「序盤は面白い」コンティニュー J24さんの映画レビュー(感想・評価)
序盤は面白い
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ゲームで主人公が死んだ際直前のセーブスポットからやり直しスタートする経験はあるだろう。
それを現実世界でもし行えたら〜ってのがこの作品のメインストーリー。成功まで250回近く死にその度に蘇り同じ事を繰り返す苦しみ、そして何よりも250回分の死ぬ痛みを経験する肉体的な苦しさ、そして時には愛する者を失う精神的な苦しさを何度も味わいさせられる。
ゲーム内の主人公達も大変だなぁなんて思えてる…
序盤は何度も死にその際に次に繋がるカードやヒントを得てコンテニューし直す描写は惹きつけられる。
成功へのプロセスとなる伏線なんかを想像しながらゲームをやっている感覚で楽しむ事ができる。
ただ後半は結構強引な展開に感じた。というのもあの世界を滅ぼすまでの強力な科学の説明が非常に大雑把で、何度もコンテニューし直す事ありきの成功へのプロセスはゲームのコンテニューとは少し意味合いは異なる。
ロイが世界滅亡阻止への鍵となるが、その鍵になるきっかけも妻の強引な流れでなんかイマイチ興奮しない。
序盤は面白かっただけに終盤の強引な流れが結果的に凄く印象に残り物足りなさを感じてしまった。
ストーリーとは異なるがナオミワッツは相変わらず美しかった。この作品でもそれが強く印象に残った。
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