映画 五等分の花嫁のレビュー・感想・評価
全139件中、61~80件目を表示
完全にキャラ映画
キャラが大好きじゃないと観るのが疲れると言うのが率直な感想です。
アニメを見てふわっと二乃が可愛いな〜と思い劇場に足を運びましたが内容は薄く中だるみします。
そして花嫁が一番有り得ないと思っていた四葉で本当に驚きました笑
驚いたのであとから原作を読みましたが、読んだ上で何故過去に出会っていた少女をわざわざ四葉にしたのか作者の意図が分かりませんでした。
出会いに関わる五木、正々堂々アタックした三玖が妥当じゃないか…?と思いました。
一花は悪意のある成りすまし、二乃はそもそも好きになった動機的に除外対象でしたがどう考えても四葉は一番無いなぁと思いました。
花嫁の選択に関わらず、アニメ3期でやればよかったのにと言う内容の薄さでした。キャラ達は凄く可愛かったです!!
うん、完璧です。
もともとTVシリーズもクオリティが高いし、原作の面白さは折り紙付なので、制作スタッフが最後までちゃんとしっかり作ってくれれば、アニメとして間違いのないものができると信じていたがそれを遥かに上回るものになっていた。
上映時間の136分というのは、TVサイズにするとOPとEDを除いたほぼ6本分、1/2クールにあたるボリューム。けっこう長いが(笑)、それをメリハリをつけながら鑑賞させるのは意外と難しい。
特にこの作品は、原作コミックが完結してからかなり時間が経ってからの劇場版アニメ化ということで、そもそも制作されるかどうかすら心配だったが、ここまでのものに仕上げたスタッフに敬意を表したい。
【映画と無関係な超個人的な私見】
オレなら絶対に二乃か三玖だよなぁ❤️
あー、あのカフェに行きたいよ〜💕
これだけ多くの人に愛される素晴らしい愛の作品は、
ものすごく日本のアニメ文化は、良いですよねぇ〜本当に日本に生まれて。
漫画全巻を早い段階で読みアニメの1期と2期を見終わり今回の映画ですべての五等分の花嫁が終わってしまうと考えると凄く悲しいですが、その分最後の集大成をこの映画館で見る事が出来た事は、凄く良かったです!まじで泣けたし133分の中で原作からのカットも多く無くえ?そこ原作カットだったのと思わせない所凄かったですね、(1部の天才の方々は、気づいてらっしゃったと思いますが、)冒頭のシーンからの水着も可愛かったですね〜それからいよいよ文化祭の物語スタートでもうどのシーンを抜いても文句無しの映像美でしたね。そして一人一人の物語を描いてくれた監督の方やそれを汲み取ってくれた脚本の方が作者のねぎ先生の描きたかった物を完成させた下さったのは、本当に良かったと思います。自分の推しは、一花です。一花は、原作勢に然りアニメ勢どちらも嫌いになってしまうかも知れないですが!俺は、長女としての苦悩や自分の夢を成し遂げれる努力は凄いと思うしあの天真爛漫で積極的な性格が凄く大好きなんですよ!
なので四葉が、花嫁でもなんの問題もないのですよ!笑本当に映画化おめでとうございました。特典のためにみな映画を何回も行くのも良し、でも必ず1度でも見に行ってください。皆様2人の結婚披露宴に行きお祝いしましょうね💕
後は言わせてくれ初めて映画を見たのか映画館久々です。みたいなチンパンジー達たくさんトイレ行くのやめてくれクソ迷惑本当に映画の感動が薄れるわ笑トイレは⚠映画が始まる前に必ず行きましょう⚠
考え中
結論は、意外とよかった。
こーゆー原作から切り取った映画は、尺が短くなりすぎて、スカスカになるか、むしろ尺長くなるかであるが、この映画は5人のヒロインをちゃんとフォーカスしつつストーリー運びしつつ終わった。正直4分の3は間伸びしてると感じた。あと、テンポ早すぎて監督?が進ませたいように進んでいるシーンもあった。それでも、原作の質が高いので、色々切り取ったとしても良作になった方だと思う。最後のシーン、あんま泣かない私でも感動したので、あそこの引きを伸ばせば原作のポテンシャル引き出せたのでないか。
カットのオンパレード&退屈だった。
原作は連載時から読んでます。アニメも一期二期ともに鑑賞済みです。作画は、一期の時より可愛くなっていて良い。だけど二期以降、映画で終わらせられるようにカットが多くそこが気になります。
昨日改めて見ましたが、そもそもわざわざ映画でやるべきではないと思いました。
話の構成的に向いてないと思います。
〇〇の場合が風太郎も含めると計六つ。
同じ時間軸の話を、風太郎以外の五つ子計五回
そして五つ子は必ず最後風太郎とキスして終了。
個人的にだが、本当に映画に向いてない構成だと思います。同じ感じの話を何回も繰り返され、退屈でしたね。op映像は水着回で、まさかそこで水着が使われるとはもったいない。
作画は先程良いとは言ったが、四葉の場合のシーンの泣いているシーンの作画がひどい。原作では確か見開きで描かれていて、そこは作画頑張るシーンでしょ!!!!おい!!!!アップは良い作画が多いけど、それ以外は普通って感じです。あと原作ちゃんと読んでるんですが、完結したら正直どのキャラもあまり好きになれない。個人的な五つ子の印象ですが、一花は三玖にひでぇことして最後は謝ってたがイメージが拭いきれない、二乃はただぐいぐいくるだけのキャラ、三玖は風太郎ラブ人間歴女設定要素が薄い、四葉は元推しで、風太郎との保健室のシーンで「上杉さんにはもっといい人がいます!」とか言ってて冷めた。五月はにくまんおばけで後から風太郎を好きになった可哀想なキャラ。作画はいいが、それ以外がひどい。
一期は作画はダメだが、ちゃんとほぼ原作通りやってくれた。
興行収入20億行ったと言ってたが、多分何割かは映画を見てない転売ヤーとかが貢献した分だろ。
悪くはない、でも退屈。テレビアニメ向けだった
全体的に悪くはないです。
原作の11巻をカットし、12巻~14巻までを丁寧に描くことで、中途半端にならずに完結出来ています。
作画も綺麗です。
一部、キャラクターが走る場面なんかは少し崩れかけていましたが、基本的にはキュートな原作を再現出来ていると思います。
ただ、映画を観ていて思ったことは、「なんだか退屈」ということでした。
シナリオの都合上、同じような絵面が5回繰り返されるのですが、それが時間を長く感じさせる要因です。
文化祭のエピソードは、一人に焦点を当てた話が5人分描かれる、オムニバス形式です。
これが、映画との相性が良くなかったのだと思います。
週刊連載の漫画やテレビアニメならそれほど気にならなかったはずですが、オムニバス形式の文化祭エピソードは、2時間の通しで描かれる映画には合わなかったのかもしれません。
文化祭のエピソードは恋模様の決着が描かれるため、物語としてのクライマックスになるはずなのですが、なんだか退屈な状態が続くため、少し盛り上がりに欠けるように感じました。
また、文化祭でのエピソードで一旦物語のクライマックスに差し掛かりますが、その後、物語の完結まで結構話が続きます。
文化祭終了後、原作14巻部分の結婚式までと、物語の結びである結婚式が描かれるのですが、そこが結構長く、冗長に感じてしまいました。
これは、話として一旦クライマックスを迎えたのに、蛇足的に話が続くように見えることが原因だと思います。
原作漫画を読んでいても然程気にならなかったので、これも映画だから気になるポイントなのでしょう。
総評すると、アニメとして、原作のアニメ化としてのクオリティは良かったけれど、映画としては少し残念なものでした。
映画より、テレビアニメに向いていたと思います。
余談ですが、私の隣の席に、4歳ごろの子供が父親を連れて来ていたのですが、映画の後半から「まだ終わらないのー?」と騒いでしまっていました。
小さい子が対象観客になってる映画じゃないので、何故観に来させたのか、とは思いましたが、小さい子供には退屈な映画だったようです。
五人分の愛
かなり話題になっている本作。せっかくなら映画館で見ようと思い、大人気ということで3日前に予約。予約した段階から見ればよかったものの、他の映画見たりして余裕がなく、結局前日にアニメ版の鑑賞スタート。そういうわけで、第一期の1話から6話と第二期の11話と12話の見て映画館へ。本当は朝早起きして一気見する予定だったんだけどな〜...笑 評価は高く、かなり好きな作品なのだが、やはり全部見れていないことに不安は残る。そんな気持ちのまま、朝イチの回で鑑賞したが...もう最っ高に良かったです...!!!!
正直、何不満無く楽しめたかと言われれば違う。やはり、これまでの出来事はもちろん知っているよね?というストーリー。「あの日はこうだったよね」と今までの場面を振り返ったりするため、見ておいた方が楽しめるに決まっているし、見ておかないと分からない部分もあった。だけど、少なくとも上記で書いた計8話を見ておいてよかったなと。それだけでも割と内容を把握できたし、見ておいたからこそ楽しめた部分も多かった。ですので、時間が無い方は最低でも計8話は見てからご覧下さい。私は今日から全部見て、また見に行きます...笑
いやもうとにかく、この「五等分の花嫁」という作品が面白すぎる。何故リアタイで見ていなかったのだろうか。完全に食わず嫌い。結構後悔。。。映画館で見るべき映画!というほどの作画クオリティでもないし、通常放送のアニメと何ら変わりようはないんだけど、映画化してくれなかったら見ることも触れることもなかっただろうから、ホント感謝です。
どうやら膨大な話数の内容をひとつの映画としてまとめたらしく、それもあって130分越えという長尺になっている。元々アニメはあまり得意ではないから、いくら作品が好きと言えどこの長さは飽きるだろうなーと思っていたが、全く時間の経過を感じさせずあっという間だった。原作の構成がいいからか分からないけど、見たあとの満足感と幸福感は今年トップクラス。5人それぞれの視点で描かれる文化祭は見応えたっぷりでかなり楽しく、なんだかすごく贅沢な気持ちになりました。
せっかくなので、私の推しを。
1話を見た時から変わらず、四葉!!!
明るくて、元気で、何事も一生懸命で、他人の頼みは断れない、スポーツ万能の天真爛漫な少女!
髪型も服装もイメージカラーも大好き。1人だけ飛び抜けてはしゃいでいるため、空回りをすることも多いけど、いつも誰かのためになろうと必死なところは人として尊敬できる。
四葉の過去が本作では描かれており、じんわり。本当に見てよかったな〜と思いました。まぁこれは、誰推しであろうと言えることかと。よく出来た作品です。
ネタバレになるのでこれ以上内容に触れることは出来ませんが、どのキャラクターも素晴らしいし、内容も非常に見応えがあって、展開も構成も脚本もセリフもお見事な、五等分の花嫁が好きなら絶対に楽しめるであろう、最高の映画でした!結構、恐ろしいほど面白いです。入場者特典はもう貰えませんが、しっかり前もって予約してご覧下さい。超オススメです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2022/06/08 劇場にて2回目の鑑賞
アニメを全て鑑賞し、再度鑑賞。
1期、2期と見ていくうちに〈五等分愛〉がどんどん深くなり、ここ5年で一番好きなアニメーション作品になってしまいました。YouTubeでは名場面集のような動画を何度も見て、留まることを知らないこの愛。本当は第4弾の入場者特典を貰いたかったのですが、金曜日はどうしても予定が合わず、本日鑑賞。貰えなかったことはかなり悔やまれますが、もう一度見ても最高に面白かったので大満足です!!!
やはり、この映画はアニメか原作かどちらか見てからの鑑賞が一層楽しめる。見なくてもストーリーの把握は出来るけれど、これまでの内容を知って、五人への愛が深ければ深いほど面白い。一回目も相当面白かったのですが、全て理解した上で見るとレベチでした。めちゃくちゃおぼしろい。なんだこのクソ面白い作品は。1つ不満があるなら、この作品が終わってしまうこと。もっともっともっと見たい。スピンオフ作品としてでもいいから、これからもずっと風太郎と5つ子を見ていたい。そのくらい、神・アニメです。
2回目でもドキドキワクワクさせてくれるって、本当にすごい。演出も脚本も天才的で、上記にも書いてあるとおり130分越えの尺を全く飽きさせない。贅沢に、存分に尺を使っている。全部見てからもう一度見ると、ストーリーがより楽しめるというのもあるのだが、登場人物とかちょっとした小ネタとかにも気づけるし、なんたって感動して仕方ない。人が多かったから必死に堪えようとしたのだが、止まらない。一つ一つのセリフが胸に刺さって、涙腺が崩壊しました。ぐわああああ、それは泣けるだろおおお。。。
あまりにも素晴らしい作品。
「全て見ていなかったから十分に楽しめなかった」という理由で★4.5にしていましたが、今回は全てを見て十分所では収まらないくらい楽しめたので、★5.0とさせていただきます。大傑作。今後、これを超えるアニメ映画を見れるとは到底思えません。超大人気ですので、あと1ヶ月以上は放映することでしょう。この機会にアニメを一気見し、最高のひとときを堪能してください。
五つ子よ永遠なれ。文句はいろいろあるけど、なんだかんだで幸せな気分で見終われてよかった!
当方、アニメは一期、二期ともリアルタイム視聴。
ただし、原作は未読である。
思い入れたっぷりに絶賛されている方、作品愛ゆえにクソミソにけなしている方、双方に申しわけないのだが、自分は「五等分の花嫁」のたいしたファンではないし、作品への感情移入も正直あんまりない。
ただ、TV版24話も観てきて、どう終わったかも知らないってのもさすがに居心地が悪いので、誰が選ばれるかこの目できっちり確かめて、二期終了後の残尿感をすっきりさせたかった、というのが主たる視聴の目的である。
TVアニメ版の何が気に食わなかったかというと、まず一期はそもそもクオリティがあまり高くなかった。
キャラデザや色彩設定がかなり微妙なうえに、作画や動画のおかしい回も多かった。
作品の前提条件にもなんとなく合点がいかなかった。「五つ子は同じ顔」だっていいながら、どう見たって顔自体「ちゃんと見分けがつく」ように描かれている。それが作中では普通の人には「見分けがつかない」という前提になっていて、しかも髪色と髪型を揃えただけで、今度は視聴者にも「見分けがつかないキャラ絵」にすり替えられる。
これって、さすがに客側に「設定」を押し付けすぎなんじゃないのか?
それ以上に納得がいかなかったのが、お話の進め方があまりに雑だったことだ。
原作由来なのか、脚本が悪いのかよく分からないが、このアニメでは「誰かを探して飛び出した」のに、出先で「別のイベントが発生して」、そのまま探し人そっちのけで延々別件のほうにかまけてたり、誰かが熱とか出して倒れたのに、しばらく後のイベントではケロッとしていたり、相手が病気であることを全く考慮しないような言動に他の姉妹が出たり、といった「話の流れや心理の流れがどう考えてもおかしな」部分があまりに多すぎるのが、とても気になっていた。
二期になって、絵柄も作りも格段にマシになったが、細かいところの展開のおかしさは相変わらずで、ナラティヴがどう考えてもうまくつながらない話数(4話、8話、9話など)などは、一体どうしたものかと思ったものだった。一期以上に風太郎がSっぽくなっていて、五つ子もやたらギスってるのが、けっこうしんどいってのもあったし。
一方で、設定とキャラに惹かれたからこそ、視聴を継続していた、という部分も間違いなくある。
もともとギャルゲとエロゲ育ちで、この手の話は大好物である。
「五つ子」との恋愛というアイディア自体、とても興味深かったし、それぞれのヒロインのキャラがしっかり立っていたのはとても良かった。風太郎が5人のあいだでふらふらしたりせず、ストイックに家庭教師に徹していたのも好感が持てた。あと僕自身、中学生のとき、同学年女子&年上の男子の家庭教師をしばらくやっていたことがあったので(自分からではなく、教師だった親に頼まれてだが)、実はとても懐かしい設定だったりもした。
何より、「ヒロイン全員本当に底辺のバカ」ってのは、ずいぶん新鮮な試みだ。「可愛い女の子はおしなべて秀才」というベタなお約束を超えた、ある種のジェンダーフリーまで成し遂げているようにすら思う(笑)。
作者サイドの試みでいえば、この設定特有の要素である「入れ替わり」のヴァリエーションを徹底的に追求していたのは、良いチャレンジだった。また、「五つ子」という要素を、単なるギャルゲ的な恋愛対象としてだけではなく、アイデンティティ不安と個の確立、他者性の獲得、独立と連帯といった「一卵性ならでは」の方向で生かそうとしているのにも感心した。
要は、文句はたれているが、嫌いではなかった。そういうことだ。
で、今回の映画版である。
まず、尺はかなり長い。
かなり長いが、内容からするとこのくらいはあっておかしくない。
作画は、TVシリーズよりはだいぶマシだが、
最近のアニメ映画のレベルから比べるとだいぶ落ちる。
とくに、風太郎の表情作画にばらつきが多いように思う。
でも、ヒロインたちはとても可愛く描かれている。
とくに三玖はなんか牝として目覚めた感があって、かなりエロい。
なので、総じて言えば、観ていてそう嫌な感じはしない。
結論から言えば、僕はたいへん楽しめた。
感動して泣いたりはしなかったが、笑顔で映画館を後にすることができた。
なんだかんだで3年も付き合ってきたキャラクターが幸せな結末を迎えることができて、僕もふつうにうれしかった。
細部のゆるさというか、話の組み立てのおかしさは、正直TVシリーズから、あまり改善されていないようにも思う。原作を読んでいないから、奈辺に責任があるのかよくわからないが……。
たとえば、一例をあげるなら、文化祭の屋台の火事。
あんなことがあったら、出店禁止どころか、翌日からの文化祭の継続自体が危ういくらいの大変な大ごとなのに、男子はみんなで「なんで店出しちゃダメなんだよ?」とかぶー垂れてるし、女子は相変わらずいがみあってる。クラスで仕切ってた風太郎も責任を感じている様子などみじんもなく、他人事みたいに放置している。だめじゃん。
あるいは、実のお父さんの作中での扱い。
実父が誰かわかるって、それだけで1話も2話も使っていいような大イベントじゃないのか?
なんか、五月の母親コンプレックスを解消させるきっかけ程度の扱いで、ただのゴミみたいに退場させられてるけど、後ろに並んで五月応援してる4人って、こいつが父親だって知ってたんだっけ? 4人が、自分の本当の父親が誰かわかって、あんなに他人事みたいにふるまえるキャラだとは、僕にはとても思えないんだけど。逆にみんな知っていたとすれば、五月だけが知らない理由がよくわからないし、そもそも出ていった経緯も母親への仕打ちも知識として知ってるのに、素性や何をやっている人物かを全く知らないうえに、探したそぶりもない、なんてことがありうるんだろうか?
四葉が意識を喪うような倒れ方をして、病院に担ぎ込まれてるのに、翌日何事もないかのように文化祭に戻ってて、告白がどうの、3時に集合だのと、前日のことが何もなかったみたいな扱いになってるのも、さすがにどうかと思う。あげくに、四葉は全力疾走してるし、そのとき回りで「身体を気遣う」ような発言をする人間が一人もいない。そういや、風太郎の林間学校とか入院とかのときも、おんなじようなシチュエーションがあって、病人は似たような扱いを受けていた気がする(うろ覚え)。
だいたい、「最後の祭りが〇〇の場合」って、フラグ分岐したときに使う日本語ではないのか。
最初はそうだと思って観ていたのだが、各分岐であまりに重要なイベントが起こりすぎてて、他のルートで起きなかったと考えるのは無理がありすぎるので、どうやらこれは「一本道のストーリーを5つの視点に分けて、繰り返し描写しているらしい」ということに、途中で気づいた。
ってなると、風太郎は、たった三日の間に、さまざまな五つ子の前に足を運んで、それぞれから粉をかけられ、複数人からキスをされて、それぞれの生涯に残るようなイベントをこなして、その間に起きた出店の火事とか、父親の登場とか、四葉の入院とかといった「大事件」をほぼまるっと「スルー」したうえで、最後に誰を選ぶかって話に(五つ子も含めてみんなで)夢中になっているということになる。大変な過密スケジュールに加えて、まあまあの人でなしに思えるのは僕だけか?
作劇上ひっかかる点は、上げ出したらそれこそきりがない。
作中時間で言えば大して経っていないはずの、修学旅行での一花のやらかしとか、ニ乃や三玖の告白イベントへのリアクションが、風太郎・五つ子ともびっくりするくらい薄いこと。
文化祭の班分けで男女が対立して別の屋台を出すとか大変な事態になっているのに、風太郎がほとんど関心なさげに仕切っていること。
竹林の出し方も、さすがに適当すぎないか? 五つ子の恋の心の導火線みたいな扱いで、あんなやっすい扱いで出していいキャラだったんだろうか。
何よりひっかかるのは、最終的に選ばれた相手(一応名前は伏せておく)がなぜ選ばれたかが、作品だけからは今一つ判然としないことだ。
これにはたぶん理由があって、風太郎のなかで「幼い頃に出逢ったレナ」への想いの部分と、高校で再会してから育まれた想いの部分が、どう折り合いがついているかについて、ちゃんとした説明がないままに告白イベントになだれ込んでしまうのが一点。それから、「誰を選ぶか」を読者に対する最大の謎としてお話を引っ張るために、風太郎が折々に感じて来たはずの「特定相手に対する慕情」が完全に伏せ札のまま進行してきたせいで、観客もずっと横で付き合ってきたはずの風太郎が何を考えているかわからないのが、気持ち悪いのが一点。
もう少し、すっきりと「まあでもそうだよね、最初から考えてみたら、この娘を選ぶ以外なかったよね」と思わせてくれたらよかったんだけど。
と、さんざん文句を言い立てておきながら、今更なんなのだが。
総じて言えば、恋愛ものとしては、ふつうに面白く観ることができたのもたしかだ。
結局、「ナラティヴ」にはいろいろ問題があっても、「キャラクター」にはそれぞれ一本筋が通っていて、ブレがなく、ちゃんと愛着がもてるように描かれていたから、メインの部分は充分堪能できた、ということだ。
五つ子の魅力という意味では、TV二期では感じの悪い役回りを引き受けていた一花やニ乃も、しっかり親近感をもって可愛く描かれていたし、一定の自信をつけて多弁になり、ぐいぐいと発情顔で攻めてくる三玖にもドキドキした。四葉は「明るく前向きで誰にでも協力的」なキャラそれ自体が「後から自分にかけた呪い」である点がしっかり掘り下げられていて、ちょっと鍵ゲーの「トラウマ解放療法による救済」みたいなところがあって、ぐっと痺れた。五月も、推しのファンからすれば物足りないだろうが、ほぼ食欲魔人のマスコットキャラに堕していたTV版での扱いを考えれば、ひとりの女性としての見せ場は十分にたくさんあったと思う。
とにかく、たんなる惚れたはれたの恋愛話に終始せず、五つ子の成長と自立の物語として、きちんと完結していたのが良かった。
自分と同じ遺伝子を持った人間が5人いるという、究極のアイデンティティ・クライシス。
全員が最大の味方であると同時に、最大のライヴァルであるというアンヴィヴァレントな状況。
そのなかで、敢えて「個」を求め、「特別」を求める心の動きを「最初に」芽生えさせ、そのために闘い、傷つき、やがて挫折した少女が、風太郎に選ばれて、恋愛の勝者となる(=最も救済されるべき存在となる)という構図も、非常に理にかなっている。
かつて五つ子の紐帯を疎ましく思い、そこからの脱却を願って戦ったあげくに「しでかして」、逆に五つ子の紐帯の最大の「守護者」となった少女。
彼女を解き放てるのは、五つ子の「外」の世界からやってきた、風太郎しかいなかったのだ。
女優として花開いた一花だけでなく、五人は五人なりの道を見出して、それぞれのアイデンティティ・クライシスを克服する。その手助けになったがゆえに、風太郎との出逢いと慕情は、「勝った」少女だけでなく、「負けた」彼女たちにとっても単なる苦い失恋の過去とはならない。
その意味では、負けた4人の在り方は、京アニ版の『クラナド』のサブヒロインたちに近いのかもしれない(原作ゲームでは、選ばれたヒロイン以外、その世界線では救済されないシビアさがあるのだが)。
それから、実父の扱いは酷いものだったが、マルオお義父さんの扱いは素晴らしかったと思う。
もしかしたら、映画版で最もドラスティックに「救われた」のは、このマルオだったかもしれない。
彼は、ようやく、心から愛した女性の遺した少女たちと、「真の家庭」を手に入れたのだ。
すがすがしいラストシーン。
僕は胸いっぱいの多幸感を感じながら、映画館を後にした。
なので、作品に文句はいろいろあるけど、やはり敢えて言いたい。
こういう形で映画版にまとめてくれて、ありがとう、と。
そして、「五つ子よ、いつまでもお幸せに!」
一花と三玖が好き。 TVシリーズを通して、親側の描写が少なく、今回...
一花と三玖が好き。
TVシリーズを通して、親側の描写が少なく、今回の展開は唐突感。
花嫁が誰かという話のオチが、辻褄合わせにしか思えないが、泣かされた。
きちんと5人に見せ場もあり、良かった。
無難&普通
原作をそのまま映画にしましたという映画。
原作読んでたので驚きも感動もない感じでした。
五等分の花嫁のファン以外は見なくてもいいと思います。
当方四葉推しだったのでポツポツとニヤニヤできてとても良かったです。
DVDは多分買わないです。
一回見れば充分という内容だと思います。
漫画ーアニメー映画化の最も成功した例
構成がほぼほぼ完璧、初めに結婚式(ラストの)を少し見せ、現在に戻り、結婚式の相手を探す学園祭。そこに昔の事や、思い出(アニメの振り返り的な?)を入れて、全員分のif結果を出して誰が選ばれるか分からないようにする(原作ファンは既にわかっていたと思うが)。しかし、原作を知らない人でも若干気づけるようなミスリードも入っていた(四葉の時だけ、頬が赤くなるなど)
最後に、1つ個人的な願望とすれば、四葉との結婚式の誓いのキスシーンがあればなーと思った。
ちょっと長いよね
原作は読んでいません。
無事に完結して良かったですね。
こういう使命を帯びた劇場版は、今まで作品に寄り添ってきたファンに納得してもらわないといけないので、制作側も大変だと思います。本作は五人のうち誰を選ぶかが主題なので、それぞれを平等に扱わないといけない。それが、中盤。『ドリブ大爆笑』の『もしものコーナー』。これがとても長く感じました。推しがいるみんなさんにとっては大事でしょうが、2時間で観る作品んとしてはバランスが悪いと思います。おかげで、最後に選ばれる理由がボケてしまい、クライマックスの感動が半減しています。もしこれをやるのであれば、テレビで1話づつやるとか、OVAにするとか方法はあると思うのですが。
映像は悪くは無いのでしょうが、劇場版として見る必要があるものではない気がします。
声優さんは、元々実力のある方々なので流石の演技です。
テレビシリーズ等しての作品としては大変楽しめましたが、映画単体としては普通クラスと思いました。
五月ファンは観に行かなくていい映画
※ネタバレ注意
2期で一花・二乃・三玖(言い方悪く聞こえるかも知れませんが特に三玖が贔屓されてた)が活躍していたので映画では花嫁の四葉の次に五月を目立たせてくれるのかなと思ったのですが。
五月が目立つプールのシーンは会話も無しに一瞬で終わってしまい、五月が風太郎に短い間だけでも恋をしていたシーンもカットされて悪い意味で驚きました。
五月は四葉の恋を応援していたから恋愛に参加するのが遅れたのにカット祭りで正直ふざけるなって気持ちで一杯でした。(五月が自分の気持ちに気付くのが遅かったのも悪かったのですが)
五月が四葉の事を気にかけていたシーンをもっと入れて欲しかったです。
風太郎と四葉が結ばれた事に気持ちよく祝福したいつもりで映画に来たのですが後半は早く帰りたい気持ちで一杯でした。
一番腹立ったのは教室で風太郎と五月がネズミのマネしてチューチューしていたから此れがキスのメタファーだって原作者様が発言した事です。腹立ち過ぎて数時間以上泣きました。五月ファン馬鹿にしてるのかなって思いました。この発言が無ければ態々レビューにまで文句を言いに来ませんでした。
後、推しが活躍しない映画のパンフレットを購入してしまって凄く後悔しました。
星は全く付けたく無かったんですが、無堂とのシーンはあったので星0.5は付けます。
原作が好きで、アニメはストーリー展開と作画は満足していないが、好き...
原作が好きで、アニメはストーリー展開と作画は満足していないが、好きな声優が多数キャスティングされており、映画も見に行ってよかった。
最終的に結ばれるヒロインが分かっているからか、映画が始まった所から一本道に感じられ、ハラハラ感は少なかったが、姉妹愛や家族愛に満ちており、何度も泣きそうになった。
ヒロインを演じた声優陣が、小さな子供の声も演じきっており、人気実力ともに高いプロの演技だったと思う。
見に行って本当に良かった。
しかし、映画の途中で映像が途切れたのが非常に残念だった。
作品のせいではないが、それがマイナス0.5
見に行ってよかった
アニメ一期からハマり漫画全部読んでラストを知ってちょっとがっかりしてて二期見てなかったが特典に釣られて見に行った結果かなり良かった。正直あんまり好きではなかった子も漫画ではなくアニメ、映画館で見ると可愛いと思ってしまう手のひらくるくる状態。5人もヒロインがいる中映画一つでよくまとめたと思う。
愛にあふれた作品
以前から知人に勧められていた「五等分の花嫁」ですが、なかなか時間が取れず、原作もテレビアニメもこれまで一度も見たことがありません。しかし、本作の高評価を目にして、予備情報を一切入れぬまま鑑賞してきました。なるほど世間の評判通り様々な要素の詰まった素敵な作品で、劇場版で触れられて大満足です。
ストーリーは、幼い頃に父と生き別れ、母をも亡くした五つ子の美少女と、彼女たちの家庭教師でもある同級生の男子との間に芽生える恋心を描くラブストーリー。男子ならみんな大好きハーレム展開で、この設定だけ見ると安っぽいムフフアニメと思われがちですが、ここに様々な要素を詰め込み、人間ドラマとしての深みを足しているところが、本作が多くの人から支持される理由でしょう。
男女の恋愛はもちろん、親子愛、姉妹愛など、それぞれの人物が自分と繋がる人たちを大切に思う気持ちが、丁寧に繊細に描かれているような気がしました。なかなか面と向かっては言えない心に秘めた想いを、ためらいながら意を決して口にするシーンは、どれも熱かったです。おそらくテレビシリーズから持ち越されたであろう結末を、本作ではっきりさせたという点からも好印象です。
テレビアニメ版を観てないので比較はできなませんが、映像はある程度のクオリティを保っていると思います。欲を言えば、劇場版としてもう一段高いレベルで描いてほしかったし、そうなら大スクリーンでさらに映えたと思います。
キャストは、ハーレム大王といえばこの人、松岡禎丞さんを筆頭に、五つ子役に、花澤香菜さん、竹達彩奈さん、伊藤美来さん、佐倉綾音さん、水瀬いのりさんと、一流声優をずらりと並べた豪華な布陣でパーフェクト!やはり劇場版アニメはこうでなくてはいけません。
ただ、少々残念なのは、一見さんにはやや不親切だったことです。テレビシリーズ視聴が前提のような感じで、一切の説明なく始まるので、しばらくはキャラの名前も相関も全くわかりませんでした。それでも、しだいに理解できますし、周辺人物はあとから絡んでくるので、そこまで困ることはなかったです。それよりも、本作で描かれてないシーンが回想として何度も挿入されていたので、やはりテレビシリーズ視聴後のほうがより楽しめたのではないかと思います。これを機に、テレビシリーズも観てみようと思います。
ありがとう
満足する内容でした。
というか序盤から感極まってウルウルしてましたが、最後までそれが止まらない。
原作勢やアニメ勢とかどないでもええけど、この作品を好きなら見る価値は全然あると思いました。
ただね、グッズや入場者特典欲しさ(転売クソ人間、生きる価値無し)の為に初日に席取れなかったのがすごい悔しい。
グッズはある程度買えたけど、アクリルスタンドが全員揃えられなかった。
本当は⭐️5付けたいけど、クソ人間のせいで初日に席取れなかったので、-0.5です。
それが無ければ満点どころか200点付けてもいい。
また見に行きます。
転売勢消えろ
ネタバレからの開放
冒頭の結婚式のシーンで、髪の色が明らかにあの子だなぁ、と思ってたらそのままの結果だった。気のせいかもだけど、多分わざとかな。
情報遮断してたけど、ようやくネタバレの恐怖から開放されました。笑
さて、「誰と結婚するの?」という出オチの発想から始まった今作。
終わってみれば恋愛だけでなく、姉妹愛、親子愛、そしてそれぞれが自分と向き合うことで成長するという多面性を見せるようになっていった。
風太郎が出した結論も、「誰を最初に見分けられるようになったか」という、それまで頻繁に出てきた課題を絡めながら、客観的にはロジカルに、でも主観的には感情的に選んでいるところも良かった。
TVシリーズにしてしまうと、学園祭の話の順番で初めの方の子の印象が薄まるから、映画で一気にやったのも正解だと思う。
泣けた、とかではないけど、既存のハーレム•ラブコメのテンプレに収まらない筋書きと声や表情の芝居で、とても柔らかい気持ちで観終えることができた。
スタッフ•キャストの皆様、お疲れ様でした。
全139件中、61~80件目を表示