず昭和歌謡のタイトルパクリですいません。
ざっと表面だけなぞれば、家族になりたかったおとこの魂の変遷って感じで、グッとくる場面も多いので・・(私的にはパートナーの忘れ形見の男の子とのやり取りでしたが)
ただこの映画2層3層構造になっており、
①果たしてパートナーの家庭にゲイの青年がなぜ居続けるのか?
②パートナーの母親の死はは、なぜここまで警察の関心を呼ぶのか?
③パートナーはバイだったようだが、彼(主人公)をなぜ家に住まわせるというような決断をしたか?
④彼に関心を示した検事はどんな判断を下したのか?
等映画の流れの中で解き明かされる疑問もあれば、想像力を駆使してと暗示だけで終わるものもある。
男の子は自分を愛してくれる”パパ2号”を忘れないであろうし、遠く離れていてもお互いを思いやる心はしっかりラストに提示されるので、安心しました。
台湾映画の秀作と私の記憶に残るとは思います。
しかし男の子の涙を流す姿に、こんな悲しい現実を背負わせるのは酷ですねー!
そんな時代なんでしょうか・・!?
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snowwhiteさんのコメント
2023年8月24日
①パートナーに子供の面倒を見ると約束したから
②弟が金欲しさに主人公を訴えたから
③パートナーが主人公を住まわせたのではなく、主人公がパートナー家族の支援をするため住んであげて家賃という形で支援した。
④のみが観客に委ねる形になってますが、検事は子供の証言により主人公が無実どと知ったと思います。