「今見えているものだけが全てではない」ミラクルシティコザ shimeji'slistさんの映画レビュー(感想・評価)
今見えているものだけが全てではない
クリックして本文を読む
たまにふらっと訪れるコザ
ドーナツのある映画館やソーセージ屋さん、食堂に珈琲屋さん、お洒落なカフェまで色々なお店が閑散とした街の中にもそれぞれの佇まいで花を咲かせています。
私はたまに訪れるだけなのにそこにいる人達はみんな温かくてまるで自分の地元に帰ったかのようなそんな感覚すらも覚えます。
この映画を見てやはり昔も熱くて素敵な街だった、しかしその裏にはここに暮らした人達にしか分からない苦しい過去があったんだと知ることができました。
そんな一昔前のコザにどっぷり浸らせてくれたキャストの皆さんが本当に素晴らしかったです。主演の桐谷健太さんの難しい感情を表す表情や思いっきり泣くシーンが鑑賞から時間が経った今でも記憶に残っていますし、マーミー役の大城優紀さんは仕草の一つ一つから声・セリフまで本当に愛らしいキャラクターに仕上がっていて彼女が出てきた後は映画の中の雰囲気が軽やかだけど心にこびりつく哀しさを含むなんとも言えない空気を纏っていました。どうにもならない苦しさってこんななのかなとちょっと思ったりしました。
県出身の俳優さん達が沢山起用されていて方言がとにかくすごい笑
↑確実に見所の一つになっています。
音楽を担当したORANGE RANGEが私たちが小さかった頃とは全然違うスタイルの曲で登場!
明るい中にも悲しみが伝わる、映画をよく表現した素敵な歌でした。桐谷健太(IMPACT)ver.は鳥肌がたちました。ORANGE RANGEだけでなく劇中の音楽がことごとくカッコ良いです◯
またこんな沖縄満載の映画が見たい!ということで南の島のフリムン観てきます。
コメントする