ヴォイジャーのレビュー・感想・評価
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どっかで聞いた事あんな
SFなのにテーマは極めて現代的な『蝿の王』ミーツ『ドント・ルック・アップ』
地球温暖化は今も
所詮、アルバトロス配給作品
SFサバイバルものとしてはまあまあだけど思考実験ものとしては薄い
2022年劇場鑑賞76本目。
居住可能な地球以外の惑星にたどり着くまでに86年かかるので、宇宙船で子供作りながら行きますが、普通の人は地球に未練残ってかわいそうなのでそのためだけに人工的に子供作って隔離して育てて宇宙へ打ちあげます、という未来の倫理どうなってんだ、と思うところからスタート、宇宙航行に必要なもの以外の知識は与えられていない子供達が閉鎖空間でどう生きるか、という思考実験のような作品になっています。あることがきっかけで均衡が崩れ、SFサバイバルみたいな感じになっていくのですが、まずここまで人間って堕ちてしまうものなのか、ということと、そもそもの発端を考えると「暴力的や性的な映像作品は有害である」という狂った主張を後押ししてしまっていて、この映画も当然そういった内容なので純真な子供は見ちゃいけません。ってなっちゃいますよ?
後パンフレットないのでマイナス0.5。
3世代に続く宇宙物語
86年長過ぎる!
予想通り
予告編を見た時から、「俳優陣が豪華だから一般公開されたけど、絶対、『未体験ゾーンの映画たち』枠だよな、脚本は」と予想しながら向かいました。
果たしてその通りで、どこかで観たような安易な展開。
『蠅の王』『パッセンジャー』『スターシップ9』などが頭をよぎり。
どうせ、欲望の抑制が効かなくなった暴行・殺人・恐怖による支配・分断に走る独裁者タイプと、理性をもって話し合いで事を進める民主的指導者タイプの二派に分かれて争うんでしょ?
って思った通りに話が進行します。
とにかく、5分おきに湧き上がるたくさんのツッコミどころ。
宇宙に関する表現は間違いだらけ、『ライフ』を思い出した杜撰な科学考証。
『冷たい方程式』すら無駄にする空気・水・食糧問題のスルーぶり。
人間が通れる排気ダクトが宇宙船内に張りめぐらされている宇宙船って何よ。
呆れてしましましたが、同時に望んだとおりのB級感が満載で、それなりに満足しました。
学級崩壊スペース中2病サスペンス
地球温暖化で飢餓に陥った地球から、移住できそうな惑星を探査する為に片道86年の旅に出た宇宙船内で起きるカオスのお話。
2063年に発見された水と大気のある星への探査計画の為に生み出された30人の子供たちと、指揮官を乗せた船が航行を開始して10年後、青年になった子供たちが衝動を抑制する薬を投与されていたことに気付き、薬を飲まなくなったことで変化して行くストーリー。
今まで皆無だった欲望という感情が突然生まれることは現実には無い訳で、そこにリアルがとか言うつもりはないけれど、あまりにも都合が良かったり、わかりやす過ぎたりというところはちょっと気になったし、落ちも含め1歩先の展開が読めるところが多かった印象。
しかしながら、ある意味実世界の縮図とも見える様なところはなかなか良かった。
惑星到着まで86年。 乗員は30人の子供たち。 出発してから10年...
父はジョニデ、娘はリロデ?
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