「とにかく愛おしい時間」ショック・ドゥ・フューチャー ひっくすさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかく愛おしい時間
51歳の僕にとっては、とにかく愛おしい映画でした。
ルックのお洒落さとは裏腹に、まだ何者でもない若者が自らの作品を作る、という行為ついてシンプルに描いた映画。
絶望したり、
突然神が舞い降りてきたり、
怠けているようにしか感じられなかったり、
人の曲を聴くと、こんなことをしてる場合ではない、自分の作品を作らなければ、と急に焦り始めたり。
ホドロフスキー孫の魅力も、痛々しいほど。
(メガネ掛け描写は秀逸)
短くて、不要な恋愛要素等は皆無で、本当に優しい映画なので、30年前にスペースパート3で仏映画を観ていた同世代の方々にも、お勧めです。
もちろん、現在絶賛悩み中の若者にも。
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